これまで,広島県に対しては,三原市と協力して,水質検査に協力するように要望してきました。

農家の方々が,泡の発生している川の水を田んぼに引き込むのは怖いとのことでしたので。

県からの回答は,連携をしっかりとり,情報共有をしているとのことでした。

 

加えて,三原市には一日も早く検査をするように要望を続けていました。

三原市からの回答は,準備をすすめているとのことで,何度かお願いするにあたり,来週には行うとの返事をいただきました。

 

そして,7月28日に三原市は水質検査の結果を関係者に伝えました。

 

しかし,私の元にはなんの情報も入ってこなかったので,「いつになったらするのか?」と待っていました。

 

8月1日・・・県庁において住民団体が稲穂や写真を手に,安心して田んぼに水がひけない等の意見を伝えていたのは,ニュースでも大きく取り上げられました。また,横断幕を広げて行進し,県庁前で街頭演説しているのもニュースになっていました。

 

8月2日・・・県の関係者との意見交換を行いました。その時,三原市は水質検査の結果を伝えており,その内容は環境基準に照らすと問題ない範囲であったのに,昨日もこれまで同様,田んぼに水がひけないといわれ,戸惑っているとのことでした。

 

この件については,全く聞いてなかったので,三原市の担当者にも確認しました。

その後,住民代表の方から,「数字は範囲内であっても,泡の出ている水はひけない。市の担当者も(数値が範囲内であったものの)あの水を田んぼにひくのはいかがなものか・・・という雰囲気だった」と話されていました。雰囲気?

 

では,なんの為に三原市は検査をしたのか?

(住民の皆さんのご心配はよく理解していますし,その解決に奔走している毎日です。時間はかかっていますが)

三原市は,住民の皆さんの心配を少しでもなくそうと,要望通り(税金を使って)水質検査をしたのに,それは意味の無かったことなのか?水質検査の要望に応えても応えなくても結果はおなじだったのか?

 

私は,どこかに偏ったり忖度することなく,地道に事実を集め,少しでも良い方向に向かうよう努力しているところです。

住民に選ばれた代表だからと,その話を鵜呑みにし一緒に騒げば「やってる感」は出せるでしょうが,それが議員の役割とは思っていません。そんなんだったら,誰でもできる。報道の情報を鵜呑みにし,事実確認を行うわけでもなく,偏った情報や都合の良い情報で判断するのも議員としては危険と思います。

一方で裁判が行われているシビアな問題である事をしっかり踏まえて,冷静に動くべきだと考えています。だから,今は中立的立場で動いています。

 今は、何を言われても我慢、事実を集め冷静に判断し動く。


なんにせよ,この問題の根の深さを感じています。

 

この二ヶ月、この関連に最も時間をさいて対応して来ました。公開できる情報が時間と共に増えてきたので、いつか私なりのまとめを報告したいと思います。