前にも確か書きましたが、占星術の鑑定をご依頼いただく方は、どこか自分と似たような要素を持っている方が多いです。
それはチャートの天体配置やサインだったりする場合もあれば、お子さんがいたりと現実での社会的な立ち位置が似ている場合等いろいろですが、似ている部分があるからこそなのか、ご相談内容に対して「ああ、わかるなぁ」と感じることがほとんどです。
わたしは「月蟹」ですが、やっぱりこの「共感できる」ということが多分大事で、逆にいえば自分と全く共通点がない方のチャートは、やっぱりどこかよみにくさはあります。
ただそういった場合も、ホロスコープを通して他の方の人生や生き方にふれる感覚は確かにあり、不思議なもので、チャートを眺めているうちに、その方に入り込んでくようなかんじがするのです。
特にソーラーアークチャートを一緒にみていくことで、その人の過去を一緒に振り返っているような気分になります。
例えとして適切かはわからないんですが、俳優さんがいう、「自分と役柄の区別がつかなくなる」という感覚に近いのかも。
これは天体でいうと「海王星」っぽいですね。
そもそも占星術のような「占い」に意味を見出す人は、やっぱり海王星がチャートの中で目立っていることが多いです。
目に見えないものをキャッチする力が強いからこそ、現実生活で翻弄されることも多いのかもしれません。
あとは、ご依頼者がお仕事やライフワークとしてあげられる内容を見ると、「私が望みながらも得られなかったもの」を多く持っていたりします。
具体的には控えますが、「海王星」を上手く活かしているというか。
人のホロスコープを羨んでも仕方ないことは分かっていますが、「いいなぁ」と思わざるを得ないチャートの方は多いです。
でも、私自身のチャートはそこまで「海王星」は強調されていないし、この現象はなんだろう?と思っていたんですね。
自分の「願望」のようなものが、ブログの記事に反映されていて、そこに反応した方々が読んでくださっているのかな?なんて想像してました。
ですが、ミッドポイントを見ていくと、ネイタルチャートではそれほど強調されていなかった「海王星」が結構目立っていたんです。
現実思考でありながらも、その枠に収まりきらないものに惹かれるのは、ああ、そういうことなんだろうなと腑に落ちました。
ミッドポイントというのは、自分で意識することではじめて現実への影響力がでてくるといいます。
音楽が好きだったり、漫画が好きだったりと、「海王星」的なことはやっぱり縁が深いです。
そしてそれを表現する側、つまり「人に影響を与える側」にずっとなりたかったんだなと思います。
そして今、形は違えど「占星術」を使ってやっていることは、私がもともとやりたかったことに近いのかもしれないなぁなんて思っています。
「仕事」として考えるなら、どうしてもそれは「お金」につなげる必要があるのかもしれないけれど、「好きだからやっている」というのは、子供の時にお絵かきが好きで、ただひたすら描いていた気持ちに近いのかもしれません。
記事の内容、伝わってますかね。
心配。
大抵「海王星」案件を書き出すと、何を伝えたいのかわからない記事になりがちなんですが、感覚的に読み取っていただけたらうれしいです。