※タイトルについての内容は記事の後半です。
占星術関連のいろんな方の記事を読むのは好きです。
自分が文章を書く際、短く要点を絞って書くのが苦手なので、「ブログ」という手段で現在は表現していますが、Xもよく見ていますし、スペース(Xの音声配信)もよく聞いています。
家事をすることと、音で楽しめる配信は相性がいいです。
「占星術の教科書Ⅳ」
すでに手元にありますが、こちらの本の宣伝の為の鏡リュウジ先生のスペース、すごくおもしろかったです。今回の新刊に寄稿した先生方をゲストにお招きしてのトーク。
これ聞くと、さらに本を楽しめます。
「赤緯」は今まで簡単にしか見たことがありませんでしたが、自分も含め、家族3人のチャートを確認してみたら、なるほどね〜、と思う点がやっぱり。
石川源晃氏に師事していた辻一花先生が、ミッドポイントを取り上げていらっしゃいますが、『石川源晃氏の書籍はまさに頭がいい人が書いた本といったかんじで、そこから学ぶには難し過ぎる。』というようなことをおっしゃっていたので、思わず頷いてしまいました。
私も図書館で借りることもあれば、所持している本もありますが難しいんですよ。
私の理解力のなさの問題かなと思っていたんですが、そうではなさそうと分かりホッとしました。
「占星術の教科書Ⅳ」では様々な占星術の技法が紹介されていますが、執筆を各先生に依頼した際のこだわりの部分がいくつかあるそうで、そのうちの一つは「無料のサイトを使っていずれも自分で調べられる方法を紹介している」ことだとか。
ハーモニクスを学んだ際も感じましたが、見慣れた自分のチャートがさらに深掘りできそうで、新たなおもちゃを手にした気分です。
ただそうなるとインプットに偏りがちになるのは目に見えているので、こちらで同時にアウトプットしていけたらとは考えています。
「占星術の教科書Ⅴ」も発売が楽しみです。
※ただしⅣとⅤについては、ある程度ご自身のチャートが自分で読める方向けだとは思います。
本の紹介だけの内容ではなんなので。
冒頭にも書きましたが、ブログやXのポストを見ていると、やっぱり「サイン」(星座)が世の中的にはキャッチーでとっつきやすいんだなと思います。
特にXでは「12星座あるある」のポストが目立ちますが、確かに「占星術への入口」としてはそこになんだろうと。
でも深掘りしていくと、本当の楽しさはもっとあるんだよーと伝えたくなるので、ここでこっそり書くことにします。
チャートをよむ際、わたしもサインはもちろん見ますが、どちらかといえばそのサインのルーラーはなんだろう?
という見方になりますし、サインそのものではなく、そのサインが該当するエレメントやクオリティーの性質をみるかんじです。
「天体(惑星)が主役」というのは、占星術講座など基礎から学ぶ機会があった方であれば、割とすんなり入ってくるのではないかと思いますが、よく以下のように表現されているのを目にします。
天体が役者
サインは衣装
ハウスは場面
アスペクトは役者同士の絡み
私が最初に受講した占星術講座で、アスペクトリーディングを学ぶ際、受講者のチャートをサンプルに、天体同士の組み合わせのみでアスペクトを解釈しました。
サインはあえて無視したのですが、ちゃんとそのチャートの持ち主の個性を捉えていました。
ポイントとしてはタイトなアスペクトであることが重要かもしれません。
サインを考慮しなくても、こんなにしっくりくるんだー、と当時は思いました。
娘にはオーブが一桁の分単位のタイトな「太陽火星オポジション」のアスペクトがあります。
一般的な解釈としては、闘争心や挑戦力に優れている一方、迂闊さだったり敵を作りやすかったりなんていわれるようなアスペクトです。
この組み合わせ。
解釈の部分だけ見ると、どこか「牡羊」っぽい印象を受けるのでは。
もちろんこういった資質を娘は持っているように思います。
でも、娘の太陽は魚サインですし、火星は乙女サインです。
サインのイメージだけで見れば、人のサポートに回ったり、自分を主張しないかんじです。
「サイン」をメインで見てしまうと、太陽火星のオポジションの娘の場合、なんだかあれ?となるんです。
でも娘の場合、アセンダントが牡羊であり、水星金星も牡羊なので、「牡羊」っぽい要素はこっちで出ているのかなと考えることもできるので、最初はよくわからなくなりました。
でもいろんな方のチャートを見ていると、やっぱりタイトなアスペクトに関してはサインの意味はあとからちょっと添えるようなかんじでメインは天体同士の組み合わせで考えた方が確実に当たっていると思えるようになってきました。
占星術講座で学んだことが、実感として落とし込めるようになってきたわけです。
私は地のエレメントの山羊の水星で、そこに土星もアスペクトしているので、自分の実感や経験に落とし込めてはじめて「理解できた」と思えます。
「太陽魚と火星乙女オポジション」って、昔のドラマの「ナースのお仕事」の主人公のようなイメージが近いかもしれません。
私と同世代の方ならわかるかも。
あのストーリーは、主人公のキャラクターとナースというイメージの不一致があるからこそコメディとして成り立つわけなんですが、同じ主人公でも熱血スポーツものや刑事ドラマだったら、また少し違った印象のドラマになるかもしれません。
こういう例え話は苦手なので、なんのことやら、
というかんじかもしれませんが、やっぱりチャートで注目する点は「天体」です。
もちろん一つのサインに天体が集中している場合は、そのサインの性質が強調されているとよみますが、あくまでどの天体が集中しているか次第だと思います。
このあたりは、ハーモニクスやハーフサムの理解が深まってきた今だからこそ、よけいにそう考えるようになったともいえるかも。
アスペクトが難しいと感じたら。
理解する練習として、まずはご自身や身近な方をサンプルに、オーブが3度くらいまでのアスペクトをピックアップして、サインやハウスをあえて気にせずに、その方の際立った特徴とタイトなアスペクトの意味のリンクしている部分を探すというのもいいと思います。
リンクしている部分に気づいた時、その方の特徴とアスペクトがつながることで、「太陽火星オポジションってこういうことだったのか!」と理解度が高まるのではないかと思います。
あとは、サインやハウスを無視して同じアスペクトをもつ人達をピックアップして、その方達に性格や仕事など共通する特徴はあるのか、それはピックアップしたアスペクトの定番の解釈と一致しているのか、そんなことを考えてみるのもおすすめです。