休日の伊藤。
東京都は目黒区にフィンガーライム農家がいると聞き突撃。
育てているのは「根岸ぶどう園」さん。
目黒区には十数件しか農家ない農家の一つ。
宮崎でフィンガーライムに出会い、栽培方法が確立されていない試行錯誤の末、去年より東京産フィンガーライム、「ジュエリーライム」を発売。栽培法方を工夫することにより、通常のものより種が少なく口当たりが良いことが特長だ。
オーストラリア原産で商業利用は1990年代半ばからという比較的新しいフルーツ。
近年は需要が高まり、商業的に増えたそう。
ここで所謂一般的なライムについて少し。
普段我々が見かけるのはメキシカンライム。日本国内でも育てられるが、そのほとんどがタヒチライム(メキシカンライムより少し大ぶり)。
さらに伊藤調べによれば
コロンブスがカリブ海にライムの種子をもたらすのは1493年。
この二つがカクテル界に登場するのは1895年頃とのこと。
話を戻す。
「ねぎしぶどう園」さんでは現在10種ほどのフィンガーライムを育てている。
今実っている5種を試食。
以下感想。
そして、フィンガーライムは押し出すと出てくるつぶつぶ(柑橘類のつぶつぶは「さじょう」というらしい)がとにかく楽しい。
まず、総合的な感想として
「美味しい」
ライムをカクテルの1パーツとして使うことはあれど、そのまま食べることはまずない。
酸甘味のバランスが素晴らしく、このままずっと食べていられる。
そして、国産の柑橘類を使うたびに思うことだがピールに油分がしっかりと含まれており香り高く皮ごと食べても趣がある。山椒のような香りがする。
思案の末、リトルビューティを主に持ち帰った。
お客様にはシンプルに撫でたりくすぐったりつついてみたり、愛でて味わってほしいのでシンプルな形のカクテルにする。
「根岸ぶどう園」様にて剪定されたフィンガーライムリーフとリスボン種のレモンの葉を頂戴して我らが推す、マスカットを一本につき10kg程度使用するフルーツの蒸留酒、シンガニに漬け込む。
マスカットのフルーティな香りに柑橘の葉の夏らしい爽やかな香りがあわさり◎
シンプルにトニック割にして、フィンガーライムを口に含み酸を補完する感じで。
さじょうを浮かべてみてぷちぷちシンガニトニックにするのもいいかもしれない。
個人的には皮ごと口に含んで飲むのがオススメだ。
色々な形でぜひ愛でていただきたい。
提供は、B&Fにて。
伊藤がいる日に限り、直近だと
8/3、8/5。
少量入荷のため、その二日間で売り切れてしまうと思う。
飲みたい方はお取り置きしますのでご連絡のほどお願いいたします。
ねぎしぶどう農園さん
ありがとうございました!!!