自分自身や家族に「火星と土星」のアスペクトをもつ人がいないせいか、あんまり意識したことがなかったのですが、まついなつきさんの「トナカイお店日記。」を読んでいて、ちょっとこのアスペクトが気になり始めました。
もちろん他の星の影響もあることを前提に「火星」と「土星」の関係性だけみると、やる気を制限だったり、計画的な行動を求められたりといった意味合いがありそうです。
「アクセルとブレーキを同時に踏んで空回りしちゃってる状態」なんて表現されている先生もいました。
冒頭にも書いたように、私自身、ネイタルにこのアスペクトはありません。
でも、トランジットではこのアスペクトが形成されている時期があったはずだよなーと思い、振り返ってみました。
▪️N火星 T土星 コンジャンクション
20代後半に差し掛かった時期になりますね。
今後の自分の人生を真面目に考え始めるも、なんだか上手くいかない日々。
私は写真が趣味でもあったりするので、過去検証をする時にこれがまた役に立っていますが、この頃の時期の写真を見ると、なぜか自宅や近所の「空」ばかりを撮影しています。
なんか鬱屈した気分にでもなっていたんでしょうか。
この土星が抜けたあとは、海外旅行に行ってきますね。
海が綺麗な場所。
なんか自分の「火星」が自由に動けるようになったんだなーと写真からは感じました。
でも正直「こんな事があった!」と明確に覚えていないのが、無意識に発動するコンジャンクション故なのかもしれません。
▪️N火星 T土星 スクエア
これは時期をみて、このアスペクトそのままで、すげっ!と思いました。
夫とお付き合いしていた時期なんですが、N火星にT土星がオーブ1度でスクエアになるちょうどその時に、とある衝撃的なことが発覚しまして。
ただ、現夫絡みの問題なので、私がどうのこうのできることではなかったんですよ。
だけど夫の選択によっては私にも大きく影響してくる内容。
本当は自分で火星を使ってどうにか解決したいのに、その行動自体を土星に制限をかけられている状態でした。
T土星の影響を受けていたのが、ここから
約1ヶ月なんですが、悶々と過ごす日々。
目の前のトラブルに対して、自分じゃどうしようもできない状況ってなかなか辛いです。
私の火星は柔軟宮の双子なので、変化が大きい状況においてはほんとはいろいろ手を打って試してみたいんです。
でも土星のストッパーがあって動けない。
余談ですが、T土星はこの時期、夫のN火星とセクスタイル、N水星とコンジャンクションだったので、夫自身への影響としては、慎重な判断力や無謀を避け堅実に行動することとして表れていたんじゃないかと思います。
このT土星と私のN火星のスクエアのオーブが1度以上で離れたタイミングで、この問題がひとまず進展しました。
根本的な解決にはまだ時間を要しましたが、「私が何も動けない」という状況からは脱却したんです。
ちょうどアスペクトが外れたタイミングで、夫と2泊で温泉に行ってました。
N火星へのT土星の影響が外れると、私は旅行したくなるのかも。
▪️N火星 T土星 オポジション
これも時期を見て、ああ!と頷けるタイミングでした。
このタイミング以前に、仕事についてこれからのことを色々と考えていた頃になります。
とにかく当時の上司と考え方や価値観が合わなくて毎日仕事に行くのがしんどかった。
この案件はT冥王星の影響が大きいと思うんですが、話が広がりすぎちゃうので、ひとまずおいておきます。
ちょうどN火星にT土星がオポジションになった時、私は今までのキャリアを捨て、新しいことにチャレンジしたい気持ちがムクムク湧き始めていたんですね。
今思えば現状から逃げ出したかったようにも思います。
でも、そのチャレンジをするには一旦今の仕事をやめなければ難しい。
学ぶのにまとまった時間が必要だったので。
なんですが、私が仕事を辞めるという事は、保育園に楽しく通っている娘が退園することにつながります。
それは避けたかったんですね。
子供の環境を変えたくなかった。
結果、私は不満ながらも仕事を続けることを選びました。
まとまった時間は取れないけれど、制限がある中で頑張ろうと思ったんです。
その後、N火星とT土星のオポジションは外れていきましたが、私が考えていたチャレンジは身を結びませんでした。
やっぱり仕事の片手間レベルでできる事じゃなかったんですね。
でもこれらが全てが無駄になったといえばそうでもなくて。
やっぱりオポジションなので、次の行動につながります。
土星の制限を受けながらも火星を意識することを経験したせいか、「火星」が自由になった時、すごく身軽さを感じました。
「チャレンジしだけどダメだった」けど、自分は思ったよりショックを受けていない。
新しいことに挑戦することって勇気のいることだし、失敗したらどうしようという不安が強くて、行動する前から躊躇してしまうことがそれ以前の私ならあったけど、いざ失敗してみても、このくらいのメンタルを維持できるのなら大丈夫かもしれない。
なんでしょうか、「失敗」への耐性がついたというか。
そうすると、「火星」を発揮する機会が必然と増えていきます。
このN火星T土星オポジションの数ヶ月後、私は現職につながる仕事の打診を受けました。
ちなみにT天王星は10ハウス運行中、打診を受けたあたりでT金星がMCにコンジャンクションしています。
もちろんこれ以外にいろんな星の配置があったと思いますが、今回は火星と土星の検証なので、そこは省略しますね。
実感としては「スクエア」が、一番しんどかったですね。
八方塞がりというか、次の手が見えないというか。
ネイタルでこのアスペクトがある場合は、本人の中で何度も意識している部分でしょうからまた違うと思いますが、トランジットで時折受ける影響としてはやっぱりわかるもんだなーと思いました。
影響としてはせいぜい1ヶ月くらいだと思いますが、この時期はちょっと意識したほうがいいかもしれません。
現在T土星は魚座を運行中なので、また来年の春くらいにはN火星に対してスクエアになります。
この時はアセンダントーT冥王星オポジションの影響をバリバリ受けている頃。
冥王星逆行に入っているのでかなり影響は長引きそう。
さらにもうちょっとみてみたら、N太陽にT天王星がスクエアにもなっています。
ちょっとこれはどう出るか楽しみ、と不安よりも占星術的な興味が先立ってしまいます。
この辺りは自分の火星双子ー海王星射手オポジションが効いている気もします。
知的好奇心と、未知のものに憧れを見出すかんじでしょうか。
また検証の途中で気づいた、N火星とT土星のアスペクト解消後の旅行。
「オポジション」の時も行ってました。
ただ、夫と結婚してからはしょっちゅうどこかに行っているので、星との関連性は正直よくわかりません。
でも、逆に次回のN火星T土星スクエア後、あえて「旅」を設定しておくのもありだなと思いました。