タイトルそのままなんですが、以前受講した講座で、
アセンダントの資質やイメージと社会的到達点のMCの看板が一致していると仕事にスムーズにつながりやすいという話を聞きました。
アセンダントはどうしても出ちゃう部分ですし、1ハウスに在室する天体と合わせて、ここは努力してもなかなか変えるのが難しい部分です。
だったら、そこをむしろ活かして、MCを目指すほうがいいよね、という講座内容だったと思います。
松村潔先生の「最新占星術入門」にアセンダントとMCの組み合わせが28通りのっているんですが、読み込むと、アセンダントとMCの違いの理解がすすむなぁといつも感じます。
ちなみに「28通り」というのは、日本国内でのチャートであれば、ということみたいです。
たぶん出生地が日本であれば、ということでしょうかね。
書籍には解説はありませんが、プラスしてアセンダントやMCにアスペクトする天体や1ハウス在室天体、あとは、チャートルーラーのアスペクトも考慮すると、方向性が見えてくるかもしれません。
例えば私の場合。
アセンダントは「獅子」
MCは「牡羊」
チャートルーラー「太陽」は「木星」「火星」とソフトアスペクト。
「月」とハードアスペクトあり。
アセンダント「土星」コンジャンクション
MC「木星」コンジャンクション
松村潔先生の解釈を取り入れながらよんでみると
気持ちが昂るような特別な人生を望み、太陽のように輝けることが重要。
人真似は嫌で、未開の分野に魅力を感じどんどんチャレンジしていきたい。
だけどどっかで不安もある。
獅子も牡羊も火のエレメントなので、情熱に突き動かされやすい反面、土星が表す慎重さも持ち合わせている。
失敗したらどうしようという思いがありながらも、一歩踏み出していくことで
木星が表す幸せにつながっていく。
ようは、自分の個性を発揮したい!やってみたい!と思ったら、本当にできる?という気持ちがセットでついてくるけれど、その不安を払拭できるだけの努力をセットにチャレンジしていくことで人生がひらけます。
といった感じでしょうか。
実際そんな感じはありますね。
まだ答え合わせするのには早いかもしれないけれど。
もっと細かく見ていくと結局はチャート全体をみることになるんですが、アセンダントや1ハウスというのは、努力でどうにかできるものでもないし、やっぱり「活かす」方向で考えたほうがいいのかなと思います。
私のチャートではアセンダントとMCが両方とも火のエレメントで矛盾がないんですが、こうはいかないケースもあります。
例えば娘は
アセンダント牡羊
MC山羊
と、火と地のエレメントの組み合わせです。
この組み合わせについては、書籍の解釈を参考に書いてみると、
実践力、行動力はばっちりだけど、考え無しで独りよがりになりがち。
勢いはあるけれど、形にするのが苦手。
だからこそ、社会的な成功を求める、評価されたいと願う。
先駆者としてチャレンジし続けることで、結果大きなことを成し遂げるルートを目指すとよし。
こんなかんじです。
私と違うのは、アセンダントの行動からやりがちな「失敗や挫折」を糧にして、「自分の強み」を意識することでMCに向かっていくようなイメージでしょうか。
チャートルーラーの火星は確かに「太陽」とオポジションですが、「月」とセクスタイルであり、「冥王星」とトラインなので、挫折を味わったとしても、自分で気持ちを再度奮い立たせることはできそうですし、冥王星の復活力もありそうです。
アセンダントには「金星」がコンジャンクションしているので、基本楽観的な部分もあるかもしれません。
またチャートルーラーをみると、その人が重要視する部分が見えてきたりします。
私の場合「太陽」なので、自らの個性を発揮し輝き、周りを照らすこと。
やっぱり太陽なだけあって主役っぽさを感じます。
娘の場合「火星」なので、挑戦とか獲得、自己主張が大事になってきます。
なりふり構わないかっこ悪さも時には必要かもしれません。
この重要視する部分がその人の武器だとしたら、その武器を活かせるような「MC」を目指すといいのかもしれません。
持ってるのが鋭利な刃物なのに、その刃物はしまっておいて、と求められるようなMCだとなかなか大変そう。
もちろん大変な経験をしたからこそ、次は自分の武器が活かせる場を目指す!となってもいいと思います。