占星術鑑定を受けていろいろ考えたこと、覚書です。
占星術鑑定のご依頼をこちらで募集し始めて、約半年。
見知らぬ方のチャートをよませていただくことで、「経験値」をあげていきたいと同時に、「自分の鑑定スタイル」を作っていけたらという思いから鑑定を始めました。
そして現在、「経験値」はそれなりにはあがってきたのかもしれませんが、「鑑定スタイル」に関してはよくわからないなぁと正直思っています。
伝えたいこと詰め込みすぎて、お相手に伝わっているのかな、散漫になっていないかな?と心配になったり。
いただいたご感想を拝見する限りでは伝わっているようで、うれしくもあり安心もするんですが、どこか自信がありません。
そんな部分について先日鑑定を受けた際、相談したところ、ちょっと腑に落ちた部分があったのでそこからいろいろ考えてみました。
「占いあるある」だと思いますが、ご依頼者には2パターンあるような気がします。
ひとつは、今現在、トランジットの天体の影響を大きく受けていそうなご依頼者。
やっぱり「土星」「天王星」「海王星」「冥王星」ですね。
この場合、迷いや不安についてのご相談、または何か決断をしなければならないような状況についてのご相談などが多いです。
ふたつめは、私自身のチャートとどこか共通点があったり、感受点に天体をのせてきたりとパターンは様々なんですが、実際にお会いしたら、何かしらの反応が起きそうなご依頼者。
おそらくどこか共鳴しあえる部分があるからこそ、このブログを読んでくださっているわけですし、記事を通して「私」を知った上で申し込んでくださるというのは、とてもうれしいことでもあります。
どちらにしても、ご依頼くださるというのは「縁」だと思うのですが、私の場合「アンチバーテックス」が11ハウスにあり、「火星」とコンジャンクションしているせいか、信頼してお申し込みくださった方の期待にどうにか応えなきゃと頑張ってしまうようなところがあります。
アンチバーテックスは、本人がら望む望まないにかかわらず「集団から押し付けられがちなこと」なので、サインのみをみるのであれば、「双子」的に、身近なことに関して言葉や情報を駆使して発信することなどが「役割」みたいになりがちです。
ハウスをあえてよむとすれば、11ハウスなので、
仲間の中で発言することを求められたり。
占星術でいえば、メール鑑定というのもそれっぽい。わかりやすく伝えるといことも双子サインですね。このブログを書くこと自体もアンチバーテックスぽさがあります。
読んで下さる方の存在が、書くという行動に向かわせるというか。
アンチバーテックスを集団から押し付けられた義務と考えるとなんか分かりにくいんですが、「期待に沿わなきゃ」という部分なのでは?と考えるとしっくりきます。
娘の保育園時代からの友人で、走るのがとても早い女の子がいます。
お兄ちゃんも足が早くて、運動会では毎年リレーの選手でした。
それが当たり前であり、親もそんな子供達に対して誇らしい気持ちがある。
運動会当日は、カメラを構えて子供の勇姿を撮影しようとします。
なんですが、実はこの女の子、「リレーの選手」になることはあまり嬉しくないとのこと。
娘から聞いた話では、親やクラスメイトの期待がプレッシャーになっている様子。
これが「アンチバーテックス」なのかな、と思うのです。
「期待値」が大きいからこそ、プレッシャーにもなるし、でもそれに応えるためにバーテックス側で努力する。
この女の子、早朝に家の近所をランニングするのが日課になっています。
この「ランニング」がバーテックス。
ここを磨くことで、集団から求められること、みんなの期待に応えることができるようになる。
周囲からのプレッシャーをバネにして、自分を成長させるイメージです。
自分が本当にやりたいことではないかもしれないけれど、それをすることで存在意義がもてるというか。
Vt、AV軸は、出生が日本であれば、ある程度「ハウス」が決まってしまうので、チャートを読むときにハウスは考慮しない場合もあると聞いたこともありますが、私の場合はやはりアンチバーテックスが11ハウスの「火星」、バーテックスが5ハウスの「海王星」にくっついているので、引っ張られる部分はあると思います。
期待に応えるため、「火星」で頑張ろうとします。でも同時にプレッシャーでもあります。
「期待に添えなかったらどうしよう」
11ハウスの火星なので、他者からの信頼を得ることに力を注ぐんですね。
逆にいえば、幻滅されることが怖いんです。
そのためにバーテックス側を磨きます。
5ハウス、海王星とタイトにコンジャンクションの射手サインのバーテックス。
海王星は9ハウスのルーラーなので、専門性を深めることが楽しくなります。
そこに理想や夢も入ってくるけど、海王星なので無限に広がりがちで、焦点がわからなくなってもきます。
あれもこれもになりやすい。
まさに今の自分にとっての「占星術」です。
V tーA V軸を占星術鑑定で考えるのであれば、依頼者に伝わりやすい言葉でチャートを読み解くことが私に期待されることであり、そのためには自分の好きな世界に翻弄されるのも必要なのかななんて思いました。型とスタイルはあまり考えず、どっぷり浸ることで、ご依頼者が受け取りやすいような言葉で伝えられるようになるというか。
なので、鑑定スタイルなんて別になくてもいいのかもしれません。
ただ、「ちゃんと伝わるようにわかりやすく」することと、当たり前ですが適当なことは言わずに「信頼を得ること」は自分の鑑定で特に大事にした方がいいのかなと思いました。