「今川焼き」と「大判焼き」と「回転焼き」の違いってご存知でしょうか。


これらは呼び方が違うだけで、どれも同じものになります。

地域によってメジャーな名前が異なります。


このこと、なんとなくは知っていたけれど、改めて娘から聞きました。


娘がやりこんでいる「スプラトゥーン」というゲームが任天堂Switchにありまして、時折オンラインフェスのようなものを開催するのですか、その時その時でお題があるようで、今回は「コレなんて呼ぶ? 回転焼き vs 大判焼き vs 今川焼き」となっています。


ここで娘の「水星」が興味を持って反応したんでしょうね。

iPadで自分で調べてうんちくを私に披露してきたのです。



「水星」というのは、双子と乙女のルーラーであり、知識や情報をとにかく吸収していく天体です。

発達年齢域は諸説ありますが8歳から15歳くらい。大体義務教育期間に該当しますので、水星の状態を見ることで、その人の学習傾向や興味の方向性をみることができます。

もちろん水星だけでなく、3.6.9ハウスあたりもみるとより深く読むことができます。


水星が木星とアスペクトしてたりすると、いろんな方向に興味が広がるなど、分かりやすく「成績がいいタイプ」として出ることもありますし、土星とのアスペクトなら「理論が大事」になってくるかもしれません。1を聞いて10を知るというよりは習得するまでに時間をかけるタイプになりがちです。


私は水星山羊と土星蟹のオポジションがあり、「水星」が土星の影響を強く受けているんですね。

水星自体が土星をルーラーにもつ山羊サインであり、そこに土星がアスペクトしてくることで、土星成分が強くなってくる。


なので、前述したように、理論が大事になってきますし、理解するまでに時間がかかるタイプです。

水星は太陽の意思を叶えるために動きますが、太陽自体も土星をサブルーラーにもつ「水瓶」ですし、アセンダント合となるライジングプラネットも「土星」なので、どうしても無意識の行動やもともとの考え方が土星っぽくなります。


幼い頃から家にはいろんな本があり、私はとにかくこれらを何度も何度も読むことを好んでしていました。

辞書や辞典を読むのが好きというお子さんは一定数いると思いますが、どちらかといえばそっち寄りの子供でしたし、かといって月が水のエレメントの蟹なので、絵本など情緒性を育むようなものも手にしていました。

ここがわたしの学習の基礎部分というか、親から勉強しろと言われた記憶はないんですが、とにかく「活字を読む」という習慣が身についていたので、その点は勉強については優位な部分になりましたし、実際国語の成績はよかったです。

「古文」とか「漢文」が入ってくるとボロボロになってくるんですけどね。


私はこの自分の経験があったのもあり、娘にはとにかく「本」を身近に感じてもらいたいと思っていました。

絵本は破ったりとボロボロにしてしまうことも想定して最初は購入していましたが、途中からは図書館や保育園の貸し出しコーナーを頻繁に利用して、とにかく読み聞かせはいっぱいしました。

娘自身も、字が読めなくとも自分で絵本をめくり、その絵からいろんなものを想像し、自分で物語を作って読み聞かせてくれたりと、当時の動画をみると我が娘ながらそのかわいらしさにキュンキュンします。


そんな風に「身近に本がある環境」を用意してきたんですが、天体の年齢域が「月」から「水星」に変わったあたりで、やっぱり娘自身が変化してきました。

月は私と同じく「蟹」サイン。

水のエレメントは吸収したりくっついたりが大好きです。

本を読んで自分の感情が揺れ動くことを求めるサイン。


ですが、娘の水星は「牡羊」サイン、火のエレメントになりますので、身近にあるもの、馴染みのあるものを受け入れるというよりは、新しいものを自ら取りにいくような雰囲気の水星になってきます。


火のエレメントの水星はとにかく、興味が持てるかどうか、楽しいかどうかが大切です。

娘の場合はこの水星牡羊に天王星もコンジャンクションしてるので、じっくり着実にというよりは、もっと勢いやひらめき重視になります。


直感で知りたい!と思えば飛びつくけれど、そこに固執することはないので、知識を深めていくという点については若干不利な水星かもしれません。

でも斜め上の思考は得意なので、土星の理論の枠を超えたことに気づくのは得意なタイプかも。


そんな水星を持つ、水星の年齢域の娘。

やっぱりいくら学習環境を整えても、興味が持てなければ意味がありません。

火のエレメントは本人の気持ちが一番大事なんですよね。


地のエレメントを持つ私の水星なら、体験を通し習慣化することで学習に繋がるし、水のエレメントの水星なら、両親やお友達など信頼し合える人と一緒に学ぶことで学習が身につきやすい。

風のエレメントならそもそも知識を習得すること自体に面白みを感じるので、雑学に長けたタイプになるかもしれません。


火の場合は、本当に気持ちが向くかどうか。

ムラもありますね。

ですが、これ!と思ったものを見つけた時はやっぱり強いです。

成績で言えば、一番バランスよくが難しいタイプなんじゃないかなぁと思います。

でも、向上心は一番高いので、なにか目標ができたり楽しみを見出したりすると、一気に成長するタイプでもあります。

特に娘の場合、活動宮の牡羊水星なので、自主性が大事になってきます。とにかく周囲からとやかく言われると「うるさい!」と感じるしやる気も失せるというか。

ここは娘の持つ「太陽火星オポジション」にも表れています。


親のタイプによっては、娘のようなお子さんをもつ場合ヤキモキするかもしれませんね。ついつい言いたくなっちゃう。

でも、スプラトゥーンの件のように、興味のあることは自ら調べるわけです。

いかに学びにつながりそうでかつ興味のありそうなものを本人に真意を悟られないように親が配置するかも重要かもしれません。


うちは漫画や大河ドラマ、戦国鍋TVから日本史に興味を持たせると同時に、トイレには歴史年表が貼ってあり、いやでも目に入るようにしてあります。本人年表見てるかどうかは知りませんが、あえて聞かない。


勉強は習慣化が大事、というのは私としては本当にわかります。

でも、これが一番効果が出るのは、やっぱり自分と同じく地のエレメントや土星が強いお子さんなんじゃないかと思います。あとは6ハウスかな。


娘はアセンダントに金星合でもありますので、やっぱり「楽しいかどうか」が大事。


親としてはそこを占星術で理解していても、うーん、となる場面はもちろんあります。

先日個人面談で返却された1学期に受けた全国の学力テストでは、国語は順調に伸びてきてるけど、算数がガクッと下がってました。

先生からは「普段本当に授業真面目に受けているのでたまたま苦手なところだったのかな」とフォローされていました。


一応本人にそのことを伝えたところ、

「あー、確かにあれはできなかった気がする。忘れちゃうんだよね〜。」と全く気にしていない様子。


習ったその時は出来ても、繰り返しの復習をしないので忘れるのも早いのが、水星牡羊だなと思います。

牡羊の人って本当に「今」だけを見ているイメージがあります。

だからこそ、一つの考えに固執せず新しい発想ができるのかもしれません。

ただ水星山羊土星オポジションの私は「基本」を大事にし過ぎて、牡羊の根拠のない自信にいらっとくることもちろんあり、やっぱりそこはスクエア関係のサインですね。


今後もイラッとしながらも、娘にとってはどうなのかを考えて、余計なことを言い過ぎないように気をつけたいと思います。