手元にある「人間関係占星術講座」をパラパラ見ていたところ、魚座女性はモテるのかどうかの記述の中で、次のような一文がありました。

 

魚座女性は家族じゃない人にも馴染んじゃうので、介護とかの福祉関係もいいのではないですか。引き寄せの水のサインでも、蟹座とか蠍座とかだと、特定の人にしか親切にしないわけだから、家族でもないような他人に馴染むとなると魚座しかいないでしょう。


「魚座」とありますが、魚サインに太陽がある方限定ではなく、ホロスコープ全体に魚の要素が強か表れている方は上記のような傾向があるように感じます。


なんどもこのブログで書いてますが、わたしは他者との間に境界線を引きがちで、それは自分を守るため意識的にそうしているといってもいいかもしれません。

「武装していない状態の自分」ってアセンダントや月に表れるように思いますが、「土星」をみるとアセンダントにのっかっていたり、月にゆるくコンジャンクションしていることもあり、壁を作ることで自分を守っているともいえます。


ですが、魚が強い人はその壁をすり抜けて、気づけばいつのまにかぬるっと近くにいたりします。

ありがたい存在です。


親しくしている友人には太陽魚が多いですし、母と妹、そして娘も太陽魚座です。


「家族でもないような他人に馴染む」


以前にも書いたかもしれませんが。

子供の頃、母と一緒にスーパーに行くと、いろんな人と立ち話をしている姿をよく見ました。

そして後ほど相手について尋ねると「知らない人」と答えが返ってきたりして。


昭和の時代は宗教関係、訪問販売などで玄関のチャイムを鳴らす人も多かったですが、そういう方の話もよく聞いていましたね。

ただ真剣に聞くというよりも、拒むことをしないというだけで、受け取った冊子やパンフレットはそのまま放置されていました。


その頃はそんな母の行為に対して、「時間がもったいない」「何で断らないんだろう」と感じていましたが、今思うとあれこそ「魚座力」だなと。


母は魚サインで太陽火星コンジャンクション、そして水星と金星も魚サインにあります。


ただ、魚サインの悪いところとして挙げられがちな、「流されやすい」という部分に関していえば、ほぼ誤差なくコンジャンクションする太陽火星の強さや、月が天秤であることが影響してか、一見流されやすいように見えて、実はそんなことないなというのが、娘からみた母の印象です。


妹は太陽と火星が魚座にあり、月は蠍、水星と金星は水瓶ですが、どちらかといえば妹の方が周囲の影響を受けやすい印象です。

これは月のサインが魚と同じ水のエレメントである蠍だからかもしれません。

より一体化しやすい性質を持っている。


太陽魚に対して同じ水のエレメントの蟹の月をもつ娘の場合。

やっぱり周囲の影響は受けやすいように思います。

ただ彼女の場合はアセンダント、水星、金星が牡羊でもあるせいか、線引きは割とはっきりしているところもあります。


こんな風に「太陽魚座」と一言でいっても、細かくみるともちろんそれぞれの違いはあるわけで。


ですがそれでも、あくまでわたしからみると「馴染力」強いなぁと思うのです。


なんとなくですが。

最近の風潮として

「人に流されない」

「自分と他者の課題を切り分ける」

こういったことが大事だという考えがもてはやされているように思います。


わたしにしてみれば、割とそっち寄りなタイプなので、そんな風潮は喜ばしくもありながら、一方でこの考えが行き過ぎると世界が殺伐とした雰囲気になっていくのではないかと懸念しています。


そこで必要になってくるのが、やっぱり魚座の馴染み力なんでしょうね。


12サインを見た時に、土星が強い「山羊」と「水瓶」のあとに「魚」が続いていることからもそれはわかるような気がします。


魚の支配星は「木星」と「海王星」であることから見ても、魚の理想とする世界は、誰1人取りこぼされることなく、みんなで幸せになれる世界なんだと思います。


「馴染み力」が強く、自分を守ることに無頓着な人は、おそらく傷つくようなことも多いように思います。

そんな経験を糧にして、なんていうと「損な役回り」に感じるかもしれませんが、「魚」が強い人は「自分の幸せ」と「みんなの幸せ」を切り分けないで考えた方が上手く回るような気がします。