ごきげんよう!伊藤です


ラモスについて長々語りましたところで、早速オレンジフラワーウォーターを作ってみる。


伊藤のお店ではオレンジフラワーウォーターは抜いてお出ししていたのですが、調べているとどうやら入れるのが正統なレシピのよう。



オタクとしては一度作らずにはいられない。



今回はUzumaさん



の減圧蒸留機を用いて作る。

詳細についてはUzumaさんがツイートや記事にしているので、ぜひそちらを参照いただきたい。 



偶然、Uzumaさんがお店にいらしたタイミングで蒸留を開始したので色々と御指南いただいた。



お花など空気をたくさん含むものを蒸留する際は


「脱気」に特に気を使う、とのこと。


扱う人には結構重要な情報かも。



最初は爆発しそうなぐらい沸騰していたオレンジフラワーも脱気作業を繰り返すことで穏やかに泳ぐ。

ほら?見て、アクアリウム…



願わくばオレンジフラワーとワルツを踊りたい。


想いを馳せる。




今回は(今回は花弁を10g使った。) 40g程度の芳香蒸留水を回収した。


もちろんカクテルに使う部分が40g程度で、香りは薄いが芳香蒸留水はまだまだ採取できる。


こちらは無水エタノールと合わせてお手洗いの消臭剤とした。


是非お手洗いに行った時にこっそり10pushぐらいしてほしい。


より善い体験ができると思う。







 ​出来たぞ!ラモスのジンフィズだ!!






ファンシー!!!カワイイ!!!

コリンズグラスがあればもっとモコモコを高くできる。


これがラモスのジンフィズ…。

オレンジフラワーウォーターを入れなくても十分美味しいけど、入れるとより複雑さが出て飲み飽きない、美味しい…!




ラモスジンフィズ作成に関してのテクニカルな話とかその他はこの動画を参照いただきたい。



Alfredo Modern Cocktailsの渡邊さんは伊藤と友達として日頃より親しくしてくれている。(大変恐れ多い)




動画にあるかないか忘れたけど


・何らかの処方で卵白の生臭みを無くす。


・ふわふわに泡立てる。


・最後炭酸を注ぐ時に一分ぐらい我慢する(泡が凝固しないとモコモコが立ち上がらない)


このカクテルを美味しく作る上で気をつける点は多分この三点。


みんなもやってみてねー!!!





 おわりに


1900年代までにラモスは自分のフィズを


「One and Only One」


と呼ぶ。


カッコイイ。