期待通りの結果にならなかった時。

なにかトラブルが起こった時。


それが一時的な星の影響によるものなのか。

それとも自分に原因があるものなのか。


もちろんどちらか一方ではなく、自分自身の問題とその時の星の動きによる影響が絡み合った結果、喜ばしくないこととして表れることもありますが、星の動きをみるとそこを一緒くたに考える必要がまだあるのか、それとも切り分けた方がいいのか、なんとなく見えてきたりします。


例えば登山。

持ち物などの準備や自分のコンディションとしては万全だったとしても、悪天候により登頂を断念することだってあるように、タイミングが悪くてうまくいかないこともあります。



ここしばらくの物価高。

我が家では食費や日用品など日々使うお金はできるだけ決まった予算内に収めるようにしていて、それを管理するのはわたしの役割なんですが、予算をオーバーすることがここ数ヶ月続いていました。

家計簿もつけていますが、とにかく「食費」にかかるお金が増えている。

オーバーした分は、生活費とは別に積み立てている医療費や特別出費用のお金から補填していました。

ただ、それが毎月続くと回らなくなることは必至です。


ということで、数ヶ月前からその現状は夫にも共有して、「予算アップ」の必要性を伝えていました。


そんなわけで、来月7月分より予算アップすることになったのですが、その際夫がわたしに放った一言。


「予算アップしたからって、お菓子とか買いすぎないでね。」


このセリフ。

かなりイラっときました。


わたしとしては、

「物価高だし、予算アップはしゃーないよね。」というのが、お互い共通の認識だと思っていたし、それを伝えることもこれまでしてきたつもりだったので。


夫の性格上、「ひとこと言いたい」のだと思います。

でも放ったひとことに対して、わたしがその数倍の分量で反論するのはいつものパターン。


夫の「水星」に対して、わたしの「火星」はタイトなスクエアです。


久々にいつものそのパターンとなり、実際家計簿を見てもらい、昨年の同時期とどう変化しているのか見せるなどしてやり合ったわけですが。


はじめは夫の水星乙女の分析による反論に対して、わたしの双子火星があの手この手で押していくような流れだったのが、途中から夫の火星蟹によりわたしの月蟹が煽られるような流れになっていきました。


最終的に、月蟹のわたしは「感情を爆発させる」ことである程度スッキリすることが多いです。


また太陽天秤の夫は、イヤイヤながらもとりあえず「聞く」というスタンスを見せればこの場が収まることを知っています。


この辺りは十数年間かけてお互い学んできた部分ともいえますが、木星の年齢域を生きる2人なので、怒りを持続させることがエネルギーの無駄だと感じるようになり、本心では納得していなくても相手を受け入れた方が楽と思えるようになってきたのかもしれません。


バチバチに自分を主張する、火星の年齢域を経たからこその関係とも言えます。


そんなかんじで、何事もなかったようにいつもの雰囲気に戻ったんですが。


その時のトランジットの星の配置を思い出し、「もしかして」と思ったんです。


奇しくもこの日は「蟹座の新月」

そして蟹の初期度数で起こる新月から数時間経過しているタイミングでの夫婦ケンカ。


ホロスコープを確認してみたところ、つい先ほどまでのケンカのタイミングで、トランジットの蟹の月が、夫の蟹火星に誤差なくコンジャンクションとなっていました。


夫は火星冥王星のスクエアもち。

トランジット月がトリガーとなり、火星冥王星が表面化しやすいタイミングだったわけです。


さらにいえば今回の蟹座の新月は、蟹の初期度数の木星を頂点とする太陽天秤と月牡羊のTスクエアをもつ夫にとって、影響力の強い配置でした。


結論をいえば、今回すんなり事が運ばなかったのは、わたしの言い方や伝え方云々、夫の受け取り方云々というよりも、「話したタイミングが悪かった」といえるかもしれません。


自分や相手に原因があるというよりも、運行中の星の影響を強く受けている。



もちろん起こった出来事を通して、自分自身を振り返ることも必要です。

ですが、「自分のせい」もしくは「他の誰かのせい」にしないで、「しょうがないよね」と思うことで楽になれる部分はあると思います。


満足できない結果や流れに対して、全てタイミングが悪かったと考えてしまうのは本末転倒ですが、自分の何かを変えなくてもうまくいくこともあるということで。


そんなことを考えた蟹座の新月の日でした。




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