ピッポのおじさんのブログ

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静岡県静岡市”草薙駅のすぐ近くで、1978年より子どもの本と古書を取り扱っている専門店「PIPPO」の店主によるブログです。
本のことは勿論、日々感じた事や、趣味登山や自然のこと、旅行のことなど紹介したいと思います。

13日(火)

菅内閣の関係閣僚会議が、福島第1原発の放射能汚染水の海洋投棄を決定したという。コロナ禍で国民がゴタゴタしていて、あまり原発事故の放射能汚染水投棄に気が回らないうちにという、姑息な決定である。

ヤフーニュースによると、このことを海外のメディアも批判的に伝えているという。それによれば、各国のメディアは当然のことながら、「放射能水」「汚染水」を海へ投棄と大見出しが打たれているという。それに近隣諸国が抗議の声を上げていることも伝えているという。

 

さて、今届いた毎日新聞の4月13日夕刊4版の一面トップでもこのことを伝えている。見出しは「処理水海洋へ放出 政府決定」とある。

 

ここで気になるのが、「処理水」という用語である。

 

海外のメディアは「放射能水」「汚染水」と表現しているのに、日本のメディア(ここでは毎日新聞)は、処理水と当然のように用いている。せめてカギかっこで「処理水」とでも表現していれば、あー、毎日新聞も、一方的に政府の誤魔化し的表現の「処理水」を受け入れているのではなく、少しは疑問や異議があるのだなと、読者にも伝わるのであるが。これでは政府と同じ立場で処理水という言葉をもちいているだけではないか。ジャーナリズムとしては、海外メディアのように「放射能水」「汚染水」とファクトの表現を使うのが当然と思うのだが。本文には「汚染処理水」という表現も使われているが。トップ見出しの印象は大事であるのだ。

だって、処理された水は、トリチウムを薄めて海に放出すれば害がないと政府見解をつたえている。本当だろうか?まだほかにも放射性物質がふくまれているのだ。危険な放射性物質は国の基準以下に処理して放出するというが信用などできない。

 

風評被害を心配する全漁連は、海洋投棄に断固反対と夕刊は伝えているが、ぼくも断固反対を叫び続けるぞ!

 

「放射能水」「汚染水」を処理水などと言い換えるのは、日本の官僚のお得なところだが、かつて戦争中に「敗退」を「転戦」などと盛んに報道した日本の新聞は、またまた大本営発表を鵜呑みにするのか!