金融庁 出身 伊藤公祐 と申します。

仕事をしていると、「情報をたくさん持っている人ほど、正しい判断ができる」と思われることがあります。
 

私自身も金融庁で監督・検査の実務に携わっていた頃は、できる限り多くの情報を集めることが重要だと考えていました。
もちろんそれは今でも大切なことです。
 

しかしその後スタートアップや民間企業に関わり、現在は営業代行やコンサルティングという立場で
さまざまな経営者の方と接する中で、一つの考え方が変わりました。
 

それは、「正しい判断は情報量だけでは決まらない」ということです。

どれだけ多くのデータや資料があっても、本当に大切なのはその情報の本質を見極める力です。
必要な情報と判断を迷わせるだけの情報を切り分けることができなければ、かえって意思決定は遅くなってしまいます。
 

実際、成果を出されている経営者ほど情報収集だけに時間を使うのではなく、「何を基準に判断するか」が非常に明確です。

数字を見ることはもちろん人の意見を聞き、現場の空気を感じ、自分自身の経験とも照らし合わせながら結論を導き出しています。

そのバランス感覚が、長期的に良い判断につながっているように感じます。

私も支援の現場では、情報を増やすことだけを目的にはしていません。

お客様が迷わず前へ進めるように必要な情報を整理し、一緒に優先順位を考え最適な選択ができる状態をつくることを
意識しています。
 

情報があふれる時代だからこそ本当に価値があるのは「知っていること」ではなく
「どう考え、どう判断するか」なのではないでしょうか。
 

私自身もこれから先、経験や知識に頼り過ぎることなく現場の声に耳を傾けながら
一つひとつ誠実に判断を積み重ねていきたいと思っています。
それが、企業の挑戦を支える最も大切な姿勢だと考えています。