かつての「友人」を考えた時に、「双子」に太陽をもつ方が多いことには、自分でも気づいています。
「双子」の軽快さは、私にとって心地いい。
これは自分の太陽が同じく風のエレメントだったり、火星が双子サインであるせいだろうな、と思っていました。
なんですが、数名いる双子さんのうち、生年月日が同日の方のホロスコープを見ていると、「金星」が私のアセンダントにコンジャンクションしていることに気づきました。
このパターン、知ってる。
そう思い、さらにもう1名思い当たる双子さんのチャートを確認したところ、記憶は正しかったようで、やはり「金星」が私のアセンダントにコンジャンクションしていました。
私のアセンダントにコンジャンクションする金星を持つ人が身近に3名いたというわけです。
ちなみにこの3名。
私の人生の全く違う場面で縁が繋がった方達なので、それぞれは全く面識はありません。
これは、アセンダントの雰囲気や無意識の行動パターンで、私がそれぞれの「金星」を惹きつけているのでしょうか。
あくまで反応するのは「動」である天体側だとしたらそうなります。
私自身も、この方達と一緒に過ごすことは楽しかったです。
金星の年齢域〜太陽の年齢域の前半、サターンリターン前くらいの時期の、思い出すとキラキラしていて、でもちょっと恥ずかしさもあるような頃とリンクするような友人達。
ただ、自分の内面や悩みなど深い部分を話す関係性ではなかったように思います。
これは金星の調和を図ろうとする力のせいかもしれません。
深入りする事で、関係性のバランスが崩れる事を恐れる感覚。
人間関係を上手くやろうとしたら、本音と建前の使い分けが必要です。
アセンダントではなくグイグイ押してくる「火星」や照らしてくれる「太陽」、保護してくれる「木星」、くっついていたい「月」など、他の天体と金星のコンジャンクションであれば、また違った作用が生まれると思います。
金星がデトリメントになる「牡羊」は、こういったバランス感覚はやっぱり苦手です。
でもデトリメントならではの金星の使い方でいいんだと思います。
「腹を割って仲良くなる」じゃないけれど、牡羊は本音で接し、喧嘩なんかもありながら、調和を図っていく印象。
天秤のようにスマートではない分、万人に通用するとは限らないんですけどね。
「金星」はなんだか刹那的な感じがします。
楽しみや喜びは一時的なものだからこそ、より一層魅力的に感じるのかもしれない。
毎日「ごちそう」なら、それはすでに「ごちそう」にはならないのと一緒。
「金星」がつなぐ友人関係も、ずっと一緒にいる事で、それが当たり前になってしまうと「金星」のサインにもよると思いますが、感度は鈍ってきてしまうのかもしれません。
特に友人達は太陽水星コンジャンクションで双子サイン。
私は火星が双子。
新鮮な風を取り入れたくなるのかも。
逆に金星がデトリメントの蠍サインの場合、アンテナは狭く深くなのかもしれません。
飽きない。
むしろ凝りたい。
そして時には「執着」につながる場合もあります。
金星の年齢的の頃って、自分の好みが固まってくる時期かもしれませんが、そこに行き着くまでには色々試した気がします。
自分の金星を喜ばせたい。
私は木星を頂点とする月金星のTスクエアもちのせいか、自分のアンテナに少しでも引っかかると、とにかくなんでも取り入れようとしていました。
お金もたくさん使いました。
今なら絶対しないお金の使い方。
金星の年齢的は、「自分の楽しみ」の為にやっぱりお金を使いがちでしたね。
牡牛的な所有欲も強かったかも。
太陽の年齢域に入ると、「この先の自分」というものに対してお金を投資する意識が出てきたように思います。
もちろんこれは「私の場合」という個人的な話ですが、天体の持つ意味を考えると万人に当てはまる話なのかなとも思います。
私のアセンダントに金星をのせてくるそれぞれの人達。
SNSの投稿に私がたまに反応すると返してくれたり、律儀に毎年年賀状をくれたりと、双子というのは「飽きっぽい」なんて言われがちだけど、一旦繋がったものを自ら切ることはしないのかななんて感じさせます。
今は使っていない回路も、すぐに使える状態にしておきたいのかもしれません。
この辺りは柔軟宮。
白黒あえてつけないんだと思います。
水のエレメントが強い人からしたら、その辺りは調子良く見えるかも。
私はといえば。
それぞれの人の「金星」を刺激するような行動を自ら起こした時、また楽しい関係が作れるのではないかと思っています。
タイミングは来年あたり、私の11ハウスにT木星双子が入る頃でしょうかね。
ちょっと楽しみになってきました。