読書をしながら、占星術と絡めて考えてしまうことはよくあるのですが、少し前に図書館で借りたこちらの本もそのうちの一冊です。
 
 
読んでいて、「活動宮」と「不動宮」のことっぽいなと思った記述がありました。
 
人類の歴史において、狩猟中心の生活から農耕中心の生活への移り変わりに伴い、だんだんと貧富の差が生まれたというようなことが書かれていて、手元にないので引用ができないのですが、内容としては以下のようなかんじだったと思います。
 

狩猟で生活を維持していた時代は、獲物を求めて移動することから定住することはできず、よって住居や土地など財産となるようなものは持ち運びが不可能な為、蓄財ができず貧富の差は生まれにくかった。

その後、狩猟から農耕で生活を立てるようになってからは計画的に農作物を育てることで運に頼らず生きる術を得たことにより、獲物を求め移動する生活から定住が可能となり、住居や土地など財産の所有、さらに収穫した農作物を保存して計画的に使うことができるタイプの人とそうでない人に分かれ、前者は後者に対して自分の資産を分け与えた対価として土地を手に入れ、さらに使用者と使用される側に分かれ貧富の差が生まれるようになった。

 
活動宮って目的ができるとそこに向かう勢いは強いですが、持続力に欠けるところがあり長期的な視点で物事をとらえるのは苦手な傾向にあります。
狩猟を中心とした生活って獲物が見つけられるかどうかは運任せで、だからこそその土地にめぼしい獲物がいなくなれば移動を余儀なくされたのでしょうし、待つのではなく攻めの姿勢であるあたりが活動宮っぽいなと感じました。
 
一方不動宮は、何か新しいことを始める際など勢いで始めることはあまりないように思います。
その困難さ、どのくらいの期間が必要なのか、お金はどのくらいかかるのかなど、全体像を把握して「できる」とある程度確証が感じられた時点で実行に移すようなところがあります。
スタートダッシュすることは苦手だけど、勢いづくと止まらなくなる、そんなイメージです。

農耕で生活を立てることって、目の前の獲物を倒せばすぐに食料にありつける狩猟生活と違って根気がいる作業だったと思いますし、天候など外的影響もあって軌道に乗るまでは時間がかかったかもしれません。

ですがそれがうまく回り始めた時、その日の食料にありつけるかどうかは運任せだったその日暮らしの生活からの変化につながったように思います。
 
そして農耕生活により定住することが可能になったからこそ、家や土地など資産を持つことができるようになったという考え方。
すごく不動宮を表していると感じました。
特に牡牛や蠍なんて、蓄財に向くサインでもありますし。
 
「牡牛」「獅子」「蠍」「水瓶」
4つの不動サインそれぞれの性質の違いはもちろんありますが、「こだわりを貫こうとする」部分は共通しているように思います。
それは融通のきかなさともいえるけれど、確固たる信念があるからこそ周囲に流されずにいられるわけです。
 
作物を育てることって狩猟と違ってすぐには結果につながらないけれど、継続することで手にできるものは大きいです。
また人類の歴史上、定住することで土地や家など財産を保有できるようになったように、不動宮の大きな変化を避ける生き方は「燃費の良さ」につながり、結果的に資産を形成することに向いているようにも感じました。
引越しすることが多くなれば、その分お金はやっぱり出ていきます。
※もちろん動くことで結果的にお金につながるタイプの方もいると思いますが。

その人がもつ性質が、時代の流れや身を置く環境にフィットしているかどうかが大事だとは思いますが、不動宮が強めの方は長期的な視点をもち行動に移す前にじっくり考えるといいように思います。
そして一度始めたら納得のいくまで続ける気持ちを持つことが結果的に資産を形成することになるような気もします。
 
後から来た人に追い抜かれると焦ることもあるかもしれませんが、自分のペースを貫き通すことが不動宮が強い人にとっては一番なのではないかと。