「水星」と「金星」の両天体は、太陽から大きく離れることがない分、この二つの天体がコンジャンクションとなっている人というのは結構いらっしゃると思います。
「水星金星コンジャンクション」
私もオーブはゆるめですが持ってますし、周囲にも数人いますが、そのアスペクトの示す通り
「人当たりの良さ」「気遣い」「感じの良さ」として出てるなぁと思います。
なんだろう、「水星」がシンプルな言葉や表現であり、事実をそのまま伝えることに重きをおくとしたら、「金星」は花を添えるというか、敬語だったり、ねぎらいの言葉だったり、はたまた絵文字とかそんなかんじ。
水星に金星がコンジャンクションしていることで、「ワンクッション」入る感じなんですよね。
あとはわりと厳しめのことを伝えるにしても、言葉をすごく選んだり。
金星は「調和」という意味から、人間関係の円滑さにも関係してきますので、コミュニケーションにおいて相手の立場を考えることが得意になったりします。
特に電話やメールなど、顔の見えないやり取りにおいては、相手の反応がわかりにくくなりがちですが、「金星」で円滑な関係性を築くために、相槌をうったり、メールのレスポンスが早かったりするかもしれません。
事情があり、返事できないときも放置せず、まずは一報いれたり。
職場に、水星金星コンジャンクションの方がいます。サインは蟹。
この方は仕事におけるチーム内のコミュニケーションをすごく大事にしているように見えます。
ちょっと予定外の急な業務など、無理めな依頼事をするときは、そこに缶コーヒーなどを添えてお願いするなど、相手の気分を害さないような配慮ができる方です。
ただこれも、賛否両論あると思うんですよ。
仕事なんだからそんなことする必要がないという考え方。
もちろんそれもわかりますが、私自身もやっぱりオーブは広めですが「水星金星コンジャンクション」があるので、職場のその方の行動はとても理解できます。
「お互い気持ちよく仕事したい」
ただ、それだけなんですよね。
ただ、どうしでも「水星」「金星」ともに、太陽より内側にあり、個人的な部分が強い天体になりますので、自分と人の違いみたいなものが理解しにくい天体なのかなとも思います。
自分が周囲に配慮することを自然にできる分、そうでない人のことを「理解できない」と思いがちです。
会話をしていて、相手の相槌が全くなかったり、無表情だったりすると、「話聞いているのかなー」「興味ないのかなー」「理解してるのかなー」と不安になったりします。
また、ストレートすぎる物言いだったり、タイミングを読まない発言に対して、「月」が反応し負の感情が沸いたり。
不躾な人も苦手です。
「コンジャンクション」ということで、本人にとっては当たり前であり、無意識です。
なので、「そうでない人」のことがほんとにわからないんですね。
結構これはストレスになります。
このあたりのストレス、「水星金星コンジャンクション」をお持ちの方なら、なんとなくわかるんじゃないでしょうか。
私もその職場の方と、一緒になって愚痴めいたことを話すこともありますが、「〇〇さんに仕事を依頼すると進捗状況が全く見えないから困る」といった思わず共感してしまうような流れになることがよくあります。
「水星金星コンジャンクション」をもつ人にとっては、「相手の心配を引き出さないように」と配慮するのは自然なことなので、逆に仕事の依頼を受けたなら、言われなくても進捗状況を伝えるわけです。
だからそれができない人に対して、なんでー?となる。
「報連相」なんて言葉、「水星金星コンジャンクション」を持つ人にとっては、当たり前の感覚だと思います。
言われなくてもおそらくちゃんとします。
だけど、「いろんな人」がいるわけだから、円滑に回すために、あえて「報連相」を社会常識とするわけで、社会人としてできてない人に対してはそれなりに指導や指摘が入るわけです。
また、挨拶など「そうできたらいいよね」という道徳的な部分が「木星」だとしたら、規則や法律など「そうしなきゃいけない」という罰則を伴う部分を担う「土星」なのかな、とも思います。
「木星」の部分は罰則がないとはいえ、やはり「社会天体」なだけあって、ここができていないと非難されがちだったりしますね。
うちの会社でも「ホスピタリティー」なんて言葉がよく出るけれど、ここは「木星」管轄なのかなと思います。
「水星金星コンジャンクション」があると、おそらくこのホスピタリティー精神というのは肌感覚としてわかりやすいと思うけど、行き過ぎると「お客様は神様」にもなってしまい、弊害が出てくる部分もあると思うので難しいですね。
「木星」の寛容さの中では、そこから逸脱する人を捌くことはできません。
だから「土星」の締め付けが必要になってくる。
そしてその土星でガッチガチに固めたルールはある意味「絶対」になりがちだけど、人や時代が変われば合わなくなることもあるわけで、そうなると「天王星」で一旦見直し修正が入ってくる。
「天王星」は鋭く素早い天体なので、その変化にすぐに対応できない人も出てきます。
そこで「海王星」が救いの役割を果たすわけで。
でもこの救いも依存性を伴うので、そこにどっぷり浸かっちゃうと無法地帯になってしまう。
そこまでくると「冥王星」で一旦「無」に戻すというか。
「歴史」を学ぶと、ほんとにこの占星術的な流れの繰り返しだなと感じます。
話が大分逸れてしまいましたが、「水星金星コンジャンクション」もちの人は、コミュニケーションが一見得意そうでも、実はストレスも受けやすい、という記事でした。