知人の娘さん。

とにかく昔から本が大好きなお子さんで、小学校で書いた「尊敬する人」がテーマの作文では、赤毛のアンの作者のルーシ・モード・モンゴメリの名前を挙げていたそうです。

ちなみにわたしは、「モンゴメリ」の部分しか著者の名前は言えず。


こちらのお子さん、話を聞くと学校の成績もオールマイティにできるタイプで、やっぱり本を読むっていろんな方面にいい影響があるよなー、なんて個人的には思っていました。


この「本好き」の傾向。

私の周囲に限定していえば、乙女と魚に太陽を持つ人が多いです。

この友人のお子さんも、「太陽」「月」「金星」が乙女サインなのでやっぱりそう。


ただ、同じように本好きでも、大人になった時の職業を見てみると、乙女タイプが資格の必要な専門職だったり、数字やお金を扱う経理や金融方面が目立つのに対して、魚タイプはデザインやアートなど、感性を活かした仕事に従事している人が多いです。


「魚太陽」の友人は、デザイン系の仕事をしているんですが、その妹は「乙女太陽」で資格を活かした仕事をしてます。


子供の頃からこの姉妹をよく知っていますが、とにかくいろんな本を読んでいました。

江戸川乱歩、アガサクリスティ、赤川次郎あたりは覚えているし、ちょうど世代的にはコバルト文庫もよく読んでいて私も影響を受けました。

漫画だけど、大和和紀先生の作品や「ガラスの仮面」もこの姉妹の影響で読みはじめたなぁ。


余談ですが、この姉妹のご両親にもよくしてもらっていたのですが、お父さんはパチンコと競馬、お母さんもパチンコが趣味だったりと本好きに育つのは環境だけではないんだなぁと思います。

現にうちの娘も本に親しませようと絵本の読み聞かせをしたり、図書館もよく利用したけれど、今では漫画、ゲーム、Youtubeが彼女の中の3代エンターテイメントです。


ただ、姉妹おんなじ環境で育って、おんなじように本に親しみましたが、大人になった時の職業は全く違うのも、それぞれのサインの性質が出ているようにも思います。



知人のお子さんに話を戻します。

乙女が強く、本好きも納得なのですが、実は知人が以前、娘さんについて、とあることが気になると話していたことを思い出しました。


それは、

「たまにものすごいきつい言い方をする。」

ということ。


なんでも学校行事等でのお子さんの様子を見ていると、クラスの男の子が集団でふざけたりしていると、ここぞとばかりに注意したりするそうです。学級委員的存在というか、正義を振りかざすというか。


知人が乙女の対向サインの太陽魚だから余計にそう感じるのかもしれませんが、乙女サインというのは、確かに批判的になりやすい傾向があると言われています。

乙女は自己の成長の最終段階で、自分のスキルを完成させるサインです。

自分に足りない部分はないかよく観察し自己分析を繰り返します。


その観察力や分析力が他者に向かうと、どうしてもいろいろ気になってしまうし、直したくなってしまう。

気づくが故に、注意したくなってしまうわけです。


そんなかんじで、乙女サインが強いので「きつさ」がでているのかと思っていたんですが、先日改めてチャートを見させていただく機会があり確認したところ、獅子サインの「水星」が頂点となるトールハンマーがあることに気づきました。

底辺となるスクエアは、冥王星と天王星です。


トールハンマーは、「正義の鉄槌」なんて言われ、自分の内側に溜め込んだ怒りを時に振りかざすようなアスペクトですが、大抵こういうのは周囲から叩かれたり抑え込まれたりします。

批判に遭いやすいアスペクトともいわれてるし、知人もこの点を気にしているんだと思います。


たた、叩かれがちなアスペクトとはいってもエネルギー自体は大きいです。

そのエネルギーをもっと違った方向で使用できればとは思います。


もしかしたらこの知人の娘さんは、本を通していろいろな価値観にふれることで、必ずしも自分の「正義」が他の人にとっても正しいとは限らないことを学んでいる最中なのでは?と勝手ながら思いました。


そしてトールハンマーの噴出するエネルギーを「水星」を通して、「勉強」という形で表現することを頑張っているようにも見えました。


トールハンマーの底辺の天王星冥王星のスクエアで、既存の考え方にとらわれない発想力と興味のあることに対する探究心が水星の学習能力として表れているのではないかと。

だから勉強に対する意欲が高いのかなと。


このお子さんの「水星」は、10天体とはトールハンマーの他にはアスペクトはなく、ドラゴンヘッドとはトラインです。


大きなエネルギーをもつ水星をどんどん鍛えることが、人生の発展や人との縁につながりそうな配置にも見えました。



「読書」って、「動」か「静」でいったら、静の行為だけど、そこから得られるのは想像力や感性の豊かさといった「水のエレメント」が表すものだったり、言葉のスキルや新しい知識など「風のエレメント」が、表すものだったりと様々です。


内容にもよりますが「自分の中に取り込み消化する」という点では、地や水のエレメントが強い人が本好きになるのも分かります。


水星金星乙女の夫も、旅行や登山、温泉の本と同時に、司馬遼太郎や三国志関連の小説が部屋にたくさんあったことを思い出しました。


また、乙女魚に天体が多い人は、私と同世代であればRPGゲームが好きな人も目立ちます。

物語性のあるものに惹かれるのかな。


あと夫、今まで何度見たかわからない「ハリーポッター」シリーズをまた見てて、娘も一緒になって見てるけど、私の琴線にはやっぱりふれません。


「ロマンチック」というのは魚を表す言葉っぽいけど、実は現実的と思われがちな乙女も、あながちその性質はあるのではないかと思います。