受講した講座の動画にて改めて「リリス」について考えています。


このブログでも取り上げたことがあると思いますが、私の「リリス」に対して、夫の「月」がオーブ1度でコンジャンクションしています。


リリスは「悪縁」なんていわれることもあり、相性においてあんまり前向きに表現されることがないですが、ここに「月」「金星」「太陽」「火星」あたりが絡むとどうしても天体をもつ側が惹かれてしまうようなところがあるようです。


特にコンジャンクションとオポジションにおいてその傾向は強いとか。


夫の場合、ネイタルが「太陽ー月オポジション」なので、私のリリスは夫の月にコンジャンクションと太陽にオポジションが同時に成立します。


「月側」が、「リリス側」の人の前では、感情を隠すことなく自由に表現したくなるそうです。

これはいい面ももちろんありますが、月は不安定な部分で無意識の欲求でもありますので、わがままとしてうつることもあります。


ただ、「惹かれる」ということと、「関係性が深まる」「関係が長続きする」ということは、また別なのかなと感じます。


夫との関係が維持されているのは、おそらく「土星」が絡んでいることも理由の一つかもしれません。



友人知人など、身近な人のチャートから、自分の天体にリリスがコンジャンクション、もしくはオポジションになる人をピックアップしてみたところ、2人いました。


2人とも私の「月ー金星オポジション」の月側に対してリリスがあります。


2人とも女性ですか、「容姿」や「雰囲気」に対して私が惹かれるようなところは確かにあります。

感情表現については分からないけれど、「月」が表すようなプライベートな部分を話すことができる関係性でもあります。



講座によると「リリス」は万人が魅力を感じる部分というよりも、そこに絡む天体を持つ人だけがわかる「魅力」としてうつりがちとのことです。


実際、この二人が一般的な感覚で魅力的な容貌をしているかというと、ちょっとわからないです。


二人とも着飾るタイプではなく、素朴さや透明感を感じさせるタイプ。

これも、私が個人的な感覚でそう思っているだけかもしれないし、やっぱり万人受けするのかといえば違う気もします。


リリスに金星が絡むと、「金星側」が好き!となりやすいそうです。


でもというか、やっぱりというか、シナストリーで見た時に、リリス以外の天体もガッツリ絡んでいます。


一人はネイタルが「太陽リリスコンジャンクション」なので、私の月と相手の太陽がコンジャンクションとなりますし、もう一人は私のアセンダントに相手の金星がコンジャンクション、私の太陽に相手の土星がオポジション、影響力はわかりませんが、私のリリスに対して相手のノード軸が絡みます。


リリス抜きに考えても、占星術的にはそれなりに縁のありそうな2人です。


なので「リリス」だけを取り上げて、「縁が深い」と読むのはあくまで私が知ってる範囲においては違うのかな、と思いました。


ちなみに講座であった先生独自のリリスの解釈が面白かったです。


自分の「リリス」のあるサインやハウスのことは、周囲から見た時に「優れている点」としてうつりやすいけれど、そのことについて褒められたり評価されたりすると、「居心地の悪さ」を感じやすいとのこと。

素直に賞賛を受け取れず、「イヤイヤ、そんなことないです」と思いがちだとか。


自分はどうかな?と思った時、その傾向は確かにあるかな、と思いました。


私の場合、牡羊、9ハウスのリリスのせいか、

「専門的な知識」について詳しい、分からないことは私に聞けば教えてくれる、なんて思われがちなところがあります。

牡羊なので、自信があるように見えるのかもしれません。


実際、聞かれれば答えられることも多いし、分からなくても調べるなどして答えようとする努力をします。

牡羊の負けず嫌いの部分が出るのか「わかりません」で終わりたくないんですね。


だけど、「博識か?」と言われたら全くで、そんなの調べたらわかることだし、それを相手にわかるように水星を使って伝えているだけ。



このブログにしても、占星術の知識的なことに関しては専門書なり、著名な先生の記事や講座には敵わないんだから、「私にしか書けないこと」という視点をできるだけ意識しています。

でもこの「得意なことは得意な人に任せる」ということは、逆に自分の専門性を際立たせるとこにもなるので、やっぱりリリスは出ているのかもしれません。


そして、そこが評価されることもあるし、おそらく私のリリスに太陽や金星を絡めてくる人がいたら、魅力に感じてくれたり、尊敬してくれるかもしれません。

そもそも私のリリスに絡むということは、私の9ハウスに天体を入れてくる人の可能性が高いわけで、そうなるとそこにスポットライトが当たります。


一方、特に私のリリスに天体が絡まない人から見たら、「まぁ認めるけど、でもねぇ…。」的なかんじになるかもしれません。


このブログでいえば、「偉そうに言ってるけど、そんなの個人的な感覚でしょ。」なんて思われる可能性もあるかも。



ちなみに娘のリリスをみたら、牡牛サインで1ハウス。

食べ物の食感や服の素材へのこだわりが強かったり、匂い、音などに敏感です。身体に対する違和感を察知する能力。

これ、「違和感=生命の危機」となるような環境ではすごく大事な能力ですが、現代社会では過敏すぎることによる弊害も多いです。


リリスは、優れていたとしても、大っぴらにすると叩かれる可能性もある部分なので難しいんですが、娘のリリスには「木星」がコンジャンクションしています。

そのこだわりや違和感を隠しておくことができないわけです。


これ、けっこうめんどくさがられる案件です。

「感覚過敏」な人が身近にいる方はわかると思います。


でも、たとえば「仕事」として活用しようと思ったら可能性も広がります。

あえて木星なので、「隠そうとしない」ことで活かすこともできそうですし、牡牛リリスの欲求が食や肉体的な快楽に出ると、不摂生により体を壊すかもしれません。


リリスに関しては「相性」で語られることが多いけど、それ以外にも見るべきポイントはありそうです。