どんな材料で印鑑を作るのが一番おトクですか?
はんこ屋のおやじ☆伊藤東です。
今日はお子さんの夏休み最後の日曜日ですね。
半ベソかきながら宿題に取り組んでいる人もおられることでしょう。
TVでは24時間テレビ。
これがあると「あぁ、もう夏休みも終わりだなあ」と毎年感じます。
さて、今日はお客様からよく受ける質問の
「どんな材料で印鑑を作るのが一番おトクですか?」について書いてみます。
この「おトク」の基準が人それぞれでわからないのですが・・・、
価格と各印材の特性という観点で比べてみます。
「安さ」だけ考えればラクト製品や柘が上げられます。
しかし印面が欠けやすいという致命的な欠点があります。
したがって気軽に使える認印としては適していても、
役所や金融機関への登録を伴い、またいいにつけ、悪いにつけその効力は強大です。
そのために「欠けちゃったから新しいハンコに替える」ということが簡単にはいきません。
したがって実印や銀行印にはあまりお勧めはできません。
「高いけど印鑑としては最高の素材」となれば象牙が真っ先に出てきます。
象牙の持つ風合いや朱肉の馴染みの良さ、そして希少性など抜群です。
しかし価格が高いということを考えるとおトクと呼べるかどうかに疑問符がついてしまいます。
そして最後は本当の意味でおトクなのは何なのかを考えてみます。
それは高い品質を保ちながらも価格はそこまで高くない素材ということになります。
ズバリ水牛類をお勧めします。
オランダ水牛や白オランダ水牛、黒水牛が昔から日本の印鑑の材料として人気の素材です。
派手さはありません。
むしろ地味な素材ですが強度・耐久性が高く、実印や銀行印の素材としてイチオシです。
それでいて価格はさほど高くはありません。
特に黒水牛は印鑑業者が価格競争の目玉商品にしているのでおトク感が大きいですね。
コストパフォーマンスという観点では水牛類をお勧めします。
私の子どもの実印もオランダ水牛です。
ハンコ屋のおやじが自分の子ども用にも使っている素材ということで説得性も増しますよね(笑)。
ありがとうございます。