ニュースでお名前を目にして、その驚きに思わずすぐに確認した出来事。
察しのよい方であれば、何のことを書いているのかわかるかもしれませんが、それをここにダイレクトに書くつもりはないんです。
いろいろ思うことはあっても多くの人が目にする場で書くことではないと私自身は思います。
ただ、その「出来事」がきっかけになり、考えたことがあります。
それは「権利」について。
「他者の権利」を侵害してはいけない。
ということを理屈ではみんなわかっていると思います。
ただ、相手の主張する「権利」。
それは相手にとっては大事なことだとしても、自分にとっては「大したことじゃない」という場合もあるわけです。
著作権の侵害など、確信犯的に行なわれる場合もあるかと思いますが、例えば「子供が嫌だと言ってるのにノックもせずに親が部屋に入ってくる」とか、「LINEのIDを本人に許可なく別の友人に教える」とか、わりとありがちなのではと思います。
これらを守られなくてはいけない「権利」というのには大袈裟と感じる方もいるかもしれませんが、プライバシーの侵害であり、個人情報漏えいにあたるわけです。
特にそこに、「一見正当化できそうな理由」があると、権利は蔑ろにされがちです。
親だから子供の動向が気になるのは当たり前、とか、LINEIDを教えるのは知ってる人だからいいでしょ、とか。
でも、それはあくまで正当化している方の言い分で、ズカズカと踏み込まれる側には関係ない話です。
親なら部屋に勝手に入ってもいいよ、信頼できる人にならLINEのIDを教えてもいいよ、と自分が思っても、相手が同じとは限りません。
でも、近い関係であればあるほど、ここは蔑ろにされがちです。
実際、線引きは難しくて、私もやってしまうことはありますし、後から人に気づかされることもあります。
そのためにルールがあるわけですが、相手が嫌だと思うかどうかという想像をすることが大切。
理由を理解できるできないは関係なく、他者の権利を尊重する。
これは水瓶的だなと思います。
あくまで主軸は「相手」です。
自分がどう思おうと関係ない。
ただの石ころに見えたとしても、相手にとっては特別な石ころなのかもしれないということを前提に考える必要がある。
勝手に蹴ることは問題のあることだと気づける力がこれからの時代は特に必要になってくるんだと思いますし、水瓶冥王星で変化していく部分の一つとして、そういった考え方が広まっていくというのはありそうです。
何でもかんでも確認しなきゃならない、
そんなの他人行儀だし言葉にしなくてもわかるでしょ、と思うのは水のエレメントが強い人たちのような気がします。
水も風も「湿」の性質で、人と交流することを望みます。
水はどっちがどっちだかわからないくらいの距離感で一体化することを求めるのに対して、風は距離感が大事です。
一体化することが悪いといってるわけではないんです。
お互いがそれを求めているのなら。
だけど自分の「個」を尊重して欲しいなら、相手の「個」も認める必要があるわけで。
そんな風のスタンスを水は寂しく思うかもしれないけれど、自分の権利を守るためにはその距離感が大事なんです。
理想論だと思うし、現実はそんなに上手くはいかないのもわかっています。
だけど、みんながそういう意識を持つことは必要だと思っています。
年齢や性別、職業や肩書に関係なく、その人を「1人の人間」として扱う。
水瓶的だなと思います。
ただ、「水瓶」だけが突出していくのはやっぱりバランスがおかしくなるというか、12サイン全ての意識が必要です。
水瓶と蠍はサインでいうと、スクエアの関係ですが、水瓶的に個を尊重するのであれば、相手が何を望んでいるのか、何を嫌がっているのかを、洞察する蠍的な力が必要になってくる。
また水瓶のいうことは、理想論になりがちなので、現実的に生活を営もうと思ったらやっぱりスクエアのサインである牡牛の感覚も大事。
自分の主張をしつつ、他者の権利を尊重するというのは牡羊天秤軸でもあります。
そんな風に「スクエア」の関係になるサイン以外でも、それぞれ必要な部分がありますし、そこも取り入れていくことこそが水瓶が目指す世界だと思います。