どーも、Wunderです
ASDタイプにとっては、最大の鬼門、対人関係について、今日は書こうと思います
私は対人関係がだいの苦手です
そもそも人の目を見るのが苦手で、人といると、自動的に萎縮してしまいます
気の合う友人との1対1トークは、私の場合、そう苦痛ではありませんが、相手が2人以上になると、もう無理です
どうも脳の処理能力的に、2人を相手に、それぞれの人に気を遣いながら、言葉を選んで、2人のトークにいい形で参加する、というのが、厳しいみたいです
このことに気付く前は、がむしゃらにおしゃべりに参加しようとした時期もありました。
もまれている間に、コミュニケーション能力もブラッシュアップされていくだろうと思っていたのです
でも、結果はいつも同じでした
ふいに私がする発言に、相手がムッとしたり、引いてしまったりするのです。
後から考えると、配慮が足りなかったと思うのですが、その会話の場においては、会話をしながら、そこまで気を回して、落ち着いて言葉を選ぶ、ということが、どうしてもむずかしいのです
私は社会生活を送る上で今、次のような作戦をとっています
・職場の会話において、会話の場にはいるが、積極的には会話に参加しない
積極的に参加しようとすると、どうしても、無理をして、結果、相手に嫌がられます
一方、定型発達が多数をしめる職場では、この「一見、無意味に思える世間話」の中で、お互いの意思を確かめ合ったり、チームとしての関係作りをしたり、時には話が発展して仕事の重要な決定が行われたりします
このことに気付く前は、定型発達者の世間話がはじまると、私はその場を離れてひとりになってくつろいでいました
が、それは一見、楽ですが、長い目で見ると、職場のチームからつまはじきにされるリスクを高めてしまいます
(実際、自分だけ情報がこなかったり、助けてもらえなかったり、提案を受け入れられなかったり、したことも、たっくさん、たっくさん、あります)
そこで、職場の会話の場にはいる。でも、話を切り出したりはしない。話をふられたら、「あたりさわりがなさそう」と(自分なりには)判断できるトークを返す。
ただ、このことだけに、意識を集中しました
すると、会話に参加しよう、参加しようとやっきになっていたときには、聞き逃していたり、意味が分からなかった会話の細かい部分や、場の「雰囲気」が、少しずつ、分かるようになってきました。
たぶん、発信することにエネルギーを使わなくて済む分、しっかりと場の会話についていくための情報収集に、エネルギーを回せるのだと思います
すると、面白いことに、場の「感じ」が少し分かってくるので、話を振られたときに、どう返せば「定型発達的に適切か」を、以前より高い精度で考え、発信できるようになってきたのです
すると、職場の同僚の反応も、好意的なものが増え、それを感じる私は、少しずつ、以前よりコミュニケーションや相手に対する恐怖が薄れていったのです。
これは驚きでした。
「みんなの会話についていきたい。僕もみんなみたいに、仲良く話したい」と強く願っていた頃には、傷付くことしかなかった2人以上の会話。
それが、
「僕はみんなみたいに話せない」と肝に銘じて、慎重に、「そんな自分でも、できること」に限定して行動することで、まわりの反応がプラスになり、自分も少し余裕をもって、会話できるようになっていく、という好循環に変わってきたのです
無論、少しでも、「自分は会話が下手」ということを忘れて、楽しく発信をしようとすると、すぐに、相手の反応が、微妙なものに変わります
(悲しいけど、調子、乗れないのよね、、、)
でも、そんなときは、はっと気付いて、また自分の特性を肝に銘じ直す
その繰り返しで、少しずつ、職場で定型発達の人たちといることが、苦痛ではなくなっていきました
以上、発達な私なりの対人戦略の一つを紹介しました
誰かの役にたてれば幸いです
また、発達仲間で、もしもっとうまい方法をもっている方がいましたら、ぜひアドバイスくださいませ
それでは、今日はこのへんで。