危惧していた通りでしたが、
脱炭素のイデオロギーはゴミの山をどんどん作り出しつつあります。
今の「脱炭素」なんて、利権の源(もと)でしかありません。
それで、「脱炭素、宴のあとはゴミの山」は2年前から、Xなどで発信していましたが、「宴」を「虚宴」に変えました。
EV車は、今の製品は、ほとんどが、速やかにゴミになります。
中国なんかで新車のまま放棄されたたくさんのEV車の写真も出回っています。EV車の展開は速いですね。
中古車は売れません。電池がネックになっています。
電池の再生システムどころか、充電システムも未熟なのに、
作り始めたのはカネに目がくらんでのことです。
今後、どれだけ廃車が放置され、環境を破壊するでしょうか?
ソーラーパネルも風力発電機も然りです。
ゴミの山を築き、環境も破壊されてゆくだけです。
SDGSとかESGに関する会社の株やら投資ファンドもありますが、
売り抜けた人は儲かり、今になって買っている人は損するだけでしょう。
SDGSは、ユートピアを描いているようなキャッチコピーです。
実は、ディストピアをもたらすものだと僕は思います。
確かに「好いこと」を書きつられています。ジェンダーフリーから
隠れたイデオロギーが顔を出します。つまり「ポリコレ」です。
書かれていることの多くには、強欲なビジネス臭のあるイデオロギーが隠れているしか、僕には思えません。
日本が開発した石炭発電は素晴らしいものです。
中国の石炭火力を日本製に変えるだけで、
炭酸ガスの放出はかなり減って、空はだいぶ綺麗になるでしょう。
核融合発電が実用化するのは、そう遠い未来ではありません。
これを、水素エネルギー経済の源にすれば、本当の脱炭素は達成されるでしょう。
個人的にはそれでも、二酸化炭素はもう少し増えた方が良いとは思っています。農業や漁業などによる食料の安定確保につながるからです。
これからはエネルギー源よりも水資源の危機が顕在化してくるだろうと思います。中国の水資源を独占するためのダム造りはアジア諸国と軋轢を生じています。アメリカでも地下水の枯渇は「今そこにある危機」です。
しかし、この問題には日本が大きな貢献をすると思います。
今、実際に中東などで使われている海水の逆浸透膜による水生成は、今後、カーボンナノチューブや水素エネルギー経済の副効果に置き換わるかもしれません。淡水化した水を内陸部に運ぶことには水素経済が大きな力となるでしょう。
人類にとっては環境や食料、水問題よりも、戦争の被害はとても大きいものです。戦争は犠牲者が出るとともに、最大の環境破壊の原因でもあります。
戦争はなぜ起こるのか?
一番の理由は、人間集団同士の「富の偏在」であると僕は思います。
この「富」は資源(人的資源を含む)、様々な利権、土地、食料や水、最近は「情報」も大きな要素です。
もう一つはイデオロギー(宗教を含む)に振り回される人間のこころの問題、つまり「知恵の欠如」です。
これから世界はどうなってゆくのか。
なるべく長生きして、観察し続けてみたいです。
もちろん、フィールドワークとしての散歩や旅も大切です。