以前もどこかに書いた気がしますが、占星術、というよりも12星座占い的な話題において、自分の星座について「好きではない」もしくは「全然それっぽくない」と答えるのは、「蟹座」と「山羊座」の方に多いような気がします。
何故かな?と考えた時、蟹は家族等の小集団の一員としての役割、山羊は企業等の大集団の一員としての役割を担うようなサインの為、それぞれの個性よりも「お母さん」的な家族のために尽くすイメージや、「サラリーマン」的な企業の為に努力するイメージがどうしても先行し、「自分らしさ」こそがよしとされる時代への変化と共に、「個性がない」と言われているようで、これらの星座について、あまり良くないイメージをもつ方が増えているのではないかと思いました。
例えば「山羊座」を考えた時。
真面目
努力
忍耐
なんてキーワードが出てきやすいです。
ですが実際は「当てはまらない」と口にする山羊座の方は多いです。
これ、高度経済成長期においては、真面目さや努力や忍耐がものをいうというか、そういう資質が社会でよしとされていたからこそ、そうあることが「正しさ」のように思われていたし、社会的に適合する生き方をしていれば、出世や肩書きなどいわば山羊が求めるような物質的な成功に繋がりやすかったからこそ、その資質は誇れる部分であったり「長所」として受け止められやすかったのではないかと思います。
ですがいつしか、山羊的な真面目さ、努力や忍耐をどこかバカにするような風潮も生まれ、それよりも個性や自分らしさといったことが尊ばれるようになってきた時、山羊的な資質はむしろ時代遅れのような感覚になってきたのではないかと感じました。
ルールを守り、コツコツと努力できることって誰にでも出来ることではありませんし、それこそが個性だと思います。
ですが、山羊の世界では「結果を出してこそ」という価値観も強い為、努力は必ずしも身を結ぶとは言い難い現代においては、高みに辿り着けた一部の人に関してはその努力が讃えられるけれど、そうでない大多数の人にとっては、正規ルートを時間をかけて歩むよりも、近道を発見して要領よくゴールに辿り着くことの方が、優れた生き方のように感じられるかもしれません。
何より結果を出すことを大事に考える山羊なので、今の時代では真面目さや努力や忍耐力は、「要領の悪さ」「没個性」を言われているようで、ご自身の山羊というサインに、なんだかなぁ、という思いをかかえやすいのではないかと思います。
ただ、山羊サインのルーラーである土星は、物事を形にする上で重要な天体であることには変わりありません。
自分らしさを活かす上でも、周囲から信頼を得ることや、責任を果たしていくことは大事です。
山羊サイン、そして蟹サインは活動宮で、季節でいえば冬の始まりであり、夏の始まりで、そこには一見わかりにくいですが新しい流れをつくる性質も含まれています。
蟹、山羊ともに保守的な性質のイメージが強いですが、安心していられる場を作るためになら積極的に動くことができるのもこの2つのサインです。
動物の山羊の目にどこか陰気な印象を受ける人は多いと思うのですが、山羊は野心を隠し持っているサインでもあります。
戦国武将の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康で言えば、家康っぽい。
自分の子供の頃、少なくとも私の周りではこの三代武将の中で1番人気がなかったのは「家康」でした。
よくよく調べるといろんなエピソードがあるけれど、一般的なイメージとしては「耐える」「時期を待つ」ことで、最後にいいところを掻っ攫っていくような、他の2人に比べて地味さが漂うからかもしれません。
「うさぎとカメ」
「アリとキリギリス」
など、山羊的なコツコツ積み重ねる資質によって成果を上げたり勝ち組になったりする童話はいろいろありますが、どこか説教くささを感じることも、山羊にいいイメージをもてない理由の一つかも。
王道がかっこ悪い。
意外性が欲しい。
これ、わかります。
だけどエンターテイメントの世界だって、アンパンマンやサザエさん、ドラえもんが何世代にも渡って身近にあるように、多少古臭さを感じても王道にしかない安心感もあるわけです。
王道を進むこと。
山羊サインだからこそできることなのかもしれません。