「この人、きつい言い方をするなぁ」


これ、日常の中で割と感じることが多いです。


「他者が発する言葉」に自動的に反応するのは「月」になりますが、もともと「蟹」や「12ハウス」の月なので、おそらく自分はこういうのを人よりも多く感じてしまうタイプなのだと思います。


なので、そんな自分の性質を知っているからこそ、「過剰に反応しない」ように心がけていますが、周囲をみると、ここが人間関係のギクシャクにつながっているケースもよく見かけます。



今の職場環境を考えた時、基本的に人間関係は良好だと感じていますが、やはりそこはいろんな人が集まる場所なのでもちろん感情面での軋轢が起こることも時にはあります。


でもそこは、「山羊」的な役割を全うする仕事の場だということを理解して、みんな表面上は抑えてる。

それでもぴりっとなるような空気を感じることも時々は…。


そして、その「空気」を生み出す人って、結構固定されている印象です。


分かりやすくいうならば、「言葉がきつい人」


もちろん「言葉のきつさ」は「受け取る側がどう感じるのか」次第でもあるので、水のエレメントの月だったり、海王星がアスペクトを組んでいたりすると、他の人には「きつい」と感じないような言葉でも、その人にとってはそうじゃなかったりします。


あとは、金星が太陽や水星とアスペクトしていると、「温和さ」「強調性」を大事にする為、その人自身の言葉や雰囲気は柔らかくなる分、そうでない人に対しては「きつい」と感じることも多くなるかもしれません。


ですが、受け取る側の個人差を考慮した上でも「言葉のきつさ」を感じさせる人って実際います。

誰がみても、「あの人、言い方きついよね」と声が上がりがちなタイプだったり、人間関係でちょっとした軋轢を起こしがちだったり。



そんなタイプに共通するアスペクトはあるのかどうかを調べてみました。


「言葉」ということで、「水星」に注目してみると


「水星ー冥王星オポジション」

「水星・冥王星コンジャンクション」


といったふうに、「水星」に対して「冥王星」が絡んでいるケースか目につきました。

また、「水星」と「太陽」がコンジャンクショすることも多いので、同時に「太陽」に対して「冥王星」がアスペクトしているケースも。


お一人だけ「水星」「火星」のコンジャンクションに対して、「木星」のオポジションという方もいましたが、「冥王星」が絡んでるケースとはちょっと雰囲気が違います。


「火星」の人には気軽に言い返せるけれど、「冥王星」の人に言い返したらめんどくさいことになりそうで、黙ってスルーするのが最善、と考えてしまうかんじがありました。



単純に「冥王星」というと、コントロールだの支配だのといったキーワードがあるように、言葉の威力で人を思いのままにしようとするようなところがあるともよめますし、それが人を煽動する発言力につながったりといい面もたくさんあるのですが、扱いきれず悩んでいる方にとっては救いのない記事になってしまうので、もう少し考えたいと思います。


この「水星」「冥王星」のアスペクトって、集中力に長けていたり、他の人が気づかない部分まで気づいたりと、神経が極限の状態まで働いているんだと思います。


みんながのほほんとスルーしてしまう事に対しても、その小さな違和感をどうしても察知してしまう。

そして、その違和感に気づいたら、追求せずにはいられない。

こだわり続けてしまう。


だからこそ研究職に適性があったりします。

余計なものに惑わされない分、本質を見極める。


この資質、「冥王星」なだけあって、危険と隣り合わせの状況なら、すごく頼りになります。

生死が分かれるようなシチュエーションなら、とても大事になってくる。

勘とか第6感といわれるものかもしれない。


でも「日常」で発揮しようとすると、やっぱり難しいですよね。

その「こだわり」は他の人には理解が難しかったり、どうでもいいことかもしれない。


でもそこに対してつっこむことをやめられないのが「水星」と「冥王星」のアスペクトなのかなと思います。

そして極限を表す冥王星なので、扱う言葉もクッションがなく、「事実のみ」となる分、金星的な柔らかさに欠ける気がします。


「文字だけ」「事実だけ」のメールのようにシンプルに振り切っちゃうと、分かりやすいけど冷たさも感じるのは日本の文化的な背景もあるかもしれないですね。


案外海外なら「水星」「冥王星」のアスペクトから受ける印象は違ってくるのかもしれません。



ちなみに今回調べた限りでは、水星冥王星「スクエア」の人はいなくて、みんなコンジャンクションかオポジションなんですよね。


コンジャンクションは自分でも気づかないうちにそういう資質がでることや、同時に太陽合になってるケースをみても、その人の印象として言葉のきつさが表れやすいのかもしれません。


オポジションはそのまま「外への表現」や「周囲への影響」として表れている気もします。



「水星」は仕事のやり方にももちろん影響する天体ですが、「冥王星」が絡んでる人は、チームワークやコミュニケーションが求められたり、他の人との調整が必要な業務よりも、一つのことに集中できるようなものがいいのかもしれません。


重要な部分にコミットして人に伝える力もありそうなので、プレゼンなんかも得意かも。


逆に電話対応等しながら、仕事するシチュエーションだったりすると、イライラが募りそうです。



どちらにしても「自分の発する言葉」が良くも悪くも影響力の強いものだと認識するのが大事かなと思います。


自分の資質がどういった場面では活きるのか?

はたまた非難されがちなのか?


なんか上手くいかないなぁと感じる時は、考えてみるのもいいかもしれません。