先日、娘の推しのライブに同行しました。


お昼前に家を出て、帰宅したのは22時頃。

今回は指定席が取れず立ち見だったり、グッズを買うのにライブ終了後に1時間ほど並んだり、帰りは満員電車プラス、推しのコラボグッズを買うために某お店に立ち寄ったりと。


娘にとっては楽しいイベントも、木星の年齢域を生きる母にとっては、終わってみればなかなかハードな1日でした。

そして翌日は仕事。

ゆっくり寝ていられる春休み中の娘がうらやましい。


でも自分も金星の年齢域から太陽の年齢域でもある10代後半から20代後半の頃は、同じようなかんじだったので、まぁ娘の気持ちは分かります。

協力したいのは山々だけど、体力がついていかない。


なので次回すでにスケジュールが出ている夏のライブは、泊まりにする?などと考えています。

夫も含め、家族旅行の一環としてライブを組み込もう的な、自分が楽になる為になら頭はたぶんよく回る方です。

ところで「サザエさん」のカツオ君は、水星や双子が強そうと思うのですがどうでしょう。


木星の年齢域に足を突っ込み、数年が経過しました。

この年齢ぐらいで「若い時のようにはいかない」と体力の低下を実感する方は多いと思いますが、これは火星の年齢域と同じペースで動いていると段々ともたなくなってくるよ、と身をもって学ぶ時期でもあるからです。


ここで木星のゆるさを無視して無茶をしたり、逆に木星が過剰になり過ぎて怠惰になり過ぎだりすると、次の土星の年齢域の頃に体の不調や病気として現れるかもしれません。



木星はお金にも関係する天体です。

日々の楽しみのためのお小遣い的なお金を表すのが「金星」なら、貯蓄や不動産等、まとまったお金を表すのは「木星」になります。 


夏のライブを、お金をかけてでも快適にすること。

これ、木星的だなと思います。

段々と落ちていく体力と気力をフォローするためにお金を投入する。


別に泊まりでいかなくてもライブ自体は楽しめるわけです。

行こうと思えば、電車を使って日帰りでも問題なし。


ですが、そこにあえてお金をかけるというのは、自分が楽になる事と引き換えに、お金をかけて「経済を回す」という事でもあります。

自分1人では難しいことも、人やサービスの手を借りて快適にする。


そして、そこにお金をかける人がいるから、それらを仕事とする業種が潤い、経営が維持される。


自分が「天王星」や「海王星」の年齢域となった頃には、体力は明確に衰え、さらに不自由さは増すかもしれませんが、「必要とするサービス」が維持されていることで、恩恵を受けられることもあるわけです。

社会保障とか木星っぽいですね。



自分1人でやっちゃったほうが早くて確実な仕事。

だからといって、いつまでも1人でがんばっていたら、いずれ無理がくるかもしれないし、組織としても人材が育たない。

人を育てるというのも木星の管轄。

射手サインが表す職業の一つに「教師」がありますが、ルーラーが木星であることからもしっくりきます。



「木星」の年齢域は、まだ自分でできちゃうけれど、将来の自分に向けて、つまり社会の為に、あえてお金や時間をかける事で、経済を回したり、人を育てたりする時期なのかなと考えます。


子育てにしても、娘に老後の世話を期待しているとかそういうことではなく、しっかり税金を納められるような大人に育てる事は、社会保障の制度が維持されることにつながるので、結果的に自分に返ってくる事になります。



「拡大」「発展」という意味から、木星はまとまった資産を表す天体でもあります。


占星術で金運をみるための方法は様々ですが、その中の一つの手法として「木星」と「土星以遠」の天体とのアスペクトに注目するというのがあります。


「まとまった資産」が土星以遠の天体とのアスペクトに表れるというのは、なんだかわかります。


自分のためだけを考えて得られるお金というのは、それほど大きな金額につながらず、社会全体がより良くなるための活動や、多くの人に影響力があることが、結果「大きなお金」につながるというか。


まとまった資産を築くためには、意識高く高尚でなければならない、とかそういうことではないんです。


自給自足で自分が生きる為だけに作物を育てているうちは、得られるものもそれなりのものだけど、その方法を人に教えたり、さらに土地を購入してそこで他の人に働いてもらうことで、より大きなお金に繋がっていく。


教えた側、土地を購入して人を使う側のみが得をしているように感じるかもしれませんが、教えられた側はスキルを高めることでお金を得られるようになるかもしれないし、土地があることでようやく作物を育てるというスタート地点に立てる人もいる。


結果的に、「みんなの為」になっているわけです。


ホロスコープにある「木星」のサインやハウスからは、どんな分野や方法がお金につながりやすいかをみることができますし、そこに土星以遠の天体がもしアスペクトしていたら、それは大きなお金と縁がある配置だともいえます。


「土星」なら、時間を味方にしてコツコツ、伝統的な分野で、不動産を利用して、ご年配が対象のサービスなど。


「天王星」なら、まだ誰も手をつけてない分野、アイディアや直観が活かせること、年齢や性差や人種の垣根を超えたサービス、今あるものをベースにさらに革新させるようなスタイルなど。


「海王星」なら、自分の理想の世界を目指して、多くの人の感情に訴えかけたり癒しを提供できるようなサービス、夢を与えること、お酒や水に関係する分野など。


「冥王星」なら、社会全体を根本からひっくり返すようなことにつながること、多くの人が関心を持つこと、世論が動くようなことなど。

政治家をイメージすると分かりやすいかもしれません。

(木星冥王星は大きな権力を表すアスペクトです)


ちなみにソフトアスペクトでもハードアスペクトでも表れ方に差はあるかもしれませんが、考え方は同じで大丈夫です。


また、世代で共通するアスペクトにもなりがちなので、さらに細かくみるのであればハウスを考慮するといいかもしれません。



私は残念ながら、「木星」に対して土星以遠のアスペクトを持っていません。


ですが「木星」にはベネフィック天体である月と金星のアスペクトがあるので、それなりにお金に恵まれやすい配置でもあります、

生活を維持し、趣味など彩りを人生に添える為のお金にはおそらく困らない。


そして「太陽」には、火星と木星がアスペクトしていたり、2ハウスカスプのルーラーが太陽であることから、お金の講座でのサンプルリーディングでは、「自分の個性でお金を稼ぐタイプ」と言われました。


その太陽は8ハウスにあり、10ハウスの木星と11ハウスの火星とも繋がりがあるので、「チームワーク」「仕事上のパートナー」「みんなの為になること」あたりもキーワードにあがってきます。


ホロスコープの中の「木星」を理解することは、社会的な視点を持てるようになるということで、結果、まとまったお金につながりやすくなるんだと思います。