私の父と母は結婚して約50年、なんだかんだお互い思うことはあるのかもしれませんが、生活を共にする事を続けています。
特別仲がいいわけでもありませんが、娘である私が把握している限りでは離婚の危機のようなものは今までにありませんでした。
もちろん専業主婦の母なので、離婚したら生きていくのが大変という思いがあるからこそ、そうならなかっただけなのかもしれませんが、母のネイタルチャートを見ると「我慢」するタイプには見えません。
実際、父に対しては割と強気ですし、母のチャートにはタイトな「太陽◻︎天王星スクエア」もあるので、自分のやり方に難癖をつけられるものなら反発心が強いです。
ただ、魚ステリウムなので、そもそも受け入れのボーダーが曖昧ないのかもしれません。
本人が「我慢」と感じなければ、それは反発心も起きないわけだし。
もちろんこのアスペクトは父にも投影されているように思います。
お互い「言っても無駄」な部分を分かってるからこそ、そこを放置する事で上手くいっている夫婦というか。
母といえば、「朝」が苦手な印象が強いです。
妹が小学校低学年の頃は平日は私たちと同じ時間に起床していましたが、休日は10時ごろまで布団の中でした。
さらに娘たちが1人で朝の準備をできるようになる頃には、平日もおんなじようなかんじで、いわゆる「良妻賢母」「内助の功」といったイメージとはかけ離れている母。
逆に父はかなり早起きで、まだ誰も起きていない状態の中、1人で仕事に行くようなスタイルでした。
ただ、それが当たり前であったので、私は特に不満もなく、おそらく父も妹もそんなかんじで、朝食は自分の食べたいものを勝手に用意したり、前日の残り物を食べたりしていました。
そう、そんな母に対して、父は特に文句もなく。
家計管理は母に任されていましたし、とにかくエンゲル係数の高い家なんですが、父は自分の稼ぎからそれなりの額の「お小遣い」をもらい、多くの趣味にそれを費やすようなかんじでした。
母は母で、家計から好きなものを結構買ったりと、お金に関しては結構アバウト。
自由にできている印象です。
進学等含め、娘2人のことは基本「母」、お金を稼ぐことは「父」と、役割を明確にする事で、上手くやってきたように思います。
そして私の親世代はそういう家庭も今より多かったんじゃないかと思います。
配偶者に求めるものって、人それぞれだと思いますが、「自由にできる事」というのが、父と母にとっては大事だったのかもしれません。
月が天秤サイン、そして他の個人天体が魚サインの母なので、父が自由にする事に対してある程度尊重して寛大になるのかもしれませんし、父は父で、月獅子や金星双子部分を家庭内で阻害されることがなかったからこそ、太陽蟹で父なりに家族を維持する事を意識していたのかもしれません。
そんな父と母ですが、シナストリーチャートでは「夫婦の縁」らしきものをあまり感じません。
もちろん出生時間不明でそれぞれのチャートを出しているので、月の度数やアングルはよめないという不完全さはありますが、それにしても「かする部分」がほとんどないのです。
結婚のきっかけはよくわからないのですが、お見合いではなさそうです。
高校が一緒だったとは聞いたことがあります。
学年は父が二つ下。
結婚した時期のプログレスチャートやトランジット、はたまたミッドポイントまで見れば、腑に落ちる部分を発見できそうな気もしますが、シナストリーだけ見てても、なんでこの2人結婚生活50年も続いているんだろう?と正直思いました。
出生時間の判明している御夫婦のチャートを見る機会が、まだそこまで多くないせいもあるかもしれませんが、長年連れ添った御夫婦だと特に、何かしら一緒にいる意味を感じさせるような部分を大抵見つけられることが多いです。
でも父と母に限ってはわからない。
まだまだ見るポイントはあることも踏まえて、現時点で唯一関係してそうなのが、母の「金星」に対して、父の「土星」がオポジションをかけていることです。
母が結婚したのが金星の年齢域。
割と自由奔放だったらしい母の恋愛関係に、父が結婚という形で、土星の秩序を与え、制限をかけてきたともいえます。
母が父に対して文句を言う時、冗談半分でよく口にしていたのが、「違う方を選んでおけばよかった」ということ。
本当かどうかわかりませんが、好意を寄せてくれた人がもう1人いて迷ったとのこと。
母の金星は魚サインなので、品位はエグザルテーションになる上、ノーアスペクトです。
(マイナーアスペクトまでいれると木星とのセプタイルあり)
※出生時間によっては「月」と「金星」のクインカンクスになる可能性もあります。
私が言うのもなんですが、とにかく可愛らしい母で、後期高齢者に近づいた今でもそれは顕在です。
孫である娘からも「ばーちゃん可愛い」と言われています。
そんな母なので、「モテた」と言う話は事実なんだろうと思います。
若い頃の写真も見たことがありますが、まぁわかります。
魚ステリウム、月天秤、そして「月」は出生時間に幅を持たせたとしても「海王星」が合になります。
母を見ていると「ストライクゾーンが広い=モテ」も成り立つのではと思います。
ノーアスペクトの品位のよい金星力を発揮して人を惹きつける。そして魚サインの包容力を発揮する。
これもある意味「魔性の女」かもしれません。
そんな母にとっての「金星」を父は自分の「土星」で見張りつつ、母の「太陽◻︎天王星スクエア」で反発を喰らわない程度には自由にさせる。
父自身のネイタルの「月獅子」や「金星双子」を自由にさせてもらい、「火星海王星合」で闇雲に突っ走るところも母の受容力で自由にさせてもらっている。
これが夫婦生活が続いている理由かも。
シナストリーではそこまでピンとこなくても、現実として夫婦生活は続いているわけなので、相性がいいか悪いかは分かりませんが、一緒にいることでお互いのメリットにはなっているんだと思います。
そして娘である私自身の「太陽」と「月」は150度のクインカンクスです。
「太陽」と「月」の関係は、自分が生まれた時の父親と母親の関係を表すともいえますが、このアスペクトを見ていると、共通点がない2人がそれなりに努力して、いまの夫婦2人のスタイルに落ち着いたようにも思えてきます。
そして妹の「太陽」と「月」はアスペクトこそとりませんが、太陽魚と月蠍で、水のエレメントで共通しています。
妹が生まれる頃には、「情」による繋がりが強くなってきたのかな?といったふうに考えてもおもしろいかも。
自ら夫婦の縁を話すような両親ではないので、本人の口からは聞くことはこの先もないと思います。
そして私もそのあたりを聞くことは照れや居心地の悪さみたいなものを感じるので、おそらく真相はこの先もわからないと思います。
なのでホロスコープから見えるものを通して想像するくらいが、両親との距離感としてはちょうどいいのかなと思いました。