最近、〇△エネルギーなる言葉が溢れている。

 

「再生エネルギー」なんて、こんな非科学的な言葉は即刻、やめて

もらいたい。 これは「無限動力」と同じ類。イカサマだ。

宇宙空間でコマを回したら、「無限」に回り続けるかな?

しかし、そのコマは何かと干渉を受けていつかは止まるだろう。

地球がこんなに長く回り続けるのは、その質量のおかげ。

今、人間が使うエネルギーはすべてが地球や太陽のエネルギーの

一部をもらい受けているだけ。

化石エネルギーは大昔の太陽エネルギーの貯まっただけのもの。

 

「再生エネルギー」は正しくは「自然エネルギー」。

これとて過ぎれば、環境を壊すだけ。

河川ダム、海流やら潮汐も邪魔してエネルギーを搾取しようとすれば、生態系に多大な悪影響を及ぼす。数%でも、自然の生態系バランスは崩れる。 黒部川河口の海や有明海の惨状を見よ。

だから、かなりの慎重を要する。

風力発電の弊害もかなり明らかになってきている。

 

思うに、里山の生活を越える効率性とクリーンさを併せ持つ循環型社会環境を、人間は作りだせたのであろうか?

 

古代からの大文明は、木を伐採し過ぎたりして滅んでいった。

伐採と植林を循環させる里山の世界はかなり日本独自の知恵だ。

 

ひょっとしたら巨大なドームの中で、人工環境の中で人は生活するようになるかも知れない。ドームの外は自然に任せるままでいいのかも。さらにそれぞれのドームの中は固有の文化を創造してゆくことも

大切だ。 「多様性」は人間が進歩する糧なのだ。

 

文明はエネルギーの必要量を倍々で増やしていった。

化石燃料、原子力、様々な自然エネルギー。

それらは、循環性やら安全性が乏しい故に、

環境に負荷をかけてきた。恐怖の原発事故も起こったりもした。

 

ついでに言えば、水問題もかなり大きい。

食料であった大豆やらトウモロコシは家畜の飼料に使われる方が大きくなり、将来の大水不足の不安が増している。米国もオガラ帯水層がさらに枯渇してくれば大変なこっちゃ。中国はチベット高原が源流の河にダムを造りまくり下流の国は悲惨な目に会っている。

 

 

今はエネルギー技術革新の過渡期。

いずれはとトカマク、レーザーどちらにしても核融合が主となるあろう。「燃料」は海に大量にあるし、安全性もかなり高い。他の水素の生成法も補足的な方法として実用化して残るだろう。そして水素を主な通貨とする水素経済へのパラダイムシフトが起こるだろう。基本的には電気などのエネルギーは地産地消となる。その中でも燃料電池の比重がかなり高くなるだろう。

 

とはいえ、砂漠などの辺地でランクルやNISSANのピックアップトラックなどの内燃機関の自動車が走る時代はまだまだ続く。今の自動車エンジンはまだ改善進歩するだろう。辺地では内燃機関の車が、

一番、確実、便利で安全だから

 

焚火だって残り続けるだろう。人間が人間たる存在に火は心の拠り所でもあるのだから。

 

遊牧民が太陽光パネルで夜の灯りを得ているのを見たことがある。

水素なんて持ってくるだけで大変。料理やら家畜の糞や、運んできたプロパンガスで用は足りる。

まあ、天然ガスやプロパンガスボンベが改良された水素ガスボンベが中心になる時代も来るかもね。

 

人間は愚かなもので、二酸化炭素が少し増えたくらいで「異常気象」

の原因だと大騒ぎする。マクロの地球史観を持たないからだ。

 

やっぱり  脱炭素、狂宴のあとは有害ゴミの山

 

なお、自然で何かが起こるとき、「増幅作用」がある。

逆に。大きなことを小さく鎮める「緩和作用」がある。

どちらのことも、なるべく正しくシミュレーションしておくことが

重要だ。

 

海には「緩和作用」を求めすぎれば失敗するだろう。

反対に「増幅作用」もを侮ってはならない。

 

海だけでなく、大気に陸、そして地球。

容量としての大きさと、脆弱性を兼ね合わせているように、

僕には思える。

 

なお、脱硫装置はたいへん有用であった。

脱炭素? したけりゃ石炭を気長に作りますか?

 

なお、石油や天然ガスはすべてが生物由来なのかは疑問視している。

 

なお、宇宙空間へ宇宙エレベーターを使って、壮大な太陽光発電

を行い、地上へと送電するという話もある。これはコスト面で無理だと思う。