アセンダントは無意識の行動パターンだったり、他の人から見た第一印象、心理占星術の考え方であれば「ペルソナ」で表面的な人格だったりするわけですが、アセンダントと社会的な看板であるMCのエレメントが一致すると、その人の本質はどうであれ、仕事などにおいてイメージ戦略しやすいかと思います。


私の場合はアセンダント獅子、MC牡羊でいずれも火のエレメント。

なので、「火のエレメントらしさ」を強調することで、社会的な立ち位置を作りやすいです。


ただ、太陽水瓶、月蟹とライツは風や水なので、自分の中のギャップをいかに埋めていくかということも大事になってきます。


外側には火のイメージ。

ついていきたくなるかっこよさとか力強さ。

理論や現実にとらわれず、自分の信じる道をゆく挑戦力。

人を奮い立たせ照らし続ける「火」であり、逆境でも簡単には消えない「火」のような部分を押し出しつつも、月蟹的な感情の交流や安心感を太陽水瓶の一歩引いた視点を活かして実現させていくようなことが、自分の満足度をあげることにつながるのかなと思います。


アセンダントとMCのエレメントは、必ずしも私のように一致することはむしろ少ないかもしれません。

その場合は意識してMC側に寄せるといいかもしれませんし、太陽や月のエレメントがMCと同じであれば、本質的な月の欲求や目指す自己イメージである太陽をうまくつなげるとよさそうです。


また最近注目しているのは、チャートルーラー(アセンダントの支配星)とMCルーラーのエレメントやアスペクトです。



例えば私はアセンダント獅子、チャートルーラーは太陽水瓶。

MC牡羊、MCルーラーは火星双子で、この2つの天体はゆるめですがトラインになっています。


アセンダントとMCのエレメントが両方「火」だあるのにプラスして、それぞれのルーラーは「風」なので、少なくとも社会にアピールするときは「火」と「風」の要素を意識した方がいいわけです。


仕事で活かすなら、前向きさやチャレンジ精神に加え、ふわっとした感じではなく理論や客観性を大事にした方が、社会的な場所では受け入れられやすくなりそうです。

月や金星の性質は全く絡まない。


そもそも「公」である太陽と「私」である月が150度のクインカンクスなので、共通点がないことからもその傾向は見られます。



チャートルーラーとMCルーラーの関係性、夫のチャートをみてみると、

アセンダント水瓶、ルーラー天王星蠍(土星獅子)

MC蠍、ルーラー冥王星天秤(火星蟹)

となり、風と水が強調されていますし、天王星はアセンダントとタイトにスクエア、火星冥王星もタイトにスクエアです。

土星はメジャーアスペクトはありません。


社会な居場所をつくるのに、苦手感を感じる配置に見えますが、風と水の要素をいかに使うかがポイントになってきそうです。


あくまで私から見ると、夫は「水」を活かしきれてなくて、個人天体で唯一の水のエレメントの火星がフォールの「蟹」サインだからかもしれません。


夫の火星は6ハウスにあり、先にもあげたように10ハウスと関係してるので、生活や健康など自分を整え管理することが、仕事など社会的活動のプラスになると思うのですが、そこは土星がメジャーのみでみるとノーアスなので、やりにくいのかもしれません。

6ハウス案件って、土星が必要になるようなことが多いですしね。


ここはハーフサムやハーモニクス等、他の方法で見ていくとヒントが見えてくるかも。



自分のチャートのアセンダントとMCを見て、さらにいえば10ハウスにあるドラゴンテイルを考えると、社会的な居場所を作ることは、割と苦労なくできちゃう部分なんだと思いました。

自分では苦手意識があったんですが。


反面、4ハウスのドラゴンヘッド蠍を見ると、やっぱり家族など自分のルーツや安心できる居場所を作ることに意識を向けた方がいいのかなとも思いました。

太陽/月=天王星(4ハウス)でもあるんですよね。


これからディセンダントにコンジャンクションするt冥王星は、この部分を意識する為にやってくるような気もしてきました。