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星空撮影日記

β-SGRこと、アルカブの機能を使って、自分の撮影環境を分析してみました。


アルカブには、単にピントを合わせるだけでなく、撮影した画像から更に細かな分析が

できるのですが、試しに、先日Canon 40dで撮影した状況を分析してみました。


まずは、焦点分析。

図のとんがったピラミッドみたいな所が、ピントを評価した星像があるところと考えて

良いと思います。これを見ると右半分が突き出していますので、カメラが傾いている

事が分かります。
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では!という事で平面的に表現すると、平面フィッティング図になります。

なかなか豪快に傾いていますね。左右で±0.02ですから40ミクロンの傾き

という事でしょうか?
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さて、平面フィッティングを先に持ち出したのは、傾向が分かりやすいためなんですが

本来はもう少し柔軟にフィッティング状況を把握できる曲面フィッティングを使うみたいです。

これが、なんとも奇怪な形状。。
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なんだこれ?いったいどんな状態なんだろ。

傾きを修正してから、データ取り直す方がよさそうです。


昨晩は久々に晴れの週末予報。

撮影に出かけましたが、どうも冴えない空。

(撮影拠点を変える事も、考えないといけないかも知れません。)


実は、今、CFWとβ-SGRを接続するリングを作成してもらっている所で

フィルターボックスもバラしてしまい、冷却CCDを組み立てるのが面倒です。


そこで、鏡筒をTOA-130にして、初めてCanonの40dで真面目に撮影

して見る事にしました。


気温も下がっているのでそんなにノイズに悩む事はなさそうです。


いつもの記念撮影。


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β-SGR制御ソフトの使い方は大分分かって来たので、不安はありません。

マキシムでなく、EOS Utilityでも対応できるのか調べていたら、制御ソフト

自身の名前がArkab(アルカブ)だと気づきました。てっきりシステム全体の

マスコット・ネームと思い込んでました。


本当はNikon D3で撮影したかったのですがRAW画像をアルカブで読み込んだ時に、

サポートされていないフォーマットなのでCODECを導入しなさい。というエラー

が出て、うまくいきませんでした。


Canon 40dのRAWは、すんなりと使えたので、40dで出撃です。EOS Utility

との連携も問題ありません。fitsファイルに比べて、RAWは少し読み込みに時間

がかかるかな?と感じましたが、厳密に比較したわけではありません。


またまた、かなりの時間をかけて望遠鏡を組み立て、自動導入の初期設定の為に

鏡筒を天頂にむけると、きしみ音を立てて鏡筒が下がってきました。


以前、K-ASTECの鏡筒バンドは、ジャスト・サイズと書きましたが、それは鏡筒の

真ん中でバランスが取れている時で、バランスが鏡筒の細い方に移動するにつれて、

バンドの固定ネジを、かなり、きつくしめないといけなくなってきました。


更に、CFWもつけるので、きっちり固定できるかちょっと不安です。実は組み立てている

時点で下がってきていました(あれ?と何度か思ったのですが、気のせいかと)


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同じような不安を、TOA-130の接眼部クランプにも感じています。何か特殊な固定方法

らしいのですが、クランプを一杯まで締めても、ピント調整ノブでドロチューブを易々と移動

できます。大丈夫かなぁ?


昨晩の結果です。前回のリベンジで繭=>M31=>M45と思っていましたが、うす雲が絶えず

流れてきて、ガイドも乱れる始末。途中で帰ってきました。


繭は10分10ショット撮影して、まともなのが、3枚という悲しさです。


後、途中で帰って来たのは、やっぱり冷却CCDを知ってしまうと、DSLRでは頼りないなぁ。と

思ったからで、なんというか、撮影直後の画像のパンチ力が違うんです。


冷却CCDで初めて撮影したときに、PC画面に映る画像にぞくっ!としたんですが、今回DSLR

で改めて撮影してみて、「あ~、こんな感じだったなぁ。」と。

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露出10分 3枚合成。(ISO400)

いつものように、ステライメージの言いなりDDP(汗!)


まさにお星様一杯なのですが、ブログにUpする際に

ファイルを2MB未満に圧縮しないとならず、小さな星

がつぶれてしまいますね。。。


ガイドが問題なく稼動したら、いよいよβ-SGRを使ってピント合わせに入ります。


10.β-SGRを起動し、”フォーカス評価”ウィンドウを開く

ピント合わせには、このウィンドウを開いておく必要がある。

あらかじめ”フォーカス評価”を開いていない場合、後のキャプチャー

操作時に、指示がでる。
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11.電動フォーカスI/Fを開く
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12.電動フォーカスI/Fから”撮影ボタン”を押して、1枚撮影
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マキシムが自動的に撮影する。撮影時間は”撮影ボタン”の右側で設定できる。


マキシム起動後初めての撮影ではCFWはポジション1に移動するように動く。
あらかじめ、何か撮影してる場合はそのフィルター・ポジションを保持するのでポジション1に

Luminanceを配置しておくと間違いが少なそう。


13.撮影した画像は”ファイル入力”で手動で読み込む
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この操作が手動なのは、多分、撮影済みのファイルを

使ってピント評価が出来るようになっているため。


-要注意点-

同一フォルダーに、複数のピント評価用ファイルがある場合

(何回かピント調整をしていると勝手に溜まる)最新のファイル

つまり、今撮影したファイルを選択する。


キャプチャー開始時には、フォルダーにある、選択したファイルよりも

新しいファイルが、最初に分析される仕様のようである。下図のような

ファイル選択をすると大変な事になる。
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最初、カメラが撮影もしていないのに、次々に画像が取り込まれて

驚いた。しかもファイル分析処理はCPU100%を使い切る重たい処理

なので、PCが操作を受け付けなくなる。


14.キャプチャー開始
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開いたファイル上で、ピント分析をする星を選択する。

範囲選択部分を右クリックすると、メニューから選択範囲の拡大”ルーペを開く”

と”キャプチャー開始”が選択できる。


15.サンプル開始

キャプチャーを開始したら、電動フォーカスI/Fから”サンプル開始”ボタンを押し

撮影を行う。必要なサンプル数とステップ幅(ピント移動幅)はフォーカス解析I/F

上で設定できるが、省略時解釈で使っている。
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ピント合わせの所要時間は、Thinkpad T40で約3分50秒。

フレーム撮影毎にCPUが100%になるので能力の高いPCではもう少し早くなるかも

しれない。(T40はPentium M プロセッサ 1.30GHz)


16.ここでβ-SGRを終了させるとマキシムからカメラが切り離されてしまう。
   なので、β-SGRは起動させたまま撮影に入る。


17.ピント評価後のマキシムの状態はβ-SGRからの設定が反映されている。

   Sub-Frameのチェックがonになっていたりするので、Exposure Presetから

   撮影条件を読み込み直して撮影する習慣にした方が良さそうである。

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18.”Autosave Setup”画面の、”Filter”プルダウンから、CFWの位置を選択できるので、自動

   でフィルターを切替えながら、望遠鏡に触れる事無く各フレームが撮影できる。
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最後に

カメラ認識しない件については、再現していない。

 (たぶんステラナビをつないでいないから再現できていない)


 しかし、カメラをつないだ状態でPCバッテリーが切れてしまいスタンバイに入ることで似たような

 問題が起こった。しかも、PCの電源を切っても回復しない。


 色々やった所では、PCの違うUSBポートにUSBハブごとカメラをつなぎかえて、もう一度もとの

 ポートに戻すと回復できそうだ。

前回、カメラが認識しないトラブルで坊主になりましたが、今回手順が出来たので、

記録に残しておきます。


結局、試行錯誤した結果として、β-SGR制御ソフトを終了させるとカメラが切り離される

(Disconnect)のは間違いなさそうです。


ですが、カメラを認識しなくなるという現象は、再現できませんでした。今回の試行錯誤

ではステラナビをつないでいなかったので、こちらとの共存の問題かもしれません。


-手順書の前提-

・ピント調整している間は、星が視野内で動かなくする必要がある。

 なのでMaximDLはあらかじめ立ち上げてガイドを開始しておく。


・β-SGR制御ソフトを終了させると、MaximDLからカメラがDisconnectされる。
 ガイドの再スタートやCoolerの再開等 色々面倒なので、β-SGR制御ソフトは終了

 させないで、撮影開始する。


1.マキシムを立ち上げる
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2.カメラ・コントロールを起動する
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3.フィルターの設定をする場合は、カメラを接続(Connect)する前に行う。

  Connectしてしまうと”Setup Filter”のボタンが押せなくなる。
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  ”Setup Filter”から、ポジション毎に名前をつける事ができる。

  つまり、どのポジションに、どんなフィルターを装着しても此処の設定で大丈夫。

  次回からは記録されているので、再度登録は不要。
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最初、各フィルターの場所を、マキシムにどうやって通知させるのか心配したが

至って簡単だった。更に、フィルター・ホイールのポジションを、どうやって確認

すればいいのかわからなかったが、蓋を開けてみれば印刷されてました。


FLIのCFWの場合、ホーム・ポジションは”0”ですが、マキシムでは”1”から採番。

まあ、見れば分かりますね。。。
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4.カメラ接続
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5.冷却温度の設定(次回は記録されている)

クーラーONしてからでも設定温度は変えられる。
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6.クーラーON
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7.ガイド準備

 "Guide”タブから”Expose”ラジオボタンを押して1枚撮影

 (ピントはあらかじめ合わせておく)


 室内で撮影したので、星は写っていないが、撮影画面上でガイドさせたい星をクリックする。

 しばらく使っていないとついクリックではなく、範囲選択してしまって失敗する。
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 選択しないと、マキシムが勝手に明るい星を使ってガイドしようとするが、これが視野の端だったり

 すると大抵ガイドが安定しない。なので、違う星を選ぼうとして範囲選択を繰り返すと一向に言うことを

 聞いてくれないという事に。


8.キャリブレート

 ”Calibrate”ラジオボタンを押して、キャリブレーションを開始する。

 マキシムを気に入っているのは、ガイド対象としたい星を使ってキャリブレーションできること。

 他のソフトではキャリブレーションに使える星に制約がついている事が多かった。(天の赤道近くとか)

 しかし、赤道と天頂付近で同じキャリブレーション情報が使えるのか?という疑問があったし、実際使うと

 マキシムが一番精度良くガイドしてくれている。

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また、マキシムを使い始めてから、これまで1度もキャリブレーションに失敗した事がない。

他のソフトでは割と失敗したりして、神経を使う操作だと思い込んでいたのが嘘のようだった。


9.ガイドの開始(Tracking)

キャリブレーションが完了したら、Trackingラジオボタンを押してガイドをスタートするだけ。

マキシムでのガイドは、設定も簡単で、信頼性も高くすばらしいと思う。


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撮影もしないで(いえ、土日が曇っていたので)、星より機材に、また走ってしまいました。

先日届いたのが、これ。


FLIのCFW2-7です。


ML8300では2インチサイズのCFW(Color Filter Wheel)は必要ないはずですが、将来

の事も考えてこちらにしました。(えっ!将来、フルサイズCCDに移行する事ってあるのかな?)
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ML8300と一緒に譲っていただいた手差しのフィルターBOXは、すばらしい出来栄えでしたが

フィルターを出しっぱなしにして結露させてしまったり、フィルター交換時に力を入れすぎて

望遠鏡が動いてしまったりと、使いこなせていませんでした。


そこで、安直な道に走ってしまったという。。。(汗)


後、手差しでフィルターを交換すると、その後から、ガイドが乱れはじめる気がしていて、ガイド

をはじめたら、望遠鏡には出来るだけ手を触れたくない、という思いもありました。


装着しているフィルターは31mmサイズでアダプターをつけています。それこそ何のコッチャ

ですが、こちらは2インチサイズが販売停止中のため、やむなく31mmにした次第です。


IDASのBGRL-RS2という、ゴーストレス・フィルターにしたかったからなんですが、今では

Astrodonからも出ていて、こちらも評判が良いみたいです。当然50mmもあります。(はやまったかも。)


写真の右側に写っている銀色のポインターみたいな奴ですが、カメラおじさん御用達?のハクバの

レンズペンです。


これまでフィルターむき出しで、結露させまくりだったので、この機会に綺麗にしてあげようと言う訳

です。カメラレンズには効果ばっちりなのですが、IDASフィルターの結露汚れは落とす事が

できませんでした。


ですが、一度無水アルコールで汚れを落としてから、拭きムラを取り除くには安心感絶大でした。

IDASのフィルターは、息を吹きかけて、クリーニングクロスでさっと拭きあげるという、吹きムラ除去

の定番がうまくいかなかったので(クロスが引っかかる)、大助かりでした。