今日はジジイの例会は中止になったので、

まだ動いているバスで帰った。そのバスの中でのこと。

 

Xをたまたま読んでいたら、面白い書き込みがあった。

「プライドのある人間が自虐的になるわけない。」

誰かの書いたものへのリプライだろうか?

 

僕は「虚無主義」はプライドの強い者こそが自虐的になるものだよ。

なんて、Xに書いておきました。

 

Xなんてほとんどの投稿文は「立ちション」のようなものです。

下品かと思われるでしょうが事実です。「落書き」とも言える。

しかし、なかには、興味深い真実も得られることもある。

興味深い間違いもある。 それにちょっかいをするのも面白い。

 

 

 

元々、プライドの高い人間が、他者から否定されたり、

何かの自分の大きな思い違いに気づいたとき、自虐的になります。

昔の「マルクス主義の崩れ者」がその典型です。

そういう場合、絶望的になり自殺することもあります。

こういうのが、一般的な「虚無主義」の陥穽です。

 

もうひとつは。

プライドさへ失った自虐感。

そういう人は、自殺する「元気」さへありません。

生理学的な営みだけで行動・精神的には「無為」に過ごすだけ。

これがホンモノの「虚無主義」です。

 

エへへ、僕はこの二つとも経験したのですね。

 

 

実をいうともうひとつの「虚無主義」があります。

「永劫回帰」に行き着いたニーチェのタイプです。

「絶望」に陶酔した「虚無主義」です。

そして、プライドも「超人思想」にまで膨張しています。

このニーチェは梅毒の末期の「進行麻痺」の状態でした。

とは言え、この部類の「虚無主義」の人は今でもいます。

けっこう危ない人たちです。

 

まとめると、

「虚無主義」(ニヒリズム)には、

少なくとも3形態があると思います。

 

絶望的虚無主義。

虚無的虚無主義。

ディオニュソス的虚無主義。

 

これはあくまでも僕の私論です。