「太陽」は10天体の中で自ら光を放つ唯一の存在で、他の天体はその光を受けて輝いています。
その中で「月」は地球と距離が近いことを理由に、地上から肉眼で見た時に太陽とほぼ同じ大きさで輝いてみえますし、同じように太陽の光で照らされる他の天体と比較しても明るさは格段に違います。
月の成り立ちには諸説あるようですが、今1番有力なのはジャイアント・インパクト説だそうです。火星サイズの惑星の元になる物質が地球に衝突して引きちぎられた破片が月になったという説。
こちらを参照していますので、ご興味がある方はどうぞ。そんな「月」の特別感。
特に心理占星術では太陽と同じくらい重要視されているようにも思います。
新里ひろき氏のサイトによると、心理占星術家のノエル・ティル氏は
太陽の光を地上に届ける月は、太陽のエネルギーを注ぐための「最も強力な欲求(Reigning Need)」を表すと考え、「太陽のエネルギーを、月の欲求を満たすために使っている」
と解釈しているようです。
月の欲求を満たす為に太陽のエネルギーを使う。
「太陽」があるからこそ「月」は輝くわけだけど、逆に考えるとその光を受ける「月」の欲求を意識化することで太陽は輝きやすくなるんじゃないかと思いました。
「月」は無意識で当たり前の感覚なので、改めてその欲求ってなんだろうと考えると難しいのですが、自分が生きるために最低限必要なことだったりします。
それは月のアスペクトやサインによっても違うと思いますが、幼い頃から繰り返し刷り込まれたパターンでもあるので、自分でどうにか変えようと思っても難しい部分でもあります。
例えば私は月に対して金星と木星のタイトなアスペクトがあるので、疲れた時は自分の好きなものに囲まれてゆったり過ごしたり、気持ちの向くままにダラダラ過ごすことが効果的です。
ストレスたまると甘いものを食べすぎる傾向もあります。
ただ月には土星もゆるくコンジャンクションしているせいか、節度はある程度ないと気になります。
でもそれってみんな同じじゃないの?
そんな風に思っていたけれど。
「月」の雰囲気によっては、身体を動かすことや人とのおしゃべりが元気になる為の方法であったり、何もすることがないと落ちつかない人もいます。
また私の場合、月は12ハウスにあるので、周囲のいろんなものをキャッチしやすいからこそ、1人の時間や空間が必要になります。
ですが蟹サインの月なので、1人が落ち着きつつも、自分の気持ちを誰かと分かち合いたいなんてやっかいな気持ちも持ち合わせています。
感情を隠しているのに、察してよ、わかってよ、みたいなめんどくさいかんじ。
自分からは気持ちを口にしないのに、気持ちを理解して欲しい子供だったように思います。
今思うとわがままだし、親にとって扱いにくい子供だったろうなと思います。
もちろん「月」なので、やっぱり今も意識しないとそれは出がちで、特に疲れた時などは感情が大きくマイナスに傾く前に、周囲の人に迷惑がかからないよう早めに1人の時間をとり、自分の感覚とリンクするような漫画や音楽の世界に没頭することが大事です。
そんな子供だった私にとって、家族である「犬」の存在は大きかったです。
自分の「月」に意識を向けるということは、人によってはしんどさもあるかもしれません。
他の天体を使って気づかなかったふりをした痛みを伴う感情を、過去の記憶から掘り起こして再度向き合う作業というか。
自分の「犬」に対する感情は特別で、だからこそ当時の社会の「ペット」に対する扱いや考え方には違和感があり、怒りや悲しみなど負の感情を抱くことも多くありました。
あくまで「ペット」であり、所有物なんですね。
だけどその気持ちを表に出すわけでもなく。
夜寝る前に、いろんな想像をして1人布団をかぶってガチで泣いてたり。
そんなことを繰り返すうちに、動物ごとに限らず、悲しみや怒りにつながるニュースや話題をガッツリ避けるようになりました。
これ、認識しちゃうと自分がダメージをくらうやつだ、と。
蟹の記憶のよさがこういう時は厄介で、時間がたってもその時の感情含めリアルに思い出してしまいしんどくなります。
なので土星の守りがだんだんと強固になっていきます。
あえて無感情でいられる状況を選びます。
でも「蟹」の月なので、本当は何かに気持ちを動かされることを望むわけで。
「感じる」ことをしたいんです。
音楽に没頭することでこのあたりは救われてきたようにも思います。
そして、自分にとっての1番の救いは「インターネット」でした。
そこにはリアルでは出会えない、自分と同じような感覚の人がいっぱいいたんです。
ネットの世界で交流することは、自分の行き場のなかった気持ちを解放することにもつながりましたし、さらにいえば生活圏内では出会えない人達とやり取りすることで、新しい価値観や考え方が自分の中に芽生えました。
これって、12ハウスの月蟹の欲求を叶えるために、8ハウスの太陽水瓶を使っていたのではないかと今になって思います。
太陽には11ハウスの火星がゆるくトラインで、この火星はMCルーラーでもあるので、ネットの中でのコミュニティを通して社会とつながった感もありますね。
子供の時から一緒にいた犬が死んだあと、次の犬と新たに暮らす流れの中で、ネットでの深い交流も生まれました。
私の場合。
「月」の痛みが、自分の中にもともとあるものだけでは解決できなくなった時。
そこで初めて「太陽」に意識を向けることになったともいえます。
金星や木星を使って甘やかしつつも自己修復したり、土星の壁で守っていた「月」だけど、それだけではどうにもならなくなった時、私ははじめて自分の太陽ぽさを発揮できたのかもしれません。
オーブは2度ちょっとと、クインカンクスととるには若干離れている太陽と月ですが、そのサインの性質はそれぞれ馴染みにくさがあるのでここを結びつけることがなかなか難しい。
でもノーアスペクトと思っていた「天王星」が太陽と月のミッドポイントになりますので、ネットの世界での距離感というのは自分にとってちょうどよかったんだろうと思います。
月土星合の殻を破るのに必要なのは、やっぱり天王星なのかもしれません。
同時期に一番濃い関係だった友人は、私の月土星蟹に同じく蟹の太陽土星をのせますが、この友人の太陽には天秤の天王星がタイトにスクエアになってきますので、私の月土星にも「天王星」の影響があったともいえます。
また月は「母親」も表しますが、私の母も太陽魚と天王星双子のタイトなスクエアがあるので、母親自体が天王星的な人ともいえます。
この母の天王星は私の太陽水瓶にオーブ3度未満でトラインになります。
こうやって見てみると、私が自分の月の欲求をしっかり認識して、太陽でそれを叶えるためには「天王星」の存在が重要なんだなと思います。
ネットの存在に助けられた時期のトランジットの天王星はネイタル太陽水瓶に近づきつつあるタイミングでした。
今、n太陽t天王星スクエアがタイトになりつつあり、t天王星10ハウスということから考えても、仕事面での変化として出ているようにも思いますが、こういう時は私の場合、特に「月」の欲求は何なのかを考えるのがいいのかもしれません。
それは最近よく考える、「自分にとっての月の重要性」にもつながってきます。
占星術的には「月に意識を向けすぎるな」と言われることやも多々ありますが、これは人それぞれなのかもしれないと、自分のチャート検証を通じて思うようになってきました。