ダイエットでも家計管理でもそうですが、今の状況をどうにかしたいということであれば、まずは現実を把握することが重要になってきます。


日々口にしているものがなんなのか、どのくらいの量を食べているのかを記録したり、毎日体重を測ったり、もしくは何かを購入したら家計簿につけて、毎月どのくらいのお金を使っているのかを把握したりと。


そんなに食べている気がしないのに、どんどん肉がついてくる。

※わたしのことです。


そんなにお金を使っているつもりがないのに、いつのまにか無くなっている。


ですが、実際記録をしてみると、感覚的に捉えているものと、実際の状況は案外違っていることも少なくはありません。



占星術的にいえば、これは「月」と「水星」の違いによるものかと考えられます。


「月」はあくまで主観的で、映画や本などに触れた時、人によって感想が違ってきたり、もしくは同じ人でも前に見た時と違う感じ方をすることがあるように、「これ」という答えがないものだったりします。


それこそが「月」のよさでもありますし、その揺らぎがあるからこそ、AIにはない「人間らしさ」につながるともいえるのですが。


一方で数字で表せるものだったり、天気予報などその根拠が明確なものを基準に思考判断するのは「水星」的です。


先ほどの映画であれば観客動員数であったり、本であれば発行部数であったりと、「数字」というものは、誰が見ても同じものですし、監督や出演者、著者といった情報ももちろんそうです。


ヒットしているから外れはないだろうと考え、そこにお金をかけるのは、水星的な判断ともいえますし、好きな俳優さんが出演しているから、好きな作家さんだから、とお金をかけるのは金星的であるという違いはありますが。

もちろん両方の天体の影響が出ることもあります。


また人は無意識に「月」に引っ張られがちですが、ダイエットや家計管理などに関していえば「水星」を意識することが大事になってきます。


一時的な感情ではなく、数字などを見て判断する。


食べすぎた次の日の朝の体重をみて、その日はセーブしたり、買いたいものがあってもそれが生活必需品でないのであれば、その月の予算内で収まらないのなら翌月まで我慢したり。


簡単にいえば、感情に任せるのではなく、理性的に考えるということかもしれません。



自分の「月」と「水星」を見比べた時。

もしかしたら偏りがあったり、どちらかが有利になりやすかったりする場合もあるかと思います。

「文系」か「理系」かの違いもここで多少なりとも判断はつくかも。


わたし自身は「月」はルーラーである蟹にあり、そこに蟹でエグザルテーションとなる木星がタイトにアスペクトをとることで、月がより月らしい状態になっています。


ただ山羊サインにある「水星」も、山羊のルーラーである土星がタイトにアスペクトすることで、水星らしさが強まっていたりもします。


感覚的でありながらも、数字などの情報も重要というか。


ちょっと矛盾があるようにみえますが、その人のホロスコープによっては、そういった矛盾を持ち合わせることはめずらしいことではありません。


ただ、この場合ハードアスペクトになりがちなので、そういう矛盾をかかえる自分がわからなくなったり、気持ちに従うべきか、事実に基づくものに従うべきか迷いとして表れるようなことにもつながります。


その分「自分」について考えることが増えますし、ハードアスペストはすんなりいかない部分であるからこそ、内的、そして時には外部からの影響としての困難さをもたらすこともあります。



話が少しそれましたが、「その時の気持ち」や「自分の感情」を大事にすることはもちろん大切ですが、少なくともダイエットや家計の管理においては「水星」的なアプローチが必要になってくると思います。


また、月が時に引き起こす不安や心配を取り除くための方法としても、気持ちよりも数字などの情報を優先するのもありだと思います。


日々食事に気を遣っても、筋肉にアプローチしても、変化が感じられないお腹のお肉にやる気を失いそうになりますが、体重計の数字にはやっぱりその努力が少なからず反映されますし、逆に暴飲暴食したり運動をサボったりするとそれも数値として表れます。


わたしの場合、6ハウスに水星があるので、健康的な生活をしようと思ったら、データを活用するのが向いているともいえるかも。


トランジットの月の動きが、その時の自分の気持ちに与える影響もやはりあるように思います。


それなりの期間、自分について観察を続けていると、ルナリターン時やネイタルの太陽や月とスクエアになるタイミングは気持ちが不安定になりやすいということにだんだんと気づくようになりました。


この「観察から得られた情報」を元に判断するのが水星的であり、上記のタイミングで情緒不安定になっても、「今は星の配置的にそういう時だから」と、一時的な感情に任せた行動につながらないようにセーブしたり、逆にそういう時期だからしょうがないと自分を必要以上にダメ出ししないようにしたりと冷静になることができます。


占星術の世界では、なにかと「月」が重要視されますし、もちろんわたしも同じように考えますが、現実を生きる上では「水星」的な視点を取り入れた方がいい場面は多くあるように思います。