とある後輩が入社したばかりの頃のことです。

自分の考えをまとめたり、発言することが苦手なんだろうな、と思わせる部分が目につきました。


最初は緊張があることも踏まえた上で、気軽に答えられるような内容の話をふってみても、言葉に詰まってしまったり。


もちろん仕事の関係性なので馴れ合いを求めているわけではないんですが、業務に関するやり取りさえも困難を感じる状況だったのです。


下手に話しかけない方がいいのかな、と距離をとってみたり。


でも、自分から質問してくる様子もなく、進めなければならない案件が宙ぶらりんになって後々フォローが必要になることもありました。


ただ仕事面ではそんなかんじの後輩でしたが、休憩中に同僚と話す時は、「むしろおしゃべりなぐらいらしい」と耳にしたんです。


やっぱり自分の好きなことなら話せるのかな。

異なる世代の人とは今まであまり話したことがなかったのかな。


なんて考え、しばらく様子を見ているとやっぱり慣れてきたようで自分の意見を段々と口にするようになってきました。


また、仕事全体をみても、細部まで気が回るようになり、短期間での成長を感じるようになりました。



こちらの後輩、最近出生年月日を知る機会があったので、ちょっとチャートを拝見しました。


水星を頂点に、金星と火星のタイトなセクスタイルがあります。

ここだけ見ると、話すことが苦手なタイプには思えないし、趣味など好きなことに対して饒舌になるのもわかります。


ただ、水星には一方で「土星天王星コンジャンクション」がやはりタイトにスクエアとなっています。


ちなみに土星天王星のコンジャンクションは世代共通のアスペクトなので、今回は個人天体にタイトにアスペクトしているということで影響を考えています。


おそらく入社したばかりの後輩にとって、「水星」「金星」「火星」のセクスタイルはソフトアスペクトということもあり、趣味など楽しいことに対するおしゃべりとしてリラックスしている休憩中などに使えていたんだと思います。


ただ、「仕事」、しかも慣れていないとなると緊張します。

責任感の「土星」

右に倣えではなく、自分の考えを持つという意味での「天王星」


私が、仕事として後輩に意見を求めることは、

土星天王星のコンジャンクションの水星へのスクエアとして感じていたんじゃないかと思ったんです。


後輩にしてみれば、


そんなこと急に聞かれてもわかんない。

変なこと口にしてしまったらどうしよう。

自分の考えって?

なにかオリジナリティのある事言わなきゃならないの?


というかんじでしょうか。


スクエアが葛藤として表れている状態です。


でもそういった戸惑いや失敗を繰り返すことで、だんだんとスクエアを良いほうに使うことができるようになります。


自分のダメな部分、失敗しやすい部分としてどうしても意識せざるを得ないから悩む。


そのことについて逃げないで、乗り越えようとした時、プラスに転換できる可能性も持ってます。



後輩、仕事の全容を理解するようになった今、しっかりと自分の考えを口にできるようになってきました。


その中には独自の視点があったりと、伸び代をすごく感じさせます。


これ、重圧でしかなかった土星の「責任感」や「ルール」「義務」を受け入れた上で、さらに殻を破ろうと自分の個性を発揮しようとしている段階なのかなと思います。


おそらく今は、求められるものの中で自分の力を発揮しようと頑張っていますが、この先長い目で見た時、現状に対して「おかしい」と思うことにしっかり意見するといった部分も出てくるのではないかと思っています。

これ、天王星です。


そして、そういった意見を主張していくことは、発言に責任が求められます。

ここは土星ですね。

また変化させたものを再度固め維持していくことにも土星は必要になってきます。



「土星天王星コンジャンクション」世代。

既存のルールを変えていくのに大きな力を発揮していくんじゃないかと思います。


「水瓶座冥王星時代」なんていわれますが、水瓶って「天王星」が支配星だけど、「土星」が副支配星なんです。

この世代とすごく相性が良さそうです。


年齢的なことを考えると、これからの社会を作っていく中で、大きな影響力をもつ世代になるのかな、なんて思いました。