「水星」は使えば使うほど鍛えられる。
占星術を学んでいると、そんなことをよく耳にします。
「鍛える」という部分に着目すると、水星のサインやアスペクトによって向いている方法は違うように思います。
私の場合、山羊の水星で土星がアスペクトしているので、どうしても時間をかけてコツコツとになりやすいですが、例えば冥王星がアスペクトしている水星なら、いわゆるゾーンに入るような集中力を発揮する時と、逆に抜け殻のようになることを繰り返しながら鍛えていくかんじになるかもしれないですし、金星とコンジャンクションの水星なら、楽しみながらとか、誰かと一緒に、みたいな方法があっているのかもしれません。
そしてハウス。
ここから、どんな場で鍛えられるのかが見えてくるように思います。
占星術でいろんな方の鑑定をしていると、ご相談を通して自分がこれまで縁のなかった世界を知ることになったり、今までの経験が全く役に立たないような場面に遭遇することもあります。
もちろんホロスコープを通して星から読み解いていくのですが、大前提として「相手への興味」はなくてはならないものだと思うので、ご相談内容に応じて下調べをすることもよくあります。
お仕事の相談なら、その方が従事されている業界や職種について大まかでも知識を入れておくなど。
もちろんそこには「労力」や「時間」が発生します。
ただ、こんな風にすることで鑑定の際、具体的なイメージが湧きやすいですし、お伝えする内容の説得力につながりそうなので、むしろ自分のためにそうしている感が強いです。
そして鑑定を通して「その方の生き方」を知ることで、基本的に毎日同じことを繰り返して生活する自分でありながら、「世界が広がる」感覚を味わうことができるのと同時に、その分野について、今まで知らなかった知識を習得することにもつながります。
これらのこと。
水星のあるハウスにやっぱり表れているように思います。
わたしの3ハウスカスプは乙女サイン。
3ハウスには冥王星が在室しています。
自分の考えであり、知識の習得傾向なども表す3ハウスですが、狭い範囲のものをさらに観察してその違いをとらえたり、分類・分析することが得意な乙女の性質に加え、極端さや物事の裏の裏まで探るような性質を持つ冥王星の性質も表れます。
これが自分にどう影響しているのか考えてみると、とにかく特定のことに関してはかなり詳しくなるオタク気質である反面、いわゆる常識といわれるようなことや、みんなが知っているであろうことを全く知らない、もしくは興味が持てないという性質につながっているように思います。
さらにいえば、3ハウスカスプ乙女のルーラーの水星は土星とオポジションなので、どこか限定的な知識になりがちというか、なにかの専門職であったりする場合はここが活かされるのでしょうが、悪くいえば「知識の広がり」が起こりにくいです。
ですが、3ハウスカスプルーラーの水星は「6ハウス」にありますので、実務経験を通して水星が鍛えられていく。
6ハウスは労働であり日々繰り返すような生活に密着したあれこれを表しますが、いわゆる学校での勉強や友人とのコミュニケーションの中では特定のことにしか興味がもてなかったり、いわゆるオタク的な知識の偏りがら見られる反面、「仕事」や「生活」がかかわってくると、知らず知らずのうちに身についたり、自ら学んだりするようになってきます。
私はスポーツにはあまり興味をもてないのですが、例えば普段の仕事や占星術鑑定でかかわる相手がスポーツとなんらかの関係のある方であれば、おそらく興味が持てるかどうか以前に、「知識としてこれは必要」と考えると思います。
また学生時代は、塩分濃度を計算するような授業は大の苦手でしたが、料理などで実際の生活としてかかわってくるといつの間にか理解できるようになってきています。
簡単にいえば、6ハウス的な実生活や実務を通して、水星が鍛えられるタイプといえるかもしれません。
双子と乙女からはじまるハウスがどこなのか。
そして水星はどのハウスか。
水星のサインとアスペクトはどうなっているか。
この辺りを見ると、その人の水星を鍛えるための効率的な方法がみえてくる気がします。
水星の年齢域は諸説ありますが、大体義務教育期間にあたるといわれています。
脳が何らかの指令を神経に伝え体が動くことを考えても、頭と体を切り離して考えることはできないですが、知識の習得と同時に体の動きなどもどんどん発達する時期なので、スポーツや音楽なども、小さいころから始めることでその能力をより発揮しやすかったりするのはそういった理由かと思います。
体を動かすことはともかく、勉強に関しては日々の授業を大切にするという方法でそれなりの結果を出していましたが、やっぱり水星に土星が絡むと、時間をかけてその能力を発揮していくタイプになりやすいのかもしれませんし、経験を積むことが大切なのかもしれません。
そして私の場合は、その経験の場が「6ハウス」だったということで。
ちなみに母と娘、やっぱりなんだか似た雰囲気のホロスコープです。
娘の3ハウスはやはり水星がルーラーとなる双子サイン。
そして水星は6ハウスの対向の12ハウスに在室。
3ハウスカスプが二人とも水星をルーラーとするサインであることや、その行き先がキャデントハウスであることが共通しています。
娘は12ハウス的な場で水星を鍛えるということで、日々の生活や仕事など現実的な場面というよりは、精神的なものが重視されるような場だったり、理論で説明できないようなことにかかわることを通して、娘の水星は鍛えられていくのではないかと思います、
そして私の水星土星のオポジションに対して、娘は水星天王星コンジャンクション。
水星のサインは私は山羊で娘は牡羊。
こういうのを見ると、自分にとっていい勉強方法が必ずしも子供にフィットしないということがわかりますし、コツコツとは無縁の娘を見ても、それがむしろ娘のやり方なんだなと納得できるのです。
本日の夜、占星術鑑定の募集予定です。
ご興味がありましたらぜひ。