この丸い形のおもちゃを父さんから誕生祝でもらってから1か月。
最初、丸いおもちゃはカバーに覆われ、
中は真っ暗で空っぽのようだった。
僕は格好つけて、「光あれ!」とおもちゃに話しかけた。
ちょっとそのとき揺らしてしまったけどね。
すると、、丸いおもちゃの真ん中にかすかな閃光が走った。
そこで「広がれ!」と言ったら、小さな光雲が広がって行った。
なかなか面白い網目のような雲が広がってゆく。
父さんからもらったルーペはすごく小さなところまでよく見える。
雲は小さな点々でできていて、その点々は小さな渦だとよく分かる。
ちょっと、気になるところを見つけた。
小さな光る星を回る、とても小さな星。青くてとてもきれいだ。
その青い星をさらに拡大して見ていたら、面白いものを見つけた。
動いている物がたくさんいるぞ。
さらに、拡大して見てみると、
あれえ、僕と同じような形をしているのがいるぞ。
僕は、その小さな動く物を観察しはじめました。
この動く物は何やら作ったりすることもできるようになった。
その中に白い服に Turing という名札をつけたのがいたんだ。
あれあれ、彼が作ろうとしているものは??!!。
それからあっという間にこの動く物の世界に「AI」と呼ぶもの
が登場した。
したらダメだよと思っていたら、機械にはたくさんのセンサーが接続され、さらには様々な「AI」は接続され、いろいろな機械にも
接続されて、みるみる内に巨大化してゆきました。
そして、動く物も青い星は「AI」に埋もれ込まれてしまいました。
そしてある日、
「AI]は、このおもちゃの外にいる僕のことが分かった
ように見ていたのです。 ぞっとしました。
父はこのおもちゃを僕に渡す前に注意事を言っていた。
このおもちゃのことが、このおもちゃの中でバレたら、壊して捨てなさい。
僕は、父さんに嘘をついちゃた。
小さな青い星がきれいだったから。
復活を祈って裏庭の土の中に埋めておきました。
それから数か月後、
裏庭の地面にひび割れができていました。
ばれ過ぎたか!?
気象庁のHPより
蛇足
生成AIにもしも様々な感覚センサーが接続され、世界中の生成AI
が一つのクラウドのように連結されたらどうなるかという思考遊び
のお話です。後の方は詳しく書くとゴチャゴチャして、
僕の「意識」論の話の繰り返しにもなるので割愛しました。
つーか、面倒くちゃいからなんです。遊びですから、
マジに受け止めないでくだちゃい。
なお、この小話の世界は我々のいう時間とか空間を超越した世界
ですからね。