2ハウスの状態による、「自分の持ち物に対する感じ方の違い」について思ったこと。



最近ニュースになっている、某自動車メーカーの不正問題。


我が家は、このメーカーの車を所持しています。

買い替えて1年未満ですが、前の車もこのメーカーでした。


夫、この不正問題を受けて、今メンタルが落ちています。


「体調が悪い」

「しんどい」

「なんかおかしい」


このあたりのセリフ。

夫の場合、特に珍しいことでもなく、私も慣れてしまっているので、「またか、めんどくせー」と思いながらも、「熱測ってみたら?」くらいのことは言いました。


すると、

「いや、そういうことじゃない」

と口にします。


ピンときました。

それなりの年月、一緒に暮らしているとわかっちゃうものなのか。


夫が不調を訴える原因は、「車」のことについてでした。


不安でニュースを見ることができない。

これからどうしよう。

その車に乗っているのを人から見られるのが恥ずかしい。


それらを考え出すと、心臓がバクバクしてきて眠れないそうです。



私は夫のそんな不安を目の前に。


ああ、夫らしいなぁ、と思いました。

私には、あまりわからない感覚です。


私も不正をニュースで知って、

ああ、うちの車のメーカーだ。

やだなぁ。


とは、もちろん思いました。


でもそれだけなんですよね。

少なくともこれから出てくる情報によって判断するしかないし。


また「車」そのものはについては、気に入って購入したものなので、否定する気持ちにならない。

夫が言うように、「乗っているのを人から見られたら恥ずかしい」というのがわからない。


私は物を購入する時や、持ち続けることについて、流行には左右されにくいというか、自分が気に入っていればそれでいい、と思うタイプです。


2ハウスには天体がないので、「物」への執着やこだわりは普通レベルだと思いますが、カスプサインが獅子なので、「自分がいいと思う物」であることや「個性」が大事になってきます。


2ハウスルーラーは8ハウスにあるので、一度愛着を持ったら盲信的になる傾向もあると思います。


最初に叔父から譲り受けた一眼レフカメラは「MINOLTA」でした。

MINOLTAは現在カメラ事業から撤退しています。

一眼レフというのは、レンズがメーカーによって決まっていて、メーカーを乗り換えるということは、今までコツコツ集めてきた交換レンズも使用できなくなるということなんですが、私はMINOLTAがカメラ事業から撤退した後でも手放すことが出来ず、Canonに流れつつも、MINOLTAもそのまま所持し続けるということをしています。

特にメリットはないんですが、一旦愛着を持った物にとことんついていくのは、2ハウスから8ハウスの流れだなぁと思います。



夫の場合、2ハウスには月が在室しているので、「所持すること」に対して意識が向きやすい。

「物」や「お金」を持つことで、安心感や満足感を得やすい反面、ないと不安になりやすいともいえます。


「月」は「太陽」とオポジションで「木星」

とスクエアです。

自己を表す太陽や社会的な信用を表す「木星」とアスペクトを組んでいるので、自分の所持品がそのまま「自分」の評価につながりやすいのかもしれません。


そして2ハウスカスプは魚サイン、ルーラーの「海王星」はそのまま社会での評価を表す10ハウスにありますし、サブルーラーの「木星」ともアスペクトがあるので、2ハウスが表すような「自分の所持する物」の評価が、そのまま「自分の評価」に繋がりやすいんだと思います。


2ハウスカスプの「魚」というのも、私の「獅子」と比較すると、周囲と一体化するような性質のサインなので、自分がどう感じるかというよりも、周りの声の影響を受けやすい。


たまに一緒に買い物に行き、服などを購入する時、私は夫の意見を伺うことはまずありません。


でも、夫、確かに私に聞いてくる。

聞かれれば、自分の意見は伝えるけれど、正直好きな物を買えばいいのに、とは思います。


これは単純に夫の太陽が「天秤」で、全体バランス知りたいが故に客観的な意見を求めているんだと思っていましたが、「2ハウス」も関係しているのかなと今回の件で感じました。



娘の場合は2ハウスに在室天体はなく、カスプサインは「牡牛」です。

ルーラーの「金星」は1ハウス牡羊、アセンダントにコンジャンクションしています。

やっぱり自分を着飾るアクセサリー等が昔から好きですし、牡羊や牡牛といった12サインの初期サインが関係してるので、どう見られるかというよりも、自分が好きで気にいればそれでいいといった部分が強めに出ていると思います。


夫と娘が一緒に買い物しているとよくみるのが、

娘の決めたものに対して、夫が「こっちはどう?」と他のものをいろいろすすめる場面。


迷うこともありますが、大抵は自分が最初に選んだものをそのまま購入することが多いですが、夫にしてみれば「そんなに簡単に決めちゃっていいの?」という感覚があるのかもしれません。



私は「物」に対して、自分ではこだわりの強い方だと思っているし、「お金」に対する欲もわりとある方だとは思っています。


ただ、ホロスコープを他の方に見てもらうと、「物やお金にそれほど執着しない」とは大抵言われることが多いです。


物やお金に対して貪欲だという人は、自分レベルの話ではないのかもしれません。

例えば寝る時間や遊ぶ時間を削ってでも、お金を手にしたいとは思わないし、非人道的なことをしてでも大金を手にしようとする人についてはやっぱり理解できないです。


もちろん2ハウスは物やお金だけでなく、「才能」や「経験」でもあるので、物やお金を持っていないからといって、それと同等のものをすでに手にしている可能性だってあります。

そして私は断然「才能」や「経験」がより欲しいです。

占星術の鑑定を経験を積むために無料でやっているのも、自分ぽいなぁと今思いました。



夫の2ハウスをみると、自分とは方向性が違うタイプであることがチャートから分かりますし、月のある部分というだけあって、ここに対してあれこれ私が口を挟むのは、夫婦間の亀裂にも繋がる気がします。


「月」のある部分は、きっとその人にとって大事なところ。


なので、今回の車の件に関しては、夫に対して余計なことを口走らないように気をつけたいと思います。