以前にも記事にしましたが、わたしの山羊の水星とタイトにスクエアとなる「牡羊水星」と「天秤水星」を持つ方が身近にいます。


お二人とも仕事関係の方で繰り返しの内容になりますが、やっぱり仕事において水星同士のスクエアは何らかの努力は必要な関係だと感じます。


ただ、どういった努力が必要かは、もともとの自分のネイタルチャートの水星と相手の水星の状態にもよりけりなのかなと最近は思います。


私の「水星」はアセンダントに合となる「土星」とタイトにオポジションになっています。


アングル付近という影響力が強い場所にある上に、アスペクトも正確なので「自分」を表す上で重要度はかなり高い部分です。


アセンダントーディセンダント軸

正確なオポジション


この2つから考えると、他者との関係性の中で自分を主張する時に、どうしても外側に出やすい、むしろ出さずにはいられない部分といえます。


私は人から

「冷静」

「落ち着いている」

「論理的」

と言われる事が多いですが、

おそらく上記の影響が強いのだと思います。


ですが、「水星」と「土星」で天体のパワーバランス的には、どうしたって土星の方が大きいわけで、水星を他者など外側に向けて出せるようになるまではやっぱりそれなりの時間が必要でした。


学生の頃は「大人しい」という印象を周囲に与えていたとは思うんですが、それはどちらかといえば否定的な意味合いで、言い方を変えれば「暗い」「真面目すぎる」「コミュニケーションが下手」と思われていたんではないかと。

やっぱり「土星」が効いていると、「わかりやすい子供らしさ」は控えめになる気がします。



そしてサターンリターンを経て、この水星と土星のオポジションを段々と活かせるようになってきた感覚もあります。


また私の水星は6ハウスにあるので、仕事などで「役割」を持つことで事で、この水星を活かせるようになってきたのかもしれません。



ちょっと話はそれますが、子供の頃に親が心配する要素って、成長するに従ってむしろそこが「強み」になることが多い気がします。

繊細なお子さんがいっしゃる親御さんは、特に幼いうちは何かと心配する場面が多いと思いますが、成長するにしたがって他者を思いやることや周囲をよく観察するような「生きる上での利点」にもなっていくように思います。

ハードアスペクトっぽい考え方ですね。


なので、私が自分で(そしておそらく母親も)手を焼いていた「水星土星オポジション」も、自己の成長プラス、このアスペクトを活かせる場に自分を置く事でそれなりにうまく使えるようになってきたわけです。



ただ、タイトな水星土星のオポジションがアングル付近にあるということは、シナストリーでスクエアになる水星をもつ相手というのは、「水星同士」のぶつかりだけでなく、相手の「水星」に対して、私が「土星」を発揮するということになります。


最初にあげた、「水星牡羊」と「水星天秤」の場合、私の「水星」とスクエアになるのと同時に「土星」ともスクエアになるわけです。


土星は「厳しい先生」「知恵のある老人」「権威ある人」などに例えられることがありますが、私は牡羊水星の浅はかさや爪の甘さに対して、「ちゃんと確認した?」と口にしてしまうことが多いです。


この方の水星牡羊は、火星獅子と海王星射手と火のグランドトラインの一角になっていて、勢いだけで動いてしまう部分があり、だからこそ粗が気になってしまうのです。


この火のグランドトラインはもちろん適材適所であれば、ものすごく有能だと思いますが、細かさや厳密さを要求される仕事には向かないように思います。

私もそれをわかっているので、「土星」で指摘したところで無駄だどは思うんですが、それでも気になって口うるさくなってしまうのが、「オポジション」なんだと思います。



一方、水星天秤の方に対しては大事にする部分が異なるという点では、やっぱりコミュニケーションを密にとることが必要ですが、水星牡羊ほど苦労みたいなものは感じません。


話せばわかる、理解し合える感が大きい。


これは「天秤」サインでは「土星」がエグザルテーションになるからなのではと考えます。


天秤は裁判など、ルールに則ってバランスを見極めますので、もともと土星とは相性がいいサインです。

なので私が土星成分を発揮しても、ただ「口うるさいだけの人」にはならないのかなと思います。


ですが天秤のルーラーは金星ですし、この方は金星海王星の合をお持ちなので、細かいこと云々よりは、人間関係がスムーズに行くことを重視するタイプのようにも感じます。



また、お二人とも私の水星土星のミットポイントに「水星」を入れてくる方ともいえるので、私自身の「慎重すぎる部分」「凝り固まった考え方」に対して、新たな視点をくれる方でもありそうです。


新しいものに対する違和感自体がスクエアの衝撃なのかもしれませんが、牡羊の「火の性質」や天秤の「風の性質」は私に必要なものともいえます。


「X」などで気軽に発信することは苦手感が強くて、ブログである程度決まった方に読んでもらえる方が落ち着くのすが、「火」の勢いや「風」の拡散力も少しずつ取り入れることで、自分の水星土星オポジションが磨かれるのかもしれません。