きのうは仕事で、とある契約の予定でした。
ですが、契約書に関してのこちら側のありえないミスが直前になって発覚。
結果、契約は後日に変更になりました。
もちろん先方は怒りを露わにしますし、不信感でいっぱいです。
その契約の為に、忙しい中時間を割いて来たのに、直前になって「不備があって契約できない」とはどういうことだとなるのは当たり前だと思います。
それは私が逆の立場だったとしても同じ。
なぜ事前にミスに気づけなかったのか。
「ミス」に関して言い訳がましく書くのであれば、私自身はその業務には絡んでいません。
もちろん先方からしたらそんなことは関係ないのは百も承知なので、会社の人間としてただ頭を下げて対応しました。
私ももちろん、仕事をしていてミスはありますし、完璧ではありません。
ただ、周囲の人に大きく影響のあるようなミスはできる限り起こさないように特に気をつけています。
自分が痛い目をみても、自分でリカバリーできるミスならまだいいんです。
ですが、今回このミスに関係した当事者は、普段から「人を巻き込む系のミス」が目立つ方でした。
その方のミスにより、全体の進行が遅れたり、やり直しになったりなど。
「全体に影響が出るミス」について、私はおそらく厳しい考え方だという自覚はあります。
それは、自分の権利と同じくらい他者の権利も大事だと考える「水瓶」の太陽であったり、個人よりも組織全体として上手く機能することが大事と考える「山羊」の水星と金星の影響も大きいと思います。
それは子育てにもいえることで、娘の意思を尊重したいという思いと同時に、独りよがりな行動だったり、悪い方に周囲を巻き込みそうな事に対してはかなり厳しく言う方だと思います。
理詰めで「ダメな理由」を説明すると、大抵「わかった!話が長い!」と言われますが。
娘は水星金星天王星が牡羊であり、アセンダントも牡羊ということで、「牡羊」色がかなり強いです。
また太陽と火星はタイトなオポジションで、とにかく「火星」が強調されています。
そして風のエレメントはディセンダントに合の土星天秤のみで、自分というものを持っている分、周囲をみるのはいささか苦手です。
その土星の役割をするのが、太陽が風のエレメントである、私(太陽水瓶)や夫(太陽天秤)とも言えるのですが。
水星牡羊の娘には、理由をくどくど説明するよりも、ダメなものはダメ!の方が伝わりやすいのかもしれません。
でも私自身がちゃんと理由を伝えないことには納得できない。
占星術を子供の資質に合わせて使うことは有効だとは思うんですが、そこは親子のシナストリーで見た時に、必ずしも全てそうする必要はないと思うのです。
以前にも書いていますが、娘と私のシナストリーは、月こそ同じ「蟹」同士ですが、全体的にTスクエアやグランドクロスが目立つ配置となっていますので、ぶつかり合う事で何がが進展する母娘関係だといえますし、そこをフォローする為に月のサインが同じであり、なおかつ月が居心地のいい蟹サインにあるのかもしれません。
子育てにしても仕事にしても、自分を尊重してもらいたいのであれば、相手のことも尊重する姿勢でいることが必要だと思いますし、そんな自分の考えは、冥王星が水瓶に入った今の時代の流れとマッチしているようにも思います。
契約の話に戻りますが、怒りをあらわにぶつけてくる先方に対して頭を下げたあと。
「契約」は延期になりましたが、その他に説明しなければならない事があったので、その後2時間くらいお話をしました。
先方は2名でいらしていて、こちら側は私を含め3名。
私は占星術脳なので、先方の怒りが「火星」によるものであれば、まずは発散させることが大事と思い、もちろんこちらに反論の余地はないこともあり、ただただ話を伺いました。
そして落ちつかれた頃、気持ちを切り替えて一気にこちらのペースに引き込み話を進める。
今回に関しては上記がうまくいったようで、途中からは和やかな雰囲気も生まれ、イライラした気持ちでお帰りにならないで済みそうなことにほっとしました。
その後、一緒に対応にあたっていたうちのお一人から「すごい、私なら萎縮しちゃってあんなふうに話せない」と声をかけられました。
怒りをぶちまけてくる人を前に、萎縮しちゃう気持ち。
もちろんわかります。
ですが、怒りの発生した理由をどうにかすることはできないけれど、怒りの感情そのものに抵抗しなければ長続きしないのも占星術的には理屈が通ります。
火星の「火」を鎮めるのは「水」であり、「土」で、決して「風」で煽ってはいけないんです。
もちろん「火」をぶつけ返してもダメです。
「火」の威力がおさまったかな、という頃を見計らいこちらのペースに引き込む。
これは、私がアセンダント獅子であり、MC牡羊であるからこそ、こういった方法が得意になりがちです。
ディセンダント合の水星で、感情は抜きにひたすら説明しつつ、相手の反応もしっかり観察します。
この辺りは人によってそれぞれだと思います。
占星術鑑定をひたすらテキストで書くうちにだんだん思うようになったのは、おそらくオンライン含め「対面鑑定」の方が自分には合っているんだろうなということ。
やってみたいという気持ちもあるんです。
ですが、ネックになるのは時間的な制約。
そして、12ハウスの月が自分をあらわにする事にちょっとした抵抗感も。
不特定多数の人を鑑定するという事に対して、一歩踏み出せた昨年でしたが、今年は「自分にあったやり方」を固めていく時期なのではないかと最近は考えます。
それは自分なりの星の動きの解釈プラス、鑑定やセッションを受けた際にいただいた言葉からも感じます。
今回の仕事のミスについて、今後同じことを繰り返さないように会社として対策する必要はありますが、自分的にはこの経験はちょっと自信につながったような気もします。