私は「MC」に対して「木星」がコンジャンクションしています。

オーブは2度ちょいなので、それなりにタイトです。

 

このMCと木星のアスペクトって、教科書的には「上司や目上の人から引き立てられ運」なんていわれたりしますし、10ハウスに木星が在室していても同じような意味がでてくるといいます。

 

なんですが、「引き立てられる」とかかれちゃうと、そうかなぁ?と思ってしまうことはあります。

10ハウス=仕事と限定して考えるべきではないと承知の上で、「仕事」についてみてみると、職場には恵まれることが多かったし、人間関係も良好であったと確かに感じます。

 

職場というと6ハウス的ですが、私の場合、6ハウスカスプルーラーの「木星」が10ハウス側でMC合なので、関係してくるんだと思います。

 

でも実感としては「引き立てられる」というよりも、自分が社会に対して「木星」のようにありたいというスタンスがあるからこそ、いろんなことがいい方に転がっていくようにも思います。

 

人に対して優しくありたい。

悪い部分ではなくいい部分に目を向けたい。

許すことができる人になりたい。

「どうにかなるさ」の未来志向でいたい。

 

 

これ、書くと、「すごくできた人」みたいにみえますが、最初からこうだったわけではなく、この境地にたどり着くまではいろいろありました。

それこそネイタルチャートでは「木星」及び「MC」は「月」と「金星」とスクエアで、木星を頂点とするTスクエアが形成されています。

 

どうしても自分の楽しみや心の安定に目を向けがちだけど、そこを充実させるためには、同時にこの「木星」を使っていかないと難しいことに気づいたというか、社会に対しておおらかで受容の姿勢でいることで、月や金星が素直に喜べるようになってきたというか、言語化するのは難しいんですが、やっぱりタイトにアスペクトを組んでいるだけあって、切っても切り離せない関係があるんだなと思います。

 

これはまたハーモニクスでみると確かに出ているんですよね。

私のハーモニクス8では「月木星金星のコンジャンクション」があり、そこに対して、火星、天王星、海王星、冥王星がそれぞれアスペクトを取っていて、ぱっと見ただけでも強調されています。

ハーモニクス8って、「現実化」や「リーダーシップ」を表し、社会に対して自分がどんな風に考えたりアプローチしていくのかがここから見えてきます。

 

「月」も「金星」も個人的な天体ですが、それが社会天体である「木星」と一緒になり、ほかの天体の力を借りていくことで人生を作っていくようなところがあるんですね。

 

「月」「金星」「木星」というのは、いずれもベネフィックといわれる天体で、吉星といった方がピンとくるかもしれません。

 

これらの「吉星」の性質が強く出ている部分をみると、自分が「いい人」であることで、周囲に影響を与えていきたいと思うようなところがあるのかもしれません。

 

12年サイクルでやってくるトランジット木星は「not棚ぼた」といわれるように、それまでの積み重ねがあってこそ受けられる恩恵だといわれています。

 

職場に「MC木星トライン」の方がいまして、やっぱり自分と似たような部分を強く感じます。

 

確かに仕事で評価されている方なんですが、それはこの方自身が周囲に対してそれだけのものをまずは先に与えているからなんですよね。

 

この方と私は「仕事論」的な話をよく一緒にするんですが、やっぱり考え方が似ています。

チャートを読ませていただいたこともあるんですが、ネイタル自体はそこまでリンクするわけでもなく。

ただシナストリーでみると絡みが多かったり、木星サインが二人とも牡羊という共通点があります。

 

私は「MC牡羊」に「木星牡羊」がコンジャンクション。

この方は、「MC獅子」に「木星牡羊」がトライン。

 

なんというか「社会の中で自分がどんなふうにありたいか」というスタンスがとても似ています。

 

これは「木星による拡大効果」なのかもしれませんが、私もこの方も人一倍勢力的に働くというか、「忙しそう」とみられがちな立場にいます。

「仕事」が集まってくるというか、「頼りにされがち」というか。

 

できる人のところに仕事が集まっちゃうというあれです。

だから自分でいうなという話ですが・・・。


あとは「できない理由」「やらない理由」を考えるのではなくて、まずは「やってみてダメなら考えよう」というところがあります。

これはまさに牡羊木星的です。


ただ頼りにされているからといって、全部引き受けていたら自滅します。

なので「教える」ということが必要になってきますし、それはイコール「人を育てる」ということです。

 

なので、「MC木星」に見合うポジションとしては、自分一人があくせく動くというよりも、人を育ててうまく動かしていくといった風にでるのかもしれませんし、だからこそそういったポジションにつきやすいことが「引き立てられ運」としていわれるのかもしれません。


もちろんMCに対して木星がハードなアスペクトを組んでいる場合は、自分の中での葛藤があるかもしれませんね。

ICに木星合でMCとオポジションなら、まずは家族など身近な人の中で頼られがちなポジションになったり、感謝されることが増えていく中で、そこを今度は社会でどう活かすか?みたいになってくるかもしれません。


家庭を切り盛りしてきた主婦がその才能を社会に打ち出していくことで評価されていく様なイメージです。

 

そんなかんじで「木星」がMCとアスペクトをとる人は、周囲や社会から求められることに対して否定的にならずにまずはなんでも受け入れていくことが自分の成長になり、結果的に評価につながりやすいのかなと思いました。