「ヨッド」といわれる複合アスペクト。
AとBのセクスタイルの天体に対して、Cの天体がそれぞれ150度のクインカンクスとなり二等辺三角形の状態になるアスペクトです。
Cの天体はAとBの天体によって縛られ訓練されるようなかんじとなるため、本人の意思はどうであれ何かに特化した形で発揮されることも多いといわれています。
ただAとBが意図する方向から外れると都度軌道修正がはいるので、本筋にたどり着くまでに時間がかかるといわれていますし、物事がスムーズに進まないことによるしんどさを伴う場合もあります。
わたしの出生図にはありませんが、プログレスやトランジットで形成された時の感覚だったり講座等でヨッドをお持ちの方の話を共有いただくことで「ああこんなかんじなんだなぁ」と理解を深めています。
最近もそんな風に感じることがありました。
わたしの職場では年に一回「ストレスチェック検査」があります。
パソコンで70くらいの質問に対して回答することで、いろんな側面から今どのくらいストレスがかかっているのかを導き出すのですが、その結果が自分では意外というか、なんだかんだとストレスがあるように感じながらも、相対的には全く問題ないような結果が出るのです。
そんな話をたまたま前の席に座っていた私の子供でもおかしくないような年齢の男性と話していたのですが、「怒り」を表に出しているかどうか?という話になりました。
日々怒りを感じる場面はなんだかんだと多く、中には誰が悪いということでもなくどうしようもないこともありますが、私自身はため込むことをせず、口に出すということをしているように思います。
このブログから受ける印象は分からないのですが、実際は腑に落ちないことがあると心のうちに留めておけないようなところがありますし、もし相手があることであれば表現方法は工夫すれど伝える努力をしてるように思います。
これはもともとの性格云々もあると思いますが、自分の今の年齢や立場だからこそできるようになってきたともいえますし、これまでの経験から「そうしたほうがいい」と学んできたからこそ、そうなったともいえます。
ストレスがかかるようなことはあれど、できるだけ発散することで引きずらない。
だからこそ私の場合、自分が思っているよりもストレスがかかっていないという結果につながるのかと。
ですが。
「ついつい我慢しちゃうんです」という、目の前に座っている男性の言葉。
その気持ちもやっぱりわかります。
以前は自分もそうだったし。
ですが、この方のチャートを拝見してみたところ、「土星」を頂点とする「火星」と「水星」が絡むヨッドがありました。
火星と水星のセクスタイルに対して、土星が150度のクインカンクス。
頭の回転の速さや、言葉やコミュニケーションに勢いがでるような水星火星の組み合わせに対して、忍耐や制限を表す土星がかかわっていますので、感情的にではなく理詰めで言葉にすることを鍛えることで、今は「我慢」という形であらわれている土星がいい感じで発揮されていくのではないかと思いました。
わたしは仕事で何か判断する際、独りよがりにならないようにいろんな人の意見を聞くことが多いのですが、この男性、なかなか鋭い視点をお持ちで、時に厳しいなぁということを口にされることもあります。
でも、それが的を得てる。
鋭さのある言葉、特に感情を無視した言葉って非難されることもあるので、学生時代など周囲とうまくやることが特に生きやすさにつながるような時期においては、鋭い爪や牙をもっていても隠しておいた方が本人も楽だったかもしれません。
ですが、やっぱり鋭い爪や牙は持っているわけで。
それを「土星」を使って表現していくようなチャートですし、水星火星を無視してただただ我慢するような状態だとご本人もつらくなるのかななんて感じました。
その発言に責任をもたなければならないような場で、その鋭い視点を発揮できるようになるとよさそうですし、自分がそういう働きかけができないかなとも思いました。
牡羊土星の方なので、もうすぐ1回目のサターンリターンを迎えますし、おそらくその影響が強く出やすいタイプです。
土星が「牡羊」であることを考えても、自分を前に出すことが大事と思いながらもそうできない性質は強そうですし、責任のある立場というものもそもそも苦手とするタイプだとは思います。
でもこのヨッドをみると、本人が意図するかどうかは別として、そういう立場に身を置くことになりそうですし、火星水星の頭の回転の速さや鋭い視点を発揮することにもつながるように思います。
逆に火星水星のナイフの切れ味の良さを出していかないと、ストレスとして自分に向かうタイプだともいえます。
余計なお世話ではありますが、親目線で見守ってしまいます。
※記事を書き上げたあと、この方の土星牡羊にわたしの木星がコンジャンクションしていたことに気づきました。
なるほど。