小学校低学年以来の友人がいます。


家が近く、小・中・高と同じ学校だったこともあり、10代の頃はいつも身近にいた友人です。


大人になってからも、年に1回くらいは会ってたんですが、新型コロナの流行とともに疎遠になっていました。


コロナ禍の中、一度カフェで会ってはいるんです。

でもその時にコロナに対しての「温度差」みたいなものを感じました。

「未知の感染症に対して気をつける」という意識を誰もが強く持っていた時期だったとは思いますが、その時「不安」や「恐怖」を友人から強く感じましたし、仕事も完全テレワークに変更していました。


この時は、私から声をかけて会ったんですが

(もしかして、無理に誘っちゃったかな)

と感じ、それ以降ここ3年ほどは、お互いの誕生日にお祝いのメールとプチギフトを贈るのみの関係性でした。



「月天王星」が1ハウスに在室する友人。

家で1人で仕事をするのはむしろ快適だそうで、人との距離感ももともとある方です。


だからといって、人を拒絶するような雰囲気はなく、それはアセンダントが天秤だったり、太陽が魚であることも関係しているのかもしれません。


今年の私の誕生日にも、変わらずメールとプチギフトがありました。


私は少し緊張しつつも、友人の3月の誕生日の際「お礼に食事でもどう?」と提案してみました。


断られるかなーとも思ったし、それでもいいかという気持ちもありましたが、予想に反して良い反応。


3月に会う事になりました。



占星術にのめり込みはじめた頃、一度チャートはよませてもらったことがある友人ですが、その時はネイタルチャートを読むので精一杯でした。


そんな友人のチャートを改めて見てみると。


ちょうど友人の「IC」は山羊サインの最終度数近くで、シナストリーでみると、ここに私の「水星」がのる形になります。

「学生時代、一緒に過ごした友人」というかんじがします。


ただ度数的には、友人のICは最近まで山羊の最終度数を運行していたトランジットの冥王星の影響を強く受けていたという事になります。


ICは4ハウスカスプでもありますが、満員電車で1時間半ほどかけて勤務先に通勤していた生活から、新型コロナ流行により、ほぼ在宅勤務へと切り替わったのも、この冥王星の影響が大きそうです。


また友人は、アセンダントに対してIC(およびMC)がスクエアになるネイタルチャートなんですが、わたしが最後に直接友人にカフェで会った時期のトランジットをみると、案の定アセンダントに対して、スクエアになるオーブ圏内をt冥王星はウロウロしていました。逆行もあり影響を受ける期間は長かったと思います。


合わせて、その時期は山羊サインに位置していたt土星もアセンダントにスクエア。


実際カフェで会った日は細かく調べないとわからないんですが、大体の時期からはt木星もICに近づいていたのは確かなので、アセンダントに対するt土星とt冥王星のスクエアによる不安や危機感をt木星が拡大する形になっていたとも考えられます。


もちろんこの年の年末に起きた、グレートコンジャンクション(t木星とt土星の合)は友人にとっては、4ハウス的なことに影響を与える形になったのではないかと推測します。


占星術について理解を深めていった今だからこそわかるけど、なかなか友人にとってはきつい時期だったのではないかと思います。


「スクエア」というのは、思わぬところからくるかんじというか、同じハードアスペクトでもオポジションなら正面から見える分、意識はしやすいので解決策を打ち出す等対処はしやすいと思いますが、スクエアだとなかなか難しいともいいます。

とくに友人の場合、影響力が出やすいアングル付近でのスクエアだったわけですし。



そして、「会おう」となった今のタイミングでの、友人のネイタルに対するトランジットを確認すると「n太陽t海王星コンジャンクション」がありました。

自己を表す「太陽」が境界線をあやふやにする「海王星」と繋がっている状態。

また友人のチャートルーラーは「金星」になりますが、t金星がICをちょうど通過したタイミングでした。

「子供の頃からの友人」と会う約束を取り付けるタイミングとしてはなかなかよさそうです。


合わせてプログレスの月をみると、蟹サインでp火星とコンジャンクションしています。

度数的に私のn月ともコンジャンクション。



ああ、これは「会うタイミング」なんだな、と思いました。