家事をしながら、音声で過去受講した占星術講座の音源やスタエフ等を聞いたりすることが多いのですが、ここ数日は「※リリス」について改めて考えています。

※ブラックムーンリリス



きっかけはリョウさんのスペース。

こちらです。

【リリスを語る〜with星標さんと雨森亜子さん〜】

リンク貼ってないのでご興味ある方は調べてみてください。



リリスについては、シナストリーで正確なコンジャンクション又はオポジションがある時には注目しているんですが、ネイタルチャートを見る際にはほとんど使用していません。


ただ、リリスを取り上げた講座を過去いくつか受けていますが、ネイタルでも配置によってはその影響はやっぱり無視できないとは思っています。

ただ自分の力量が追いついていないことに加え、よむポイントが増え過ぎてしまうので。



リリスについての講座等を受けると、必ずセットになっているのは「アダム」との関係です。


リリスはアダムの最初の妻だったんです。

自由奔放な性格で、アダムに対してもそうだったんですが、一方アダムは貞淑な妻であることをリリスに求めました。

そんなアダムに対して嫌気がさし、逃げていったのがリリス。


リリスに逃げられ、神様にお願いしても戻すことができなかったので、アダムには次の奥さんが与えられます。それが「イブ」なんですが、イブはアダムの肋骨から作られた存在です。

もともとはアダムの一部なわけで、リリスと違い「従順」です。



ご紹介したスペースでは、アダムから去ったリリスがどうなったのか、なぜ忌み嫌われる感受点なのか等、もっと詳しい話やどういった形でリリスがモダン占星術の中で取り上げられていったのかを分かりやすく説明してくださっています。



リリスはネイタルチャートにおいて「野生み」「悪目立ちしやすい部分」「叩かれやすい部分」なんて解釈されることが多いですが、それは従来の「男性社会」や「権威的な場面」でそうなりがちということ。

占星術の歴史そのものが、男性社会であったり権威的なものと切り離して考えることはできず、そういった場面において、リリスが表すような自由奔放さや分をわきまえない態度は叩かれたりヒンシュクを受ける対象になります。


女性が男性を差し置いてバリバリ仕事をしていたら煙たがられるみたいな構図。


私の周囲ではあまり聞かないのですが、いろんな方の話を見聞きすると、やっぱりそういうことってまだまだあるようです。


そんな風に権威的な場面では「叩かれがち」な部分にもなりうる「リリス」なんですが、そこが魅力につながる場合もあり、シナストリーで強い絡みがあると、天体を持つ側がそこに反応する形になります。



また、娘はリリスに木星がコンジャンクションしているのですが、リリス講座でサンプルに取り上げてもらった際は、本来隠しておく必要のあるリリスだけど「隠しておけない」と説明がありました。


「出る杭は打たれる」なんて諺もありますが、「出過ぎた杭は打たれない」とも言われたりします。

※調べたら松下幸之助さんの言葉でした。


娘の「リリス」は、「出過ぎた杭」になれるかどうか?がポイントのようで、この娘のリリス木星合には、シナストリーで私の天王星がぴったりオポジションをとっています。


また私のリリスには、娘の水星天王星がコンジャンクション。


お互いの「リリス」に対して、「天王星」の絡みがみられます。



講座での先生の解釈に自分なりの解釈を加えるとしたら、主に家庭内で私が割と自由に振る舞ったり夫に対して対等であろうとする姿勢は(私のリリスには夫の月が合です)、良くも悪くも娘の「水星」に影響をあたえ、娘自身が私の天王星の後押しもあって、自分のリリス的な部分を表に打ち出すようになるかもしれません。


さらに先生の言葉をお借りするのであれば、娘は「牡牛のリリス木星合」で1ハウスに在室しているので、プラス側の解釈をするなら、「存在感」としてこのリリスを発揮することになるかもしれないし、2ハウスルーラーの「金星」、そして木星というベネフィック天体にはさまれているリリスであり、牡牛サインなのでちょっと変わった才能として出るかも、とのことでした。


娘のリリスと土星はゆるくですかオポジションでもあるので、ここはやはり「叩かれる」とセットのような気もしますし制限が入る可能性もありますが、あくまで「リリス」なので、そのくらいでいいのかもしれません。


奔放で目立ちすぎるリリス、しかも1ハウスなので、時に自分の身を危険に晒す可能性もありそうなので。



もちろんネイタルチャートをよむ上で、重視するのは10天体ですが、小惑星とならびリリスも天体とアスペクトをとっていたりアングルにのっている場合は、細かくみていく際には注目してもいいかもしれません。