「結婚」について、占星術的に考えたことなど。


ホロスコープの「7ハウス」の象意として、以下のようなキーワードが挙げられることが多いです。


パートナー

結婚相手

ライバル

契約


これは1ハウスが「自分自身」であるのに対して、そこに向き合う形で配置される7ハウスは「他者」であるという考え方がベースになっているから。



「結婚」に対してなにを求めるかは人それぞれだと思いますが、恋愛の延長上に結婚があると考える人は割と多いかもしれません。


ただ占星術的にみるのであれば、契約でもある「結婚」を表す7ハウスは、


自分自身を表す1ハウスとオポジション

安心感や心の安定を表す4ハウスとスクエア


とスムーズにはいかない関係だということがわかります。


そう考えると結婚相手というものは、自分とすんなり馴染む存在というよりも、お互い相反する部分があり、だからこそ足りない部分を補える相手ともいえるかと。



また4ハウスと7ハウスの配置からは、それぞれ違う家庭で育った2人なので、料理の味付けや生活習慣など、受け入れがたい部分もあって当然なので、「心地よさ」や「安心感」を最初から求めすぎるとうまくいかないこともあるように思います。


そして7ハウスが表す相手を通して、1ハウスが表す自分を知ることにもなったり、逆に自分が相手に影響を与えるような場合もあると思います。


これらはあくまで、ホロスコープの12ハウスの配置から導き出された考え方なので、夫婦それぞれの具体的な関係が必ずしもそこに当てはまるとは限らないのですが、「結婚」というものの側面を表しているように思います。

ちなみに恋愛を表す5ハウスは1ハウスと調和的な角度です。


1ー7ハウス的関係からはじまった2人が、お互い妥協もしながらだんだんと4ハウス的な「家族」になっていく。


2人だけで完結する関係から、そこに子供やお互いの両親、場合によっては親戚なども絡んできます。

また生計をともにしたり、万が一のことが相手にあれば、もちろん自分も影響を受けます。

場合によっては資産を引き継ぐようなこともあり、それは8ハウス的関係ともいえるかと思います。


「8ハウス」は4ハウスと調和的な角度になりますが、自分自身である1ハウスとは、それぞれが認識しにくい角度です。


それゆえに8ハウス的関係においては、自分を押し殺す必要も時にはあるでしょうし、逆に我を出しすぎると夫婦関係が破綻することもあるかもしれません。


1ー7ハウスのようにお互いが正面から見える角度であれば、そこには緊張感はあるものの相手の動向や考えが認識しやすいともいえますが、8ハウス的なズブズブの関係になってしまうと、そこが見えにくくなるともいえます。

緊張感のなさゆえに、相手に対するリスペクトが失われたり。



ただ、これらはあくまでホロスコープの仕組みから考える「結婚」であって、必ずしも全ての人がそういう関係になるといえるわけではありません。


お互いのもともとの性質であったり、シナストリーでそれぞれのホロスコープのハウスに相手のどの天体が入ってくるか、ハーフサム、コンポジットなど見るところはたくさんあるのですが、その一つとして


自分のディセンダントルーラーが相手のどの天体とアスペクトをとっているか


も確認するといいと思います。



わたしのディセンダントは水瓶ですが、ルーラーの天王星はもともとノーアスペクトです。

(メジャーアスペクトのみで考えた場合)


この天王星に対して、夫の金星がセクスタイル、木星がトラインとなっています。

※天王星同士のコンジャンクションもありますが、同世代の為考慮していません。


ここだけ見ると、ネイタルチャートでは他の天体とつながりを持たないわたしのディセンダントルーラーに、ソフトアスペクトでベネフィックといわれる金星や木星をくれる夫は、一緒に楽しめる人であり、自分を保護して受け入れてくれる存在だとみることができます。

いいことばかりでもなく、わたしの見た目に関して夫はなにもいわないので、体重が増えるのはこれもあるのかと責任転嫁。


またわたしの天王星は、ノーアスペクトながらハーフサムでみると自己確立や公私における人間関係を表す太陽と月の軸に接触しているので、夫の存在が自分にとってプラスになりそうな配置です。


さらにいえば、わたしの7ハウスと8ハウスはいずれも「水瓶」からはじまるので(ダブルハウス)、自分の中で結婚観と夫婦観が一致しやすいです。


ちなみに水瓶のもう一つのルーラーである「土星」に対しては、メジャーアスペクトのみでみるならば、夫の月がゆるくトラインです。

そういうわけで10天体以外を加えてみてみると、わたしの土星に対して夫のMCがタイトなトラインとなります。

夫の社会的な立場が結婚やパートナーシップにいいい影響を与えるとみてもいいかもしれません。



逆に夫のホロスコープ側から見てみると。


夫のディセンダントは獅子サイン。

ルーラーは「太陽」です。


この夫の太陽に対するわたしの天体のアスペクトをみると、10天体のメジャーアスペクトはありません。

この時点で、パートナーシップにおいて「夫→わたしへの影響」よりも、「わたし→夫への影響」の方が小さいことが感じられます。

結婚によってより影響を受けるのはわたしだということ。

姓が変わったり働き方の変化など、現実的にもわたしの方が影響が大きいです。


ということで、もう少し見る範囲を広げてみると、わたしのセレスがトライン、パラスとリリスがオポジション、アセンダントがセクスタイルです。(いずれもオーブは狭目に見ています)


あくまでここだけみたらの話ですが、夫にとってわたしはお世話してくれる存在でありつつ、なんだかんだぶつかりながらも創意工夫のもと、人生を一緒に戦うパートナーであるとみることができるかも。


これは仮にわたしが、「相手に守ってもらいたい」という結婚観をもっていたとしたら、夫とはうまくいかないと思います。


リリスが絡んでいることをみると、理性的には納得できないことがありつつも、なんだかんだと夫はわたしに振り回されてしまうような雰囲気も感じられます。



そう。

ディセンダントルーラーのみで見た場合ですが、わたしに好都合な夫婦関係といえるかも。

ただ振り回されるのが好きな人もいるので、夫のチャートをさらに深掘りしないとそこははっきりいえませんが。



ですがシナストリーで他の部分を見ると、わたしのチャートルーラでもある太陽に夫の土星がオポジションだったり、わたしの月に夫の火星がゆるくコンジャンクションだったりと、わたしが押さえつけられ感情を乱される関係性とみることもできます。



結局、なんだかんだありながらも現実的にそれなりの期間続いている関係性だということをみても、ホロスコープのパワーバランスはとれている夫婦ということなんでしょうね。

余談ですが、本格的に学び始めた算命学で見た時も、その傾向は表れていました。



1・4・7ハウスがそもそも衝突や緊張の関係であることを考えると、結婚相手=自然体でいられる相手とは限りませんし、どんな相手を求めがちなのかは、ネイタルチャートをみると予測がつきます。


それを踏まえた上で「結婚」を考えてみるといいのかしれません。