ピッポのおじさんのブログ

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静岡県静岡市”草薙駅のすぐ近くで、1978年より子どもの本と古書を取り扱っている専門店「PIPPO」の店主によるブログです。
本のことは勿論、日々感じた事や、趣味登山や自然のこと、旅行のことなど紹介したいと思います。

9月2日(水)

「・・・・・・。安倍政権がなぜ許容できないのか、許容してはならない権力なのか。あれこれの政策が問題なのではない。政策が時に奏功しないことは致し方のないことである。
 無論、あちこちで指摘されてきたように、どの領域においても安倍政権は長期安定政権にもかかわらずロクな成果を出せず、ほとんどの政策が失敗に終わった。だが、真の問題は、失政を続けているにもかかわらず、それが成功しているかのような外観を無理矢理つくり出したこと、すなわち嘘の上に嘘を重ねることがこの政権の本業となり、その結果、「公正」や「正義」といった社会の健全性を保つために不可欠な理念をズタズタにしたことにほかならない。したがって、この政権の存在そのものが人間性に対する侮辱であた。」
これは白井聡氏の「安倍政権の7年余りとは、日本史上の汚点である」の一部である。この論をTwitter(リツイートで見つけ、その元を読んだ)その内容が大いに共感を覚えたのだ。
白井氏は続けて、
「その象徴と目すべき事件が、伊藤詩織氏に対する山口敬之のレイプとそのもみ消しである。失政を重ね、それを糊塗しなければならないからこそ、山口のごとき提灯持ちの三下が安倍晋三にとっては大変貴重な人材となった。この事件は、犯行そのもの、逮捕の撤回、明るみに出た際の安倍支持者による被害者への誹謗中傷、もみ消し当事者の中村格警視庁刑事部長(=当時)のその後の出世(現在、警察庁次長、すなわち次期警察庁長官の最有力候補である)という経緯のすべてが腐りきっている。このような事件を起こした政権を合法的に継続させているという一事だけでも、現在の日本国民の悲惨な道徳的水準を十分に物語っている。
 こうして腐敗は底なしになった。森友学園事件、加計学園事件、桜を見る会の問題などはその典型であるが、安倍政権は己の腐りきった本質をさらけ出した。不正をはたらき、それを隠すために嘘をつき、その嘘を誤魔化すためにさらなる嘘をつくという悪循環。それはついに、一人の真面目な公務員(財務省近畿財務局の赤木俊夫氏)を死に追い込んだ。高い倫理観を持つ者が罰せられ、阿諛追従して嘘に加担する者が立身出世を果たす。もはやこの国は法治国家ではない。
 そして、公正と正義に目もくれない安倍政権がその代わりとする原理は「私物化」である。私物化されたのはあれこれの国有財産や公金のみではない。若い女性の身体や真面目な官吏の命までもが私物化された。だから結局、目論まれたのは国土や国民全体の私物化なのだ。・・・・・。」

長い引用になったが、白井氏の言うように、安倍政権の最大の罪は、「公正」「正義」の破壊にある。さらに白井氏は、このような安倍政権でも支持する人たちが一定の割合存在し、同朋であることを嘆いていた。
さて、
今夕、菅官房長官が正式に自民党総裁に立候補するとメディアは伝えているが、しかも主だった派閥の支持を取り付け、圧倒的多数で選出されるということだ。これは、まさに利権に群がる国会議員たちの浅ましい姿である。このことは安倍政権の数々の問題を明らかにすることなく、安倍政治を踏襲することを意味するのだ。
と、書いてきて、これはぼくが描いてきた最悪のパターであるが、このまま安倍から菅へバトンタッチされるといことは、最悪政治が続くということだ。これはこの国の民衆をなめきっているという結果である。かつての自民党なら党内で批判的な石破、それが嫌なら岸田を立てたことだろうにね。
これを皮肉に見れば、野党にとっては敵からチャンスを与えられたことに他ならない。その野党は民衆の前に政権の展望を明らかにしてほしいものだ。そこにかすかな希望を抱こうではないか!