相性をみる時、お互いの天体の角度はもちろん重視するのですが、相手の天体が自分のどのハウスに入るかでも分かることがあります。


例えば太陽水瓶の私にとって、同じく不動宮の「牡牛」「獅子」「蠍」に太陽を持つ人は人生の価値観が異なる一方、頑固さなど似通った部分があるので、ぶつかり合うことにつながったりと一般的には相性がいいとはいえない関係です。

※もちろん他の天体同士の関係もあるので、上記のように一概にはいえないのですが、あくまで太陽の表す「人生観」や「生き方」としてみれば、ということです。


ですが、自分に関わり合いのある人を見てみると、上記のサインをもつ人が結構目立ちます。


例えば、仕事で「上司」という立場にあたる人を歴代みてみると、牡羊座太陽一人、あとは圧倒的に牡牛座太陽の人が多いです。

誕生日を知ると、またか!のパターン。


もちろん合う合わないはそれぞれなんてすが、それでもこの牡牛率の多さはなんなんだ、と考えた時、これは私の10ハウスが牡羊の後半度数〜牡牛の後半度数に位置しているせいもあるのではないかと思います。


10ハウスは社会的は居場所や地位を表す場所。

ここに太陽を入れてくる人は、自分にとっての「社会」に大きな影響を与えてくる人になるわけです。

 


また、自分のコンプレックスを刺激してくるのは、太陽獅子座の方が多いように思います。

羨ましさと、自分はそうはなれないという卑屈さが混ざり、自分と相手は違うんだし、とあえて意識する事で客観的に自分を見ようとする。


これは、私の1ハウス丸々と、2ハウスの途中までが獅子サインだからかもしれません。

太陽獅子座の人といると、自分自身を意識する事が多くなる気がします。



そして、妹や友人などプライベートな関係性では蠍の月をもつ方が目立ちます。太陽蠍も1人思いつきました。


これは、私の4ハウスの途中から5ハウスの途中までが蠍サインだからかもしれません。


特に1・4・7・10のアンギュラーハウスに天体を入れてくる人からは影響を受けやすいといえますし、私の場合はノード軸が4ー10ハウスなので、ここに天体を入れてくる人とは縁ができやすいように思います。


また、ネイタルの2ハウスに天体はありませんが、夫の土星と金星が入ってくるせいか、なんだかんだと地道に働く事ができるのかもしれないし、ちょっとした楽しみもそこにはあるのだと思います。


そして娘の火星は私の2ハウスに入りますので、この先それなりにお金がかかることを見越して、稼ぐ事をより意識するようにもなったともいえます。


私の8ハウスには娘の太陽が入ります。

これ、「一人娘」ぽい配置だなぁと思います。


子供の負担にならないように、と人生の最終段階に向けて準備していたとしても、親と子である以上は、なんらかの形で助けてもらうことは目に見えていますし、こちらの意図はどうであれ、娘自身がかかわりを望む可能性もあります。


チャートからは、自分の資産を託す相手は娘なのかなとも思いますし、娘のネイタルをみても8ハウスにドラゴンヘッド、ICには月がコンジャンクションと、「受け継ぐこと」や、「母親の存在」が大きな意味をもつように思います。


こんなふうに、ハウスに入ってくる相手の天体をみることで、その人が自分にとってどういった存在なのかをより知ることができますし、自分にとっての相手がどうなのかも知ることができたり。


いわゆる相性の悪いアスペクトだったとしても、そのハウスに関連する場面においては、重要な人物といえるのかもしれません。