今回の旅行先に持参した本はこれ。




「ハーモニクス」について、どんなものなのか概要は理解してきている気がするんですが、実際の自分のチャートと照らし合わせて、「点と点がつながった!」というスッキリ感にはまだ辿り着いていないです。

なので、時間がある旅行中の夜にでも読み返してみようと思いました。


こちらの本には「第7調波」の象意として、「夢」「理想像」「芸術的才能」とあります。


私は第7調波にコンジャンクションとなる「発芽天体」はありません。


(2024年2月5日訂正:太陽土星の発芽天体ありました。)


もちろん発芽天体だけでなくアスペクトやネイタルチャートとの関係性を見ることを前提としてあえて書きますが、この「発芽天体」の有無の違いが、自分のチャートだけみてるとやっぱりよく理解できないのです。

なかなかうまく落とし込めない。


「まずは自分のチャートを読み込んでいく」


占星術の理解を深めるためにはそうした方がいいのは経験上分かっていましたが、試しに友人のチャートと比較したみたところ、その違いが見えてきたような気がしたので記録しておきます。



金星の年齢域、大きな影響を私に与えた友人がいます。

この友人との出会いがなければ、私自身、今とは全く違う人生を歩んでいたかもしれません。


今になって思えば、主に金星が表すような、「感性」「好み」「趣味」において、この友人との時間を過ごす中で、今の自分のベースが固まっていったように感じます。


私が「望みながらも得ることが難しい才能」

この友人はそんなものをたくさん持っています。


絵を描くことやデザインすること。

ものづくりの際のセンスと器用さ。

チャートルーラーである「金星」が5ハウスにあり、自分の世界を表現して楽しむ姿がそのまま友人のキャラクターと重なります。


そんな友人。

第7調波図をみてみると、「水星」と「金星」の発芽天体がありました。

オーブは「0.1」とかなりタイトです。


「水星」と「金星」の発芽天体について、今回取り上げた神谷充彦先生の書籍には次のようにあります。


「多彩な表現力を与える発芽天体」

「洗練された美的感覚」

「対人能力」

「関心のアンテナをさまざまに張り巡らせて楽しみを探すことが得意な『趣味人』」


上記について、ああ友人そのままだなぁと本当に思いました。

第7調波図なので、「夢」「理想像」「芸術的才能」としてこれらの資質が友人に表れていると感じます。


もともとネイタルチャートで、51.428度のセプタイルのマイナーアスペクトをもつ友人。

マイナーアスペクトをどこまでみるかは難しいなと思うのですが、調波図をみると現実としてしっかり表れているなと感じました。


とある占星術家が、「マイナーアスペクトを知ってしまうと無視することは難しくなる」と以前お話しされていたんですが、ああ、こういうことかな、と腑に落ちた感じもします。


友人の場合はこの発芽天体となっている「金星」はチャートルーラーであることや、「地のグランドトライン」の一角でもあることから、「感性を活かしたものづくり」や「自己表現」として表れているかんじがします。


「水星」は2ハウスルーラーであり、5ハウスでインターセプトしているサインのルーラーでもあります。

趣味としての創作活動をお金に変換させているんですよね。

ネイタルチャートだけ読み込んでいっても同じようによめると思いますが、ハーモニクスを合わせることで、やっぱり信憑性が出てきます。

答え合わせをしているようなかんじかも。


余談ですが、友人の「水星」「金星」のタイトな発芽天体には、オーブは広めですが「天王星」もコンジャンクションしています。

この天王星はMCルーラーでもあり、ネイタルチャートでは「太陽」と「天王星」はスクエアになっています。

「独自の感性や表現の人」なんだよなーと、占星術のフィルターを通すことで再確認しています。


そして、この友人の発芽天体の度数は、私のネイタル「木星」とコンジャンクションになるんですよ。

これは第7調波図を確認しなければ全く気づかなかったことですが、友人のセンスや表現方法に対して私が好意的に感じるのは自分の「木星」が影響しているのかもしれません。


また、友人の「太陽天王星スクエア」の部分に振り回されることがないかといえば嘘になるんですが、それでもこの友人に対して根本的に嫌になることはなく、やっぱりすごいなぁと感じてしまうのは、自分の「木星」が好意的に捉えているからなのかも。


まだまだ深く理解しているとはいえませんが、ハーモニクス、調べていくとおもしろそうだなと思いました。