金融庁 出身 伊藤公祐 と申します。
金融庁での12年間、私は監督・検査の現場で数多くの金融機関や事業者と向き合ってきました。
その経験は現在のクライアント支援において大きな強みになっています。
なぜなら監督・検査の仕事は単にルール違反を探すことではなく、「どこに本質的なリスクが潜んでいるか」を
見極める仕事だったからです。
表面的には問題がなく見える組織でも、少し掘り下げると意思決定の曖昧さや管理体制の脆さ、現場との温度差が
見えてくることがあります。私は長く、そうした“数字や資料だけでは見えない違和感”を拾い上げる仕事をしてきました。
この視点は、民間に移った今でも非常に役立っています。
営業支援やコンサルティングの現場でも本当に重要なのは、目の前の課題をそのまま受け取ることではありません。
クライアント自身も言語化できていない本当の課題は何か、どこに構造的なボトルネックがあるのかを見極めることが
成果の質を大きく左右します。私は金融庁時代に培った「表層ではなく構造を見る視点」を土台に
提案や改善策を組み立てています。
もうひとつ大きいのは相手の説明を鵜呑みにせず、背景や前提まで丁寧に確認する習慣です。
これは疑うためではなくより正確に理解し、より実効性の高い支援を行うために欠かせない姿勢です。
制度、現場、経営、その三つを切り分けて考える癖は、今も私の仕事の軸になっています。
監督・検査の経験は厳しく見るためのものではなく、健全に前へ進むための視点を養う時間でした。
だからこそ今、クライアント支援の現場で、の経験が確かな強みとして活きているのだと感じています。