占星術でもなんでもそうなんですが、自分の中で盛り上がりが最高潮の時って、それに関連した気になる物を見つけると、深く考えずにどんどん手元に集めようとする傾向が見られます。


これはネイタルにある「金星木星スクエア」あるあるかもしれません。


書籍なども、その量に対してじっくり読む時間の方が明らかに少なくて、積読とまではいかなくても、一回サラッと目を通したらあとは本棚に収納、なんてパターンもよくあります。


その分、以前から手元にある「本」でも、改めて目を通してみると、新しい発見があったりするので、なんだかお得な気分になることも。



そんなわけで、昨晩以前購入した「マイカレンダー」という占い雑誌をパラパラ見ていたら。


「木星以遠の惑星サイクルからわかる人生に訪れる10のターニングポイント」という記事が目につきました。


こうやって一覧で載っていると、やっぱりわかりやすいなぁなんて思いながら、ネイタル海王星とトランジット海王星の項目を見てみると。


42歳頃。「精神的支柱」と出会える年

と見出しにありました。


これを見てすぐに思ったのは、自分にとっての「占星術」だということ。



度々このブログでも書いていますが、ネイタルの木星を頂点とする、月と金星のタイトなTスクエアの金星に、トランジット冥王星がコンジャンクションとなった時期、わたしは体調を崩し入院し、同時期に占星術にのめり込んでいった経緯があります。

入院中は、フジファブリックの曲をひたすらエンドレスで聴きながら、購入した直後の松村潔先生の「完全マスター西洋占星術」を持ち込んで、ひたすら読んでいた記憶が。



ただ占星術に興味をもってから、松村潔先生の(当時にしたらものすごく高価に感じられた)書籍を購入するまではしばらく間がありまして。


改めて自分のホロスコープを見ると、占星術にはじめて、「あれ、これもしかしてなんかすごいもの?」となったのは、まさにn海王星とt海王星がスクエアになっていた時期でした。


マイカレンダーの解説を一部抜粋させていただくと

 

何をやっても手応えがなく、「人生の目的」といった形のない物を探して右往左往。
けれどこの時期に「自分を支えてくれる大きなもの」と出会える可能性も大。

とあります。


トランジット海王星は逆行を含めると長期間ネイタルの海王星とスクエアを形成していましたが、最初に角度をとった頃がまさに「この先の生き方」みたいなものがよくわからなくなっている時期でして。


娘を出産したあと、2回初期流産しているのですが、あと1人子供を迎え、仕事よりも育児や家庭中心の生き方をしようと考えていたわりにそこがうまくいかず。


仕事自体もやり甲斐をもってしていたわけではなく、資格をとったもののそのポジションには前任者がいたので活用できず。

当時の上司との考え方のズレみたいな物を感じていたこともあり、いろんなことがモヤモヤしてました。

仕事自体を変えることも考えましたが、小児喘息もちの娘は度々体調を崩すようなところがあったので、今このタイミングで転職するより、ある程度融通のきく今の職場に居続けた方がいいのか、なんて考えたりもして。


ですが、逆行で2度目のn海王星とt海王星がスクエアになったタイミングで、資格を活用できるポジションへうつる話があがり、再びt海王星が順行となり3度目のn海王星とt海王星となる直前に、考え方にズレを感じていた上司は突然の退職となりました。


余談ですが、その上司の退職の際、わたし自身も巻き込まれるような形で一悶着あったのですが、この時わたしのネイタルMCにはt冥王星がスクエアでした。


そして、仕事の状況が一変したあとは、とにかく慣れないことばかりで大変ではありましたが、ほんとにいい方に流れが変わったかんじがしたんです。


そしてその頃、たまたま本屋で目にした石井ゆかりさんの「3年の星占い」の太陽水瓶バージョンを手にしたところ、まさにここ最近の流れがそのまま書いてありました。


「なんでわかるの!?」となり、即購入。


はじめて占星術にふれた時によくある反応です。


今思うと、この時この本を手にしたのも、明らかにそれまでと異なるターンに入った感覚があったので、その理由のようなものを知りたかったからなのかもしれません。


なんにしても、n海王星に対してt海王星が3回目のスクエアとなったタイミングで、占星術と出会っていたんだなと改めて気づきました。


またこの時期の星の配置を確認してみると、プログレスの水星が魚から牡羊にうつる直前だったり、ネイタルのノード軸のテイル側にトランジット木星がコンジャンクションしていたりと、この先の思考の変化や身近な人間関係の広がりが予想できるようなかんじです。


「海王星」はわたしにとっては、9ハウスカスプ魚サインのルーラーで、ネイタルチャートでは5ハウスにありバーテックスとタイトにコンジャンクションしています。

そしてオーブはゆるめですが、火星がオポジションとなっています。


「ミッドライフクライシス」ともいわれるネイタルとトランジットのトランスサタニアンのハードアスペクトのうちの一つでもあるネイタル海王星とトランジット海王星のスクエアは、誰にでも同じようなタイミングで訪れますが、その影響は元々の海王星がどんな状態かにもよるかと思います。


ちなみに、入院した時期を境にどっぷりのめり込んだわけですが、そのときのトランジット海王星は、ネイタル火星にほぼ誤差なくスクエアとなっていだことに改めて気づきました。


やっぱりその先の流れに強い影響を及ぼす変化の時は、いろんな表示が重複していますし、鑑定の際はそこを見逃さないように注意深く見ています。


自分にとってのターニングポイントといえる時期の星の影響を確認することは、占星術を理解することに繋がります。


過去の整合性が取れていることを見つけることも楽しいしですし、未来に同様の表示を見つけると、その時を見ずにはいられない!と今をがんばれるように思います。