「火星」と「天王星」のアスペクト。
特にネイタルチャートにタイトなハードアスペクトをお持ちだったりすると、「人の言うこと、まず素直に聞かないタイプだろうな」と想像します。
パートナーやお子さんがこの配置をもっていて、上記のようにお伝えすると、「そうそう!」と同意を得られることも多いです。
ご本人の性質にもより受け止め方は様々ですが、「なによりも普通の幸せが一番」という価値観をお持ちの場合、身近にこのアスペクトをお持ちの方がいると振り回されている感がすごくあるかもしれません。
ただ、前例のないようなことに挑戦することが得意なアスペクトでもありますので、物事がなかなか進展しない膠着状態においては、重宝される人物ともいえます。
その資質を活かせるのか、はたまた押さえつけられがちになるのか、身を置く場所によって大きく違ってくるかもしれません。
火星と天王星のタイトなオポジションをお持ちで、お仕事としてとあるスポーツにかかわっていらっしゃる方もいらっしゃいました。
タイトなオポジションということで、ハーモニクス8でみるとコンジャンクション。
仕事として「火星天王星」の性質をまさに活かしている。
火星天王星のハードアスペクトは、事故などトラブルとして表れることも。
何するかわからないところがある分、アクシデントを引き起こしやすいところはやはりあるので、そこは注意した方がいいかもしれません。
夫のチャートを見てみたら、n火星にt天王星がタイトにスクエアになっていた時期、人間関係のトラブルを起こしていました。
夫のネイタルチャートでは、ノード軸に対して、火星のタイトなスクエアがあります。
そして、ドラゴンヘッド側には冥王星がコンジャンクション。
そしてドラゴンテイル側にt天王星がコンジャンクションした時、上記のトラブルは起こりました。
トラブル自体は、夫にもちろん非があるものの、まぁしょうがないよなぁと思うところもあったのですが、わたしも無関係ではいられない状態で、夫婦関係の破綻の危機でもありました。
n火星t天王星スクエアに、さらにノード軸やn冥王星が絡んでいる状況。
ノード軸が関わっていることが、夫個人のトラブルではなく家族(わたしと娘、そしてお互いの両親)を巻きこむ形になったのが、星の通りだなぁと思います。
わたし自身、n火星にt天王星がスクエアになった時期のことを振り返ると。
転職して約1年、新しい仕事も任され楽しく仕事をしていた時期でした。
これは直属の上司が太陽牡羊が強く出ていて「挑戦すること」をよしとするタイプだったからともいえます。
わたしの場合、ネイタルチャートの火星と海王星のオポジションのせいか、やる気のむらがあったり、すぐ疲れるといったことはありますが、太陽とゆるくトライン、木星とセクスタイルと「火星」にソフトアスペクトもあるので、t天王星がカンフル剤として働いたようにも思います。
でも、この上司が「安定を求めるタイプ」だとしたら、反発していた可能性もありますし、火星天王星に限らず自分の資質にあった場所に身を置くことが可能であればそれに越したことはないようにも思います。
ただ合わない場所にいること自体、絶対ダメというわけでもなく、それは「自分に合う場所」をより知るために必要な時間や過程として考えてもいいかもしれません。
※上記は「土星」が強めに出ているわたし自身の考え方であることを考慮していただけるとありがたいです。
うまく伝わるといいのですが、例えば子育てにおいて、火星天王星のハードアスペクトをもつお子さんだからと全てを本人の好きにやらせる必要はなく、その性質を理解した上で必要な場面では押さえつけることがあってもいいんじゃないかと。
「自立心」と「わがまま」がごっちゃにならないように。
親との関係を通して、「自由を勝ち取るためにはどうしたらいいのか」と戦略を練れるようになっていくのではないかと思います。