好きな作品であれば、映画館に足を運ぶ。
その気持ち、すごくわかります。
そして特に最近は、上映中に何度も映画館に足を運ぶ方も増えているように思います。
もちろん期間ごとにもらえる非売品のグッズのコンプリート目的の人もいると思いますが、こういう「一つのことに時間もお金もつぎ込む」という楽しみ方がわりと一般的になったのは、蠍座冥王星世代の影響が強いのかもしれません。
私は蠍に個人天体はありませんが、5ハウスカスプが蠍のせいか、いわゆる「オタク」的な楽しみ方をすることに対して、わかるわかる!と思うことが多いです。
趣味などの楽しみ方に関していえば、天秤座冥王星世代よりも、蠍座冥王星世代の感覚の方がしっくりくることが多かったり。
好きな作品は映画館で何回見てもいいと思うし、実際やっていました。
そう、好きなものに対してとにかく「入れ込む」ことが普通でした。
でも、SNSがある今の時代と違って、私が学生の頃は自分の熱量と同じくらいの熱さをもつ人とは繋がりにくさもありました。
当時は雑誌に「文通募集」のようなものがありまして、とあるアーティストにはまったものの、身近に深く語れる人がいなかった為、一度これを利用してみたんです。
ですが「手紙」って、書きあげてから相手に届くまでのタイムラグ、そしてさらには返信を受け取るまでのタイムラグがあるので、お互いの熱をそこにぶつけて書いたとしても、相手が受け取る頃にはその熱は冷めているというか、リアルタイムで同じ思いを共有できないんですね。
それこそがよいところでもあるとは思いますが、蠍的な好きなものに対する一体感を期待していると、なんだかズレが生じてきます。
今、この瞬間に、好きなものについて盛り上がりたいのに。
その点、「X」などのSNSは、そこを満たすツールだと思います。
SNSは風のエレメントぽさが強いですし、様々な考えが飛び交うところや、情報収集、拡散するという意味では、確かに「風」だなと思うのですが、使い方によっては「水」っぽさも出てくるように思います。
好きな映画は何度も映画館に足を運ぶ。
これって、SNSの影響が大きいのではないかと。
一度見た映画でも、他の方の感想をSNSで目にして、もう一回見たい!となったりと、映画そのものにプラスして、「感情の共有」や「好きなものに対する一体感」を求めて、映画館に再度足を運ぶ人もいるのではないかと思うのです。
風のエレメントは「それぞれの違い」を楽しめるし、それをよしとする性質があります。
風のエレメントにとっての「いいね!」はコミュニケーションとしてはありだと思っても、必ずしもそこに本音はないというか、どこか社交辞令があるように思います。
それぞれ考えは違ってて当たり前だし、違う意見を交わし合うことを求めるようなところがあり、自分の考えに全て同意してくる人に対してはむしろ興味を持たなかったり、自分の意見はないのかと思ってしまったり。
ですが、水のエレメントの「いいね!」は、本気度が高いというか、もっとそこには「共感」が含まれるし、なんならもっと深くその人とかかわりあいをもってみたいし、その人自身を知りたい、となる場合もあるかと思います。
共感を通して、距離感が縮まるかんじ。
同じ映画を、何度も映画館でみる行為。
「映画」を媒体にして、同じようにその映画が好きな人や、映画の制作に関わっている側の人とつながろうとしているのではないかと思います。
SNSを通して熱が冷めないうちに「感動の共有」がしたいからこそ、誰かの投稿に引っ張られて、また映画館に足を伸ばす。
それが連鎖的に広がっていくとブームになるし、水のエレメントの魚サインのルーラーである「木星」や「海王星」がでてきます。
「風」も「水」も湿(モイスト)の性質なので、「つながる」という点では共通しているのだと思います。