※タイトルがなんとなくしっくりこないので変更しました。

(元は「金星土星のハードアスペクトの好み)



昨日、仕事の休憩中に目にしたニュースにだいぶ凹んでいます。


それはミュージシャンのチバユウスケさんの訃報。

療養されていたのは知っていました。


最近だと『THE FIRST SLAM DUNK』のオープニングであの重低音のみぞおちにガシガシくる歌声を耳にしてハマった方も多いと思いますが、私にとっては、「ミッシェルガンエレファントのボーカリスト、チバユウスケ」でした。

※あえて敬称はつけていません。


今もミッシェルの曲を聴きながらこれを書いてます。色褪せないかっこよさ。



最近、金星の年齢域に耳にしていたミュージシャンの訃報を耳にすることが多いです。

それだけ年月が経っているということなんでしょうが、やっぱりこの頃好きだったものって自分の中では特別。


チバユウスケ。

ミッシェルで人生変わった人は多いはず。

私もその1人で、ミッシェルをきっかけに聴く音楽の幅が広がりました。

音源のみで聴いていた時も、そのかっこよさはもちろん伝わってきたけれど、ライブを初めて見た時の、その場のオーディエンスを全て掻っ攫う、そしてその飲み込まれ感は、いろんなバンドを見たけれどやっぱり突出しているなぁと思います。


男も女も惚れさせる人のホロスコープってどんなだろう?と思って眺めてみました。

自分はどこに惹かれたのかという視点です。


金星は私の月蟹にコンジャンクション。

金星以外でも、水星や太陽のケースも加えると、このパターンとても多い。

やっぱり自分の月が蟹だから、蟹に太陽がある人(=水星や金星も蟹になるパターン)が多いんだと思います。


そして金星土星のスクエアがある。

これもよくあるやつ。


私、金星に土星がハードアスペクトをとっているミュージシャンに惹かれる傾向がありまして、自分の好きなミャージャンのホロスコープを見てみると、結構な率で出現します。


なんというか、このアスペクトをもつミュージシャン、どこか「影」「暗さ」「重さ」を感じる方が多いんですよ。

それは曲だったり声だったり風貌だったりと出方はいろいろなんですが。

でもそれがすごくはまるというか。


なんで自分は金星土星のハードアスにこんなにも惹かれるんだろうと考えてみると、やっぱり土星の影響が強い山羊の金星だったり、オーブはゆるめだけど、同じように自分自身にも金星と土星のハードアスペクト(オポジション)があるからかなぁと思うのです。


サインやアスペクトなど、どこか自分と共通点のあるホロスコープの持ち主には、やっぱり惹かれやすいといわれています。


リアルでも、例えば服装や趣味等、自分とどこか似たような人に対する親近感や仲間意識を覚えることがありますが、そんな感じでしょうか。

出身地が同じとか。

これは、私が身内意識の強い月蟹だから、より一層そう感じるのかもしれません。



でも、金星に土星のハードアスペクトって、パリピな青春からちょっと離れたところにいた人という雰囲気も感じます。

やっぱり「土星」だけあって、キラキラした金星の中にもどっか重苦しさや冷静さがあって、はっちゃけきれなさを抱えていたり、自分の好きなものが周囲の若々しい感性とどっかズレがあり、一緒になって盛り上がることができないような、そんな金星期を過ごしたのではないかと想像させます。


どこか「真面目さ」があり、本人はそれが嫌なんだけど、でもその部分を捨てきれないというか、「鬱屈した優等生」ぽい雰囲気も感じさせます。

こうやって言語化して、自分であらためて気づきましたが、一見優等生ぽいんだけど、独特の世界観を持っている人が確かにタイプかも。

ここは火星双子にも表れていますが、バカっぽさを売りにする人は男女問わず苦手です。そのバカっぽさが演出で、地頭の良さが感じられるならむしろ好印象ですが。


ちょっと脱線しました。

金星土星のハードアスペクトもちのミュージシャン。

そういった「鬱屈した感性」が作品にも表れているように思いますし、そういう部分に私の金星山羊は惹かれるのかなとも考えました。


そして太陽の年齢域で表現する側にまわり、その鬱屈さからの反動がよりかっこよさにつながるかんじもありますね。

金星といえば、あくまで太陽の内側で「プライベート」部分ですが、表の顔である「太陽」とギャップがあったりすると、特にカリスマ性を必要とするような人たちにはそこが人気にもつながりそうです。

逆に身近さを売りにするなら、金星と太陽の性質はギャップがないほうがいいのかもしれない。


また金星を「若い女性」として見た時に、金星土星のハードアスペクトは、金星のような若い女性に厳しいが故に寄せ付けないという読み方もあり、男性がこのアスペクトを持っていたりすると「恋愛と縁遠い」とでるケースもありますが、どこか硬派な雰囲気が確かにあり、そういった部分があるからこそ男女問わず、かっこいい!と思うのかもしれません。


また、金星に土星がアスペクトをとっていると、その人自身が土星の年齢域を迎えた頃、金星のような若い女性と縁がある、ともよむことができるんですが、歳を重ねるほどに魅力を増していくのも金星土星のアスペクトの持ち主かもしれません。

土星はよく「ちょっと厳しい先生」や「師匠」に例えられますが、実際に先生と呼ばれる人達は、大学など若い女性に囲まれている環境にいる場合も多いといわれています。


また「容姿」といえば、占星術ではアセンダントをみるのが基本ですが、これはあくまで雰囲気的なものであると思っています。

周囲を見ててもやっぱり遺伝子の力は半端ない!

ただ、親子で同じアセンダントだったり、エレメントが同じだったりとホロスコープも遺伝するので、やっぱり関連はしていると思います。

私も娘もアセンダントは火のサイン。

そして母娘でアセンダントには土星がアスペクトしています。


私はアセンダントに土星がコンジャンクションしているせいか、昔から「老け顔」でした。

いい言い方をすれば「大人びている」。


これが若い頃は嫌で嫌で仕方がなかったんですが、ある年齢までいくと、不思議と年相応になるんですよね。

そして逆にそれは、周囲から見たら「昔から変わらない」という印象にもなりやすいです。


やっぱり「土星」が効いている人というのは、時間を味方につけやすいし、年齢を重ねて円熟味が増すことで、その魅力をようやく発揮できるようになるのかなと思います。



アセンダントを利用して自分をプロデュースするのもありですが、自分の金星の性質を知るというのも、自分をいい感じに魅せることにもつながりそうですね。


金星のサイン+アスペクトしている天体で見るかんじです。


例えばうちの娘なら「金星牡羊」なので、スポーティな雰囲気のあるものが好きかもしれませんし、実際最近はパーカーとジーンズが彼女の定番スタイルです。

「牡羊=火星」と考えるとここは分かりやすいです。行動しやすい服装が好き。


娘の場合はアセンダントも牡羊なので、好みと似合うといわれているものが一致しやすく、それがアセンダントにコンジャンクションしている金星としても表れているんですが(=愛されやすいキャラクター)、この金星には、土星がタイトにオポジションになっています。

なので、スポーティさの中にもどこかクラシカルな雰囲気や重さを感じさせるテイストを取り入れるとさらにいいのかもしれないなぁと思います。


パーソナルカラーでいうと、娘はたぶんオータムがウインターです。

私から見ると「黒」が結構似合っていたりするので、オータムのハードかウインターかなとは思っているのですが、この辺りは「牡羊」だけでなく、土星の影響もありそう。

ちなみに服のシルエットや似合う柄などは骨格スタイル、パーソナルスタイルも考慮するといいです。参考までに、アセンダント獅子、土星がコンジャンクションの私は、カラーは「オータム」、骨格は「ナチュラル」、パーソナルスタイルは「クール」です。

かわいいものが壊滅的に似合いません。

でも背が低いので、「かっこいい」にも振り切れない。

※占星術にハマる前は、この分野に夢中になりました。所詮オタク気質です。


もちろんアスペクトしている天体だけでなく、金星のサインのルーラーを考えても分かりやすいです。


例えば「蟹金星」なら、金星に「月」が影響している状態。

蟹サインに金星を持つ人は、かわいらしさを好む人が多い印象ですが、これは「月」が幼い子供を表しているからともいえます。

また「月」は大衆や生活も表すので、みんなに好まれるようなものや、どこか庶民的なものが好きな傾向もあり、そういったものを身につけることで、より蟹の良さである親しみやすさをアップできるともいえます。


ですが、金星蟹にアスペクトしている天体によっては、かわいらしい感じはむしろ好まない場合も出てくるわけで、水星なら軽快さを、太陽なら個性を、火星なら勢いを、木星なら派手さを、土星ならクラシカルさを、天王星なら奇抜さを、海王星なら繊細さを、冥王星なら威圧感を、と金星蟹のテイストにそれぞれの天体の風味がブレンドされたものを好むかもしれません。


「金星の好み」というのは、占星術鑑定では恋愛方面でよむ機会が多いけれど、「好き」という気持ちはいろんなものの原動力になるので、金星を細かく読んでいくと、なかなか面白い発見につながるかもしれません。



最後に。


チバユウスケ、今頃アベさんと再会して、お互い苦笑いしながらタバコ片手に酒飲んでるかもしれないな。

本当に「伝説のロックンローラー」になっちゃったよ。